【終了報告】ご支援いただきました皆さまへ
みなさまからご支援いただいた資金は全額、教材の作成及び私たちが支援している5施設(児童養護施設、母子生活支援施設、学習支援拠点)への導入のために使用させていただきました。
•オリジナル教材の作成(修正、改良、監修含む)とデザイン作成、印刷など
施設職員の方からフィードバックをいただきながら、子どもたちが学習を進める上で教科書や市販教材ではつまずきやすい教科・ポイントを克服できるように、新たなオリジナル教材の作成や、既存教材の改良・修正をおこないました。職員の方の負担を軽減し、子どもたちが一人でも学習を進めていけるよう、英語や国語ではタッチペンを活用した音声教材の作成も順次進めています。
<主な作成教材>
*英語:アルファベット、英単語の音声教材
全ての英単語に「文字」「発音(音声)」「日本語(意味)」だけでなく「イラスト(意味)」を紐づけることで、教材を通して自然に身に付けることができる教材を作成。
*国語:漢字、語彙の音声教材
ディスレクシアなどの課題を抱え、漢字や語彙の学習が困難な子どもでも、学習を音声付の文章で進めることができる教材の作成。語彙の教材では、辞書的な定義ではなく平易な関連表現で意味を説明することで、基礎的な語彙が不足している子どもでも自力で意味を理解することができるようになりました。
*算数:3桁の引き算の筆算
市販教材では詳しく解説されておらず、子どもたちがつまずくことの多かった「3桁の引き算」の教材を作成。連続する繰り下がりのフローが2つあることを明示し、徹底したスモールステップで学習することで子どもたちの理解が進むようになりました。
•教材の普及システム構築
直接訪問することが難しい遠方の施設にも支援を届けるため、2024年3月より、オンラインでの教材提供やサポートを試験導入して実際に進めているところです。
また、これまで作成してきた教材やノウハウを共有するためのプラットフォームも構築しており、2025年中には一部ご覧いただくことができるようになる予定です。学習支援における同様の悩みを抱えた全国の子ども支援機関との連携をおこない、ノウハウの普及を進めていきます。
•施設訪問・支援費用の不足分
3keysのスタッフが定期的に施設を訪問するための交通費などに利用させていただきました。
子どもたちに寄り添った支援を届けるためには、教材を作って終わり、普及システムを構築して終わりではありません。今後も子どもたちの抱える困難や施設職員の方からのフィードバックを受けながら、子どもたちに寄り添った支援を届けるため、継続的に支援しながら、必要に応じて新たな支援の仕組みを生み出していきたいと思っております。引き続き、私たちの活動を見守り支えていただけますよう、どうぞよろしくお願い致します。





















