#5円ください 障害者には最低賃金がない⁉賃金を正当な対価に

#5円ください 障害者には最低賃金がない⁉賃金を正当な対価に

支援総額

179,800

目標金額 50,000円

支援者
37人
募集終了日
2020年6月10日

    https://readyfor.jp/projects/33852?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロジェクト本文

終了報告を読む

【障害者には最低賃金が無い!?】障害者の賃金を正当な対価に変えたい
~1工程5円を補償する制度の制定を~ 


⭕️3月19日より、緊急マスク制作支援も障害者施設で始めました。

今回のリターンに加えています。障害者施設の仕事も激減しています。
 

はじめまして。砂長美ん(すなながびん)です。一般社団法人ありがとうショップ代表理事

発達障害者当事者でもあります。


私は全国の障害者施設で作られる製品の企画・販売をする仕事をしています。私自身、読み書き障害がある発達障害当事者で、これまでに12以上の企業をクビになりました。その後、今の仕事を始めてから、東北の震災から、7年になります。



 

◆このプロジェクトきっかけは…◆
 

この仕事をする中で、ずっとおかしいと感じてきたことがあります。それは、障害者の賃金(工賃)があまりに安すぎるということです。そこで、本プロジェクトではこの実情に一石を投じ、現実を変えていくために障害者の作業に対する最低額を補償する制度制定に向けた指針を作りたいと考えています。 
 

障害者就労継続支援事業所では、平成30年度の平均工賃・賃金はB型事業所の工賃が月額平均16118円、A型事業所(雇用契約を結ぶ)が76887円となっています(厚生労働省発表)。また、これはあくまで平均の額であり、実質0円というところも少なくありません。

 

これと比較して、日本の最低賃金は地域によって異なりますが、790~1013円(令和元年10月発効)

厚生労働省発表です。もちろん、一律に比較することはできませんが、実際に障害者施設でのお話を聞いていると、「それはあまりに安すぎる」と感じる場面が往々にしてあります。

 

 


実際にあった例をご紹介します。ある事業所がボールペンを組み立てる作業を企業から依頼されました。組み立てには、5つの工程が必要です。作業に従事しているのは言語でのコミュニケーションが難しい、重度知的障害者ですが、この工程をスムーズに作業することができます。そこではこんなやりとりがありました。
 

事業所職員
「いつもご依頼いただき、ありがとうございます。お仕事をいただけて本当に助かっています!

利用者さんの励みになります。」


企業担当者
「これ、100本お願いできる?いつも通り、全部で100円でいいかな?」

 


事業所職員
「ありがとうございます!100円で大丈夫ですよ。」


 

この金額を工程で考えると、1工程が数銭の作業になってしまいます。このように、一般の取引ではありえないような金額設定で、交渉もなく10年来同じように取引されている、というところは決して少なくないのです。



さらにこの闇を深くしているのが、企業、事業所、両者とも善意の人である場合が多いということです。企業にとっては、障害のある方に仕事を生み出している、良いことをしているという思いがあり、事業所の方でも、利用者さんの作業を確保しながら、安価な労働力を提供することで企業や社会に貢献できていると感じているのです。



しかしこれは本当にWin-Winの関係なのでしょうか?

私は、利用者(障害者当事者)が置き去りになっているように感じています。


「お金の価値がわからないから。」


「使い道がないから。」


「作業があるだけありがたいんじゃないか。」 


 

そんなふうに周囲が勝手に判断していいのでしょうか?当事者は声を上げられません。そのような中で、こういった状況が慣例となっているのです。

 

 

◆現状を変えるために提案したいこと◆

 

そこで私は、時給設定で最低ラインを設けるのではなく、1工程当たりの最低金額を設定することを提案します。1工程の最低金額を5円とすれば、1工程を30秒で行えば時給にすると600円。1分かかっても300円にはなります。障害者が作業する、または働くことへの正当な対価を支払い、その権利を保障することは、彼らの自立にもつながっていくことであり、社会全体にとってメリットになります。

 

 


 

 

 

最後に、障害のある人はお金がほしいなんて思わないんじゃない?と思っている方へ。先日ある障害者施設の職員さん、利用者さんとお話したときのこと。

 

 

施設職員が「うちの施設は、そんなに工賃欲しい方は来ないんです。」というので、隣にいた利用者の方に、「今より2万円お給料上がったら、何をしたいですか?」と聞いてみました。

 

利用者(障害者当事者)さんは「美味しい物が食べたい。中華が食べたい。」と。

 

中華の何を食べたいのかを伺うと、エビチリが食べたいと言うので、私は「エビチリは中華の中でも少し高いですからね。」とお答えしました。

すると、利用者さんはこう言ったのです。



「いつも母にご馳走してもらってるから。」


 

 

 

働く事の意義は、お金だけじゃない。だけど、エビチリを、自分の稼いだお金で、誰に遠慮もせず食べられたら。その言葉に尽きると思います。同じ人間で、仕事をして、給料向上を求めない人は、あまり居ないでしょう。そういう人として当たり前の権利を障害があるからと言って保障されないのはおかしいと思うのです。

 

 

◆このプロジェクトの目標

 

障害者の賃金(工賃)を正当な対価に。「1工程当たりの最低金額5円以上」の制度の制定に向けて、

5000名の署名を、厚生労働大臣と国会の障がい者所得倍増議連に届けることを目標としています。

 

!署名サイトはこちら 
→ change.org ゼロ円から出来るシェア応援。
5円ください 署名活動


 

また、この活動の認知を広めることと、活動費捻出(リターンに使用)を目的として、キーホルダーを作成します。新宿の障害者施設にデザインを、制作を横浜市のB型障害者施設カラー YMK株式会社 でお願いしました。(もちろんお仕事として)。

署名へのご協力とクラウドファンディングへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
 

5円ください。キーホルダ販売中!

