2011年3月11日。

 

この日の地震をきっかけに、様々なものが変わってしまいました。

福島県南相馬市小高区。

この地域は、2011年のあの日から昨年2016年の7月12日まで、避難指示区域として

住むことが許可されていませんでした。

 

 

地震、津波、だけではなく、その後の原発事故。

目に見えないモノを相手に、自分の住んでいた家から離れて暮らさざるを得ない状況が続きました。

 

一時帰宅を許され、数日小高に帰り、自分の家を掃除したり、

修復したりしながら、「いつか、ここに帰るんだ」という想いで

過ごしてきた方々がたくさんいます。

 

時が止まってしまった、、、時が止まりかけた街に

吐息のような息を続けさせながら、

ずっとずっとここに帰ることを信じ続けて来た人々がいます。

 

それは「生まれ育った街だから」というだけの想いでは

片付かない気持ちで。

 

けれど実際にこの街を守り続けた人々は。。。

 

小高の駅前に、小さな花壇を作り、花を植え続け

蚕を飼い繭を紡ぎ、タペストリーにして

うちで作った煮物を近くのお家に持って行って

お日様浴びながらお茶を飲み、

誰もいなくなった街で、楽器を弾き放題だ!と音楽を奏で、

お客がこなくても23時まで灯りを消さずにお店を営業し、

初めて街を訪れた人々を温かく迎え入れれてくれて

クリスマスシーズンには街をイルミネーションで彩る。。。

 

 

 

 

 

 

 

http://www.pref-f-svc.org/archives/9457

 

日々を、愛しみながら

生きていることを全身で感じながら

この街に暮らすことに、誇りをもちながら、

 

小高の街に、ゆっくりと、ゆっくりと、人が

集まり始めていきました。

 

 

第一原発から20キロ圏内。

 

それは、数のことです。

そこに、なにがあるのか、目には見えません。

肌も感じないし、匂いも、味もしません。

 

 

この小高という街には、

古い歴史があり、

文化財としての野馬追い神事があり、

美しい空が広がっているということ。

 

そしてここにくると、なんだか

とっても安らぐ、のです。

 

 

人間の波長がちょうど、フラットになるような感覚。

 

不思議な街でした。

 

トモプロは今まで2回、南相馬市の中心部、原町区という

市役所の近くで公演を行ってきました。

 

けれど、今回、市の中心部から南へ約10キロ

小高区の「浮舟会館」で公演を行うと決めたのには、

理由がありました。

 

 

この春から、6年ぶりに再開される、小高小学校。

これまで閉校されて、南相馬市内の仮設の小学校で勉強していた子たちが

自分の街に帰って学校に行けるのです。

 

当たり前の、こと。

自分の家から、小学校に通う。

 

その当たり前のことが、この春から再開される。

当時1年生だった子は、もう中学生でしょう。

なので「思い出の小学校」と言える子はいないはずです。

もしかしたら、初めて行く小学校という認識かもしれません。

けれど大人の6年は、つい先日の出来事。

やっと再開される小学校。

子供達が帰ってくる街。

当たり前だった風景が、もう一度戻ってくる。

前と同じ景色にはならないでしょうが、

待ち続けた子供の声、子供の走る姿、ランドセル、帰り道。

その姿は、何物にも変えられず、

きっと、愛しく感じるはずです。

 

トモプロの歌声、踊る姿、笑顔。。。

 

私たちが届けているものは、子供達の当たり前の姿です。

がんばって、仲間を思いやって、

先生を信じて、お母さんお父さんを喜ばせたい。。。

そんな子供らしい当たり前の姿が、なによりも、

大人たちに勇気と元気をくれる瞬間を

震災後、たくさん見てきました。

 

なので、今回、トモプロは、小高で公演をしようと決めました。

 

キラキラの笑顔が、なによりもの、元気に変わる。

 

 

小高に、狼煙のように「みんなのうた」を響かせて

「いざ!冒険の旅へ」を踊り

「きみのこえ」を熱く歌い放ち

「WISH TREE」で、小高に眠っている龍を呼び覚まします。

 

 

 

震災後、動きだすことのなかった、小高の龍。

小高に伝わる「大蛇伝説」の大事な龍を、

今回、トモプロのステージで再始動させていただきます。

 

そのための1曲が「WISH TREE」

希望のうた。

 

小さな希望が重なり合って、動き始める。

動き始める龍は、小高の大きな空に昇り、

当たり前の生活を始める小高を、見守ります。

 

 

 

うたとダンス。

何ができるのか。

お腹をいっぱいにすることはできないし、

壊れた家を直すこともできない。

ただただ、元気に、声をだして、体を動かして

汗をかいて龍が動く。

 

そこには、何もありません。

 

ただ、嬉しいのです。

 

当たり前の生活が戻ってくることが。

 

 

当たり前にお祭りがあり、

当たり前に小学校に行き、

当たり前に恋をして、

当たり前に仕事をして

当たり前に涙して

当たり前に今日も、頑張る。

 

 

 

今年、そんな場所に、杉組キャストは、民泊し、

肌で、全身で小高を感じて、そして

5月に、セシオン杉並の本公演に臨みます。

 

教科書では教えてくれない、大切なこと。

肌で感じて欲しいと思います。

 

 

蘇る、小高の龍。

 

 

その瞬間を、縁あってトモプロが担わせていただけること

ほんとうに、感謝しています。

 

 

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■南相馬&杉並トモダチプロジェクト

春の小高公演2017  

SHOW CASE vol.2

LITTELE STAR in ODAKA

~キラキラの笑顔で「みんなのうた」〜

2017年4月2日(日) @小高 浮舟会館

開場 13:30

開演 14:00(16:00終演予定)

 

料金 大人 1000円 / 子供 500円(小中学生)

*春から小高小学校に通うお子さんはご招待

 

 

 

 

■南相馬&杉並トモダチプロジェクト

第4回本公演音楽劇

「みんなのうた〜Wish Tree〜」

2017年5月3日(水)4日(木)@セシオン杉並

 

初日 5月3日(水) 

開場 18:00   開演18:30 (20:30終演予定)

最終日 5月4日(木) 

開場13:30   開演14:00(16:00終演予定)

 

料金 

前売り 大人 2000円 / 子供 1000円

当日  大人 2500円 / 子供 1500円

 

 

 

トモプロFace Book

https://www.facebook.com/37tomopro/

 

 

 

i-tunes storeトモダチプロジェクト

「みんなのうた/トモダチ盆唄」

「天使のうた」

https://itunes.apple.com/jp/artist/nan-xiang-ma-shan-bing-tomodachipurojekuto/id1066732856

 

 

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