READYFOR
クラウドファンディングとははじめるさがす
購入型
成立

「望まない妊娠に悩む女性の相談窓口」を東京で立ち上げたい!

 宗 祥子 にんしんSOS東京

宗 祥子 にんしんSOS東京

「望まない妊娠に悩む女性の相談窓口」を東京で立ち上げたい!

支援総額

3,080,000

目標金額 2,500,000円

支援者
241人
残り
終了しました
プロジェクトは成立しました!
16お気に入り登録16人がお気に入りしています

16お気に入り登録16人がお気に入りしています
2015年09月10日 07:22

子ども虐待の予防という観点

公開から10日を目前に、目標額の1/5(50万円)達成までたどり着きました。
たくさんのご支援、ありがとうございます。
皆様からの支援に励まされると同時に、クラウドファンディングでこうしてたくさんの方から支援を頂くというプロセスを通じ、自分達のコミットメントを確認させられるような毎日を送っています。
皆様からのご支援やメッセージに込められた思いを受け止め、こうしてご支援を頂くということは、既に私たちだけのプロジェクトではなくなっているんだなという気持ちを強めています。
「責任を持ってやり遂げたい」。改めてそう思います。
引き続き、ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


***

【子ども虐待の予防という観点】

はじめまして。「にんしんSOS東京」のプロジェクトメンバー、伊東由宥子と申します。
私は、二十代の頃、社会福祉士として行政に勤め、子ども虐待対策の専門家として、日々「虐待の加害者」とされる親御さんたちと向き合っていました。
現在は、人材開発・組織開発の領域で独立し、リーダーシップやコミュニケーション等「絶対的答えのないテーマ」についての研修を企画・実施させて頂く仕事を主としています。
・・・このようにお伝えすると、「ずいぶんと異なる領域で独立されたんですね」と言われてしまいそうですが、私の中では、どちらの仕事も「子どもたちが愛に満たされ育まれる社会にしたい」という思いに基づいています。
そして、「にんしんSOS東京」での活動に取り組む今も、この思いは同様です。
ここでは、そんな私の思いについて、少しお話させて頂ければと思います。



****


今思うと、学生時代の私は薄っぺらな正義感を抱いていたとなと恥ずかしくなりますが、「子どもを虐待するような酷い親がいるなんて信じられない!そんな大人から、子ども達を守らなければ!!」。そんな思いで社会福祉士の国家資格を取得し、行政で「虐待対策ワーカー」という仕事に就きました。
しかし、現場で出会ったお母さん・お父さんたちは、メディアで報道されるような「加害者」ではありませんでした。
経済的に追い詰められ、必死に働く結果、充分な養育をできなくなっている方。
ご自身が健全に育てられた経験がなく、自分の育児を虐待だと認識できずにいる方。
あるいは、そう認識してしまうと、自分自身が虐待されていたことになるので葛藤を抱えている方。
夫からのDVに心身ともにバランスを崩し、適切な育児ができない方。
様々なケースと向き合ってきたつもりですが、どのケースも、当事者である親御さんが生きてきた背景や、今置かれている状況に耳を傾けると、とてもその人個人を責めるような気持ちにはなれませんでた。
むしろ、加害者とされる大人たちにも、被害者の側面があることを実感したのです。
子どもを虐待する行動そのものは許されるものではないと思いますが、
「生まれた瞬間からどうしようもない人なんて居ない」。
「その人が今の状態にあるのには、何かしらの理由/背景があるものだ」。
そんな感覚が頭の理解を超えて、根強い信念のようになったのは、この仕事のお陰かもしれません。

一方で、虐待レベルの重度なケースは、児童相談所と連携して子どもを保護することもありました。
でも、保護された子ども達が暮らすのは、日本ではほとんどの場合「大舎制施設」と呼ばれる養護施設で、一度保護された子どもが、更生した親元に戻るというのは、とても珍しいことでした。
結果、子ども達の多くは「家庭での何気ない出来事」を経験することなく、更には「自分は親に見捨てられたのかもしれない」という疑念を持って育つことになります。
つまり、子どもを保護すること=解決ではないことを痛感させられました。
こうした状況を目の当たりにするたび、「自分の仕事には本当に意味があるんだろうか?」「本当の意味で、子ども達を救えているんだろうか?」と何度も自問自答していました。
同時に、起こってしまった虐待に対処するよりも、そもそも虐待が起こらないように「予防」することの方が大切ではないのか?予防に重きを置いた活動となると、どんなことができるだろう??・・・そんなことを考えるようになりました。

