ご支援いただいた皆様へのリターンの絵葉書が仕上がりました!

干潟・浅海域の生物の絵葉書、5種類。写真撮影は、東邦大学理学部東京湾生態系研究センターの多留聖典さんです。多留さんは海洋無脊椎動物の写真で定評があり、今回特別に絵葉書用に写真を提供して下さいました。

 

まず、シオマネキ。鋏の赤が鮮やかです。全国的に個体数が減り、絶滅危惧II類に指定されています(日本ベントス学会、2012)。

 

こちらはオサガニ。雄が雌を抱えています。これも全国的に個体数が減っている準絶滅危惧種です。九州沿岸では普通に見られるとのことですが。

こちらはゴカイの仲間(多毛類)で、棲管を作るスゴカイイソメです。多毛類は動き回っていたり丸まってしまったりして、生時のきれいな写真がなかなか撮れません。多留さんは、掘り出した個体をきれいな海水に入れ、少しずつ麻酔をかけて動かなくなったところを撮影するそうです。身体の表面のクチクラ層が虹色に輝き、ふさふさした鰓の色も赤く鮮やかで、多毛類の中でも神秘的で美しい種類だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

こちらはミドリシャミセンガイ。一見二枚貝に似て見えますが、二枚貝は軟体動物門に属するのに対し、ミドリシャミセンガイは腕足動物門に属し、大きく系統が異なる生物です。有明海では漁獲対象になるほど多い種ですが、他の海域では減少しており、やはり準絶滅危惧種です。

 

最後にオウギウロコガイ。殻長1 cmに満たない小さな二枚貝です。よく保全されたアマモ場周辺で見つかる希少な貝で、絶滅危惧IB類に指定されています。鮮やかなオレンジ色の突起をもつ白い外套膜が殻表面を覆っているのが特徴です。

 

この5種類の絵葉書は、12月12日(土)に京都で開催されるフェスティバル「いきもにあ」にも出品します。

 

次回は稽古場便りをお送りします。