肥大型心筋症の保護猫ちゃんにご支援をお願いいたします

プロジェクトに目を通していただきありがとうございます。

ご支援、励ましのお言葉をくださったみなさま、本当にありがとうございます！

むーちゃん飼い主です。

相変わらず箱にこもっておりますが、今日も元気です。

名付け親の家族が「やっぱり名前が良いから助かったんだよな～」と自慢げですが、動物病院にいくたびに「改名はしないの？」と言われておりますよー・・・。病院での呼び名は「ムテキくん」に落ち着いたようです。

一緒に写っているガウちゃんは一歳年下で、姉弟のようにむーちゃんを慕っています。むーちゃんが入院中は毎晩鳴いて大変でした。

むーちゃんがやってきて1年目の春、フラッと猫がやってきました。捨てようと思って外に出してあった座椅子で昼寝をして、柵ごしにうちの猫たちを眺めて暗くなるとどこかへいってしまう。物ほしそうでもなく、見た目から飼い猫かなと思っていましたが、毎日通いつめて半年もすると我が家の猫たちも存在を意識しなくなっていました。土いじりをしていると近くまで寄ってきたのでよく見ると耳がカットされたさくらねこちゃんでした。もしかして野良なのかと思ってご飯をあげてみましたが食べず、やっぱりご飯をくれる人に出会えたんだな、良かったね。と。そしてうちの子に友達ができた！と喜び、勝手に『モッサ』と名付けました。

ひょんなことから飼育崩壊したお宅からガウちゃんを引き取ることになり、バタバタ期間が過ぎてガウちゃんのお庭デビューの日。柵の外にはモッサが。

外の世界を知らないガウちゃんは興味津々でモッサを見ており、モッサもガウちゃんをしばらく見つめていましたが、リアクションもなく去っていきました。

ある晩、帰宅して部屋の電気をつけると隅に黒い塊が。

よくみるとモッサでした。「え、えっ！？」と驚いて二度見するとなんと口にネズミを咥えているじゃありませんか・・。「ひーーーーっ！？」と絶叫して台所に駆け込み、なぜか同僚に「残業するべきだった！」と謎のLINEを送りまくってから恐る恐る部屋をのぞくとねずみがいません。やだ、逃がした？？？と半狂乱になっている間にモッサは窓からいなくなり、恐怖のあまり親にまで電話をしてしまったのですが、この日からモッサは毎日のようにねずみや鳥やらを運んでくるようになりました。一日に数回も。脱走防止の柵は彼には何の障害にもならず、屋根をつたって二階の窓からも侵入するしまつです。

そしてわかったのが、ねずみは逃がしたのではなく食べちゃっていました。

まさかの丸のみです・・。うちの子たちはモッサがとらえてくる獲物に大盛り上がりでさすがに食べたりはしませんが羨望のまなざしです。ガウちゃんはモッサになついてついて歩きます。飼い主は半分ノイローゼでした。

そんな毎日でしたが、ガウちゃんが一歳を過ぎるとペースが落ちてきました。

今も「アンタもネズミだけじゃなくて人工のご飯も食べなさいよ」と勧めますがやっぱり好きじゃないみたいで、「ネズミ味のフードがあればねぇ」なんて言っておりますが、今日、久しぶりに獲ってきたので書いてみました。

むーちゃんとガウちゃんとモッサは本当に仲良しで、オナガなどの大きい鳥を咥えて息を切らして柵を登ってくるモッサを窓から飛び出して迎える2匹を見ると猫の友情もたいしたものだと感心してしまいます。やめてほしいと思いつつもこの光景をずっと見ていたい願望もあったりします。