 

 

◆支援費の使い道


〇マスク製造販売障害者施設製造、販売場所、ロジスティクス支援

〇署名活動紙チラシ印刷、デザイン費用

〇送料、諸費用

〇署名活動支援者の4カ月間の交通費、活動費、光熱費

〇キーホルダーの製造費用と送付する障害者施設への工賃

〇リターン費用送付作業に対する障害者施設への工賃

 

 

◆無料でお力添えいただけるご支援として

 

署名チラシを置いていただける場所や、イベントへお声がけいただけるとうれしいです!

無料で送付いたします。(集まった署名は着払いで返送お願いします。)

 

連絡先:ありがとうショップ  LINE: 090-8454-2409

東京都渋谷区代々木3-1-16 MAIL: bin.sunanaga@gmail.com


※参考記事
・Challenge LAB
https://challenge.persol-group.co.jp/lab/fundamental/recruit/recruit008/
・LITALICO仕事ナビ
https://snabi.jp/article/222
・厚生労働省 平成30年度工賃(賃金)の実績について
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000571834.pdf

〇厚生労働省 地域別最低賃金

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/
 
 

■応援企業

ヴァルトジャパン株式会社 https://www.valt-japan.com

株式会社 ドルフィン・エイド社会福祉法人 http://www.dolphinaid.jp/corporate.html

ドルフィン福祉会学校法人福嶋学園

株式会社Mind One 

株式会社ミンナのミカタぐるーぷ https://minnanomikata.com/

一般社団法人 ありがとうショップ   http://arigatoshop.jp/

株式会社Jastter http://www.jastter.com/company/
ABC講師情報センター

株式会社あしか http://ashica.net/
株式会社果実工房,https://kajitsukobo.co.jp/ 
NPOアロンアロン http://www.alon-alon.org/

株式会社シナジーエンタープライズ http://synergy-gr.com/

株式会社リンクライン http://www.linkline.co.jp/
NPO法人琹  ,NPO法人まことhttp://iihatarakuba.fvp.co.jp/report_1600/detail16/
株式会社やんばるライフhttps://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/shogaifukushi/old/21099.html
(株)まちふく machifuku.jp

順不同 
 

 

 

◆砂長美ん(すなながびん)プロフィール◆
 

一般社団法人 ありがとうショップ 代表理事。
茨城県出身、東京都在住。

読み書き障害当事者。ロンドン芸術大学在学中に、教授より障害(ディスレクシア(LD(学習障害)の一つで、知的に問題はないものの読み書きが困難な症状)を指摘される。
帰国後、外資系企業等に就職するも12回の解雇・転職を余儀なくされる。その後障害者のビジネスコンテストで準優勝したことをきっかけに起業。その経緯がドキュメンタリー映画「DX(ディスレクシア)な日々」(2012年)となる。

現在は、全国4万件あるという障害者就労施設の商品をお城、博物館、道の駅などの観光地で販売。また国会議員会館売店(衆議院・参議院、4店舗)でも新しい付加価値をつけて販売するスタイルを確立している。

ぜんち共済(株) 、VALT JAPAN(株) 、(株)リンクライン 三社の宣伝顧問。著者に「障がい福祉の学ぶ働く暮らすを変えた5人のビジネス」「企業と障がい福祉5人のSDGs的働き方改革」がある。
 

 

・プロジェクトの終了要項

 

運営期間

2020322から2020622

 

運営場所

東京都渋谷区代々木3-1-16

 

運営主体

一般社団法人 ありがとうショップ

 

運営内容詳細

5円ください。「1工程最低賃金5円以上」

補償する指針の制定に向けての活動資金を集める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/33852?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

プロフィール

発達障がい当事者 茨城県出身東京都在住  国会議員会館内、初めて障がい者施設商品販売 ありがとうショップ経営 ヘアメイク事務所 経営

あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!

    https://readyfor.jp/projects/33852?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note

リターン

1,000


黒目ネコちゃん キーホルダー 1個

黒目ネコちゃん キーホルダー 1個

キーホルダー一個
送料込みです。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

1,000


黄色の目の猫ちゃん一個

黄色の目の猫ちゃん一個

キーホルダー一個
送料込みです。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

1,000


黒目ネコちゃん キーホルダー 1個

黒目ネコちゃん キーホルダー 1個

キーホルダー一個
送料込みです。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年9月

1,000


黄色の目の猫ちゃん一個

黄色の目の猫ちゃん一個

キーホルダー一個
送料込みです。

申込数
1
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月
1 ~ 1/ 14

プロフィール

発達障がい当事者 茨城県出身東京都在住  国会議員会館内、初めて障がい者施設商品販売 ありがとうショップ経営 ヘアメイク事務所 経営

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る