そんな問からたどり着いた私なりの答えは、とてもシンプルです。
「大人(親御さん)を超えて直接子どもに関わろうとすることそのものが、間違っていたかもしれない」。
つまり、「大人が健全な精神状態でイキイキ生きられる社会」であることが、子ども虐待を予防する上で、更には「子どもたちが愛に満たされ育まれる社会」を実現する上で必要不可欠な土台である、という一つの結論に至ったのです。
以来、私が相談者と関わる際、更には研修等で人と向き合う際、常に頭の片隅に置いているのは「この人(大人)の向こう側に、次世代の人たち(子ども)がいる」という感覚です。
その人に子どもが居るか居ないかなんて関係ありません。
大人である私たちが選択したことは、何年も先に子どもたちが生きる社会に影響を与えます。
職場で上司が部下にどうかかわるかが会社の風土となり、連鎖を引き起こします。
私たち大人が毎日を楽しんで生きていなければ、どうして子ども達が未来を夢見ることができるでしょう。

でも、私たち大人も、かつては子どもでした。
親や周囲の大人、前の世代からの影響を受けての「今」があります。
「もっとこうして欲しかった」「前の世代の人たちのせいで、こんなことになってしまった」。
そんな風に、被害者意識を持つことも少なからずあるのが自然だと思います。
でも、いつまでもそれを続けていては、何も変わりません。
どこかで、誰かが、もつれた紐をほどき、悪い連鎖を断ち切る必要があります。
そして、その機会は、今この瞬間、誰の手にもあるのだと信じています。


 

 

****


にんしんSOS東京の活動でも、相談者となる「望まない妊娠」をした女性たちの多くは、レイプされて妊娠した、親に人身売買を強要されて妊娠したなど、「被害者」の側面を持っています。
そんな彼女たちに、「命を授かったんだから、とにかく産みなさい」なんて、とても言えません。
一方で、どんな経緯で妊娠したにせよ、生まれてくる命は全て尊いものだと信じています。
どちらも心から思うことだからこそ、安易な助言などできませんし、ましてや「正しい答え」など提示できるはずもありません。
言えるのは、絶対的に正しい道などなく、どの道を選択したとしても、その事実を受け止めて生きていかなければならないのはご本人であるということだけ。
だからこそ、彼女たちが起こった出来事を受け入れ、産んで育てるという選択、堕すという選択、産んで誰かに育ててもらうとう選択、様々な可能性と向き合い、納得いくまで悩み、自分で選択することが大切なのだと考えています。
こうしたプロセスを大切にしてこそ、「妊娠したから仕方なく産んだ」という被害者意識のまま子育てをし、その結果、子どもを愛せず苦しむ(場合によっては虐待する)人を減らすことにつながると信じています。
にんしんSOS東京の活動は、こうした意味で「子ども虐待の予防」に繋がっています。
決して、「無責任な性行為から妊娠した女性個人の責任」というレベルの話ではありません。
「子どもが愛に満たされ育まれる社会」に向けて、社会問題として向き合っていきたいと思います。

クラウドファンディングのご支援も勿論ですが、「望まない妊娠をした女性」や「そうした妊娠から生まれた命」の存在とその背景に思いを馳せ、彼女たちが必要以上に精神的苦痛を強いられないよう、差別や偏見のない社会を一緒に築いていければ本望です。

一覧に戻る

リターン

3,000

■サンクスレター

支援者
98人
在庫数
制限なし

5,000

3,000円に加えて、
■オリジナルクリアファイル

支援者
52人
在庫数
制限なし

10,000

3,000円に加えて、
■オリジナルクリアファイル
■オリジナルノート

支援者
69人
在庫数
制限なし

30,000

10,000円に加えて、
■赤ちゃんごはんの本

支援者
11人
在庫数
制限なし

50,000

30,000円に加えて、
■HPにお名前掲載
もしくは
■助産院見学会及び「松が丘ごはん」のお食事会(1回分)

支援者
12人
在庫数
制限なし

100,000

3,0000円に加えて、
■HPにお名前掲載
■助産院見学会及び「松が丘ごはん」のお食事会(1回分)

支援者
4人
在庫数
制限なし

プロジェクトの相談をする