人が人と共に生きる喜びを伝える福祉イベントを開催したい！

障がいも年齢も関係ない！お互の真の優しさと力を感じ合える福祉のイベントを開催したい！

　長野市を中心に活動を続けているHappy Spot Clubは、自主企画イベント『ハピスポひろば』を年に一度開催しています。『ハピスポひろば』は、障がいの有無、年齢、家庭環境の違いを越えてお互いを認め、優しさ、感動、繋がりを感じ合うことができる体感型福祉イベントです。

　今年で５回目となるこのイベントを６月２８日（日）オリンピック競技会場になった長野市ビッグハットで開催します！様々な立場の市民が集まり、日本各地の福祉関係者の方から ご支援いただける様になりつつあるこのイベントの中で、今回は、会場内の会議室を利用し、高齢者とその家族へ向けての介護セミナーに力を入れていく方針です。

なぜ『今』介護セミナー？

みなさんもご存知のように２０１５年４月、介護保険の改正が行われました。

＜特別養護老人ホームの入所基準の厳格化→2015年4月より＞

特別養護老人ホーム（特養）は、現在は要介護1から入所する資格がありますが、これからはより介護の必要性の高い｢要介護3｣以上に限定されます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜要支援者向けサービスを市区町村へ事業移管→2015年4月より＞

介護保険は要介護1～5向けた｢介護給付｣、要支援1～2に向けた｢予防給付｣があります。このうち、要支援者向けの予防給付の訪問介護と通所介護（デイサービス）の二つを切り離し市町村の裁量に任せることなります。

　これらは、社会保障制度の担い手として、政府のみではなく、住民相互の助け合い等も積極的な役割を果たすことを想定しつつ、地域での暮らしを実現していこうとするものです。地域の絆の崩壊や限界集落が多数発生している現在の日本では、実現には相当の努力が必要と思われます。

また、個人の力を超える部分も多いはずです。地域への参加は、地域社会全体で、次のような社会問題の解決が図られるような地域にしていこうという趣旨のようです。

介護セミナーに込める想い

イベント内で介護セミナーを行うことに『今』こだわるのには訳があります。それは、この５年間イベントを通じて集まった沢山の方達の日常に、私たちは、大きな変化を感じているからです。『ハピスポひろば』への参加を通じて集まり始めた仲間達の福祉活動への自主的な動きがその一つです。『何か自分にも出来ることがあるんじゃないか？』　障がいを持つ当事者や、認知症のお年寄りを抱えたご家族が自ら立ち上がり始める姿を、イベント終了後も応援させていただく機会をいただき、『ハピスポひろば』を通じて沢山の方達の心と日常に、大きな変化が起こり始めていると実感しています。

互いを認め感じあう事は、誰にでも共通する幸せの第一歩です。

何かのために、誰かの為に生きる、互いを支え合う。わかっていながらも、実際に目の前に広がる世界では、それが出来ていないのが現実です。人は、人の中で生きてこそ『人』！世の中でおき続けている辛い事件や、争いが少しでも無くなる為にも『今』できることに全力投球すべきだと私たちは考えます。　先に述べた様に、大きな介護保険の改正により地域社会の在り方を考え直す時が来ているのだとしたら、今こそ動き出す時なのではないでしょうか？

介護セミナーとお年寄りの『夢』

介護セミナーには、幾つかの要素と目的を取り入れます！

１、高齢者とそのご家族へ向けての知識の構築
イベント会場会議室にて１０：３０～１５：００まで、高齢者とそのご家族へ向けてセミナーを開催します。

認知症予防、　認知症の基礎知識、元気に年を重ねる為の体づくりの話、家庭でお年寄りを介護する心構え、優しさと思いやりの心を取り入れてセミナーを企画しています！

みなさんもどうぞこの機会を学びの場とし、ご利用ください。