パンタナールの自然を守るため、家族でパラグアイに移住したい!

支援総額

1,227,000

目標金額 1,000,000円

支援者
101人
募集終了日
2021年4月1日

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プロジェクト本文

 

世界最大級の大湿地パンタナール。
自然保護と持続可能な開発を次世代に継承していくための第一歩

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般社団法人南北米福地開発協会の島田 賢二です。

 

私は6年前より南米大陸中央部、ブラジル・パラグアイ・ボリビアの3か国にまたがる世界最大級の大湿地パンタナールの自然保護と持続可能な開発に取り組む「レダ・プロジェクト」に関わり、日本からの支援を続けてきました。

 

レダで養殖している在来魚のパクー。パンタナールの保護と開発を両立させる鍵となる魚です

 

パンタナールは、その1部が世界遺産にも登録され、数多くの爬虫類や哺乳類、鳥類などが生息する希少な野生動物の宝庫とされる場所です。

 

この6年の間、現地スタッフの高齢化が進み、青年ボランティアの派遣に尽力してきましたが、なかなか現地に定着できる人材が育たずにいるため、思い切って、私自身が家族とともに移住し、諸先輩方が21年間つなげてきた貴重な取り組みを引き継ぎ、発展させていきたいと考えています。

 

これまで、日本の会員・支援者の寄付などの支援により活動を継続維持してきましたが、現地同様、日本の会員・支援者も高齢化が進むとともに、経済力も落ち、大きな支援が難しくなってきている現状があります。

 

そこで、今回、レダ・プロジェクトのこと、現地の状況などを多くのみなさまに知っていただき、支援者の裾野を広げるとともに、私ども家族がプロジェクト引継ぎのために移住するための渡航費をご支援いただきたくクラウドファンディングへの挑戦を決めました。

 

これまで現地で活躍をしていたスタッフに、家族で移住した方はまだいません。私たち家族が先陣を切って移住することで、後進に道を開き、若い世代の移住・活動の後押しをできればうれしく思います。

 

今回の私たち家族の移住は、そんな未来への種まきの第1歩です。どうぞ、多くの方々のご支援をお願いいたします。

 

 

 

政府も注目するプロジェクトは順調に進行。
次世代を育て、このプロジェクトを自然環境と共に守り継いでいきたい。

パンタナールは、世界最大の湿地で、貴重な生態系が残されています。その自然を保護し、持続可能な開発を行うことで、人間生活と自然環境が調和するモデルを示そうと始まったのが、南北米開発協会のレダ・プロジェクトです。

 

パラグアイのレダ地域を拠点に、植樹や農業、養殖、地域奉仕に取り組み、日本とアメリカの支援拠点から資金調達と人材派遣、広報活動などを行ってきました。

 

2017年の青年奉仕隊が、レダ近隣の村オリンポで植樹などの奉仕活動を行った時の記念写真。右端が島田

 

ブラジル、ボリビア、パラグアイの3か国にまたがるパンタナールの中でなぜパラグアイのレダを選んだのか。それは自然と人が共生する開発モデルを築くのに一番条件が良いと思われたからです。ブラジルは既に観光開発が行われており、ボリビアとパラグアイは手付かずでしたが、パラグアイの方が川を使った物流がしやすい立地にあったのです。

 

ところが、パラグアイのパンタナールはパラグアイ川の周辺だけで、少し内陸に入ると半砂漠地帯であるグランチャコが広がります。その土地は、粘土質で塩分を含んでいるため、作物の栽培に適しておらず、多くが牛の放牧に利用されています。また、土地を持たない人々はパラグアイ川で魚を獲ることで暮らしを成り立たせています。しかし、牛の放牧は森林伐採を伴い、漁は魚の乱獲に繋がるため、将来的に砂漠化と魚種の絶滅を招く恐れがあり、地域住民の生活も困難になることが予想されます。

 

彼らのためにも、牛の牧畜や漁に代わる、自然と共生できる新たな産業を提示しようと、持続可能な農業や養殖の方法を模索してきました。農業では、試行錯誤の末に芋に勝機を見出し、2013年からタロイモを中心に栽培してきました。

 

2010年からはアスンシオン大学の協力を受け、在来魚であるパクーの養殖に取り組み、2012年には人工孵化に成功し、記念式典には大統領もレダを訪れ激励してくださいました。

 

2009年の青年奉仕隊が行ったディアナ村での植樹活動。木と共に子供たちの環境意識も育まれています

 

<2013年5月3日/第1回パクー稚魚放流式典にて、フェデリコフランコ大統領のメッセージより抜粋>

 

今日、プエルト・レダでの放流はパラグアイにとって一大ニュースであります。

 

魚の肉は牛の肉よりも健康に良いものであり、川に放流するということは非常に有意義な事であります。また、禁漁期に政府は、漁師に対する援助をしておりますが、政府に頼らないで生活する解決策をレダは提示してくれております。それ故、南北米福地開発協会に感謝しますし、インサオラルデ博士を中心とした大学の水産科の努力に感謝するものであります。政府はこのような努力に常に協力したいと思っております。

 

チャコ(パラグアイ西部)はパラグアイの面積の62%を占めておりますが、人口はわずか2%であります。このような未開の地域を開発していくことは重要であります。私はチャコ地方が最も豊かなところになる可能性を秘めていると確信しています。それ故、健康、教育、通信面のインフラの拡充に取り組んでいきたいと思っています。

 

皆様方がこのチャコにおられ、チャコのために様々な努力をしてくださっていることに感謝いたします。私は、南北米福地開発協会がチャコに拠点を置いて下さり、パラグアイを選んでくださったことに対して感謝いたします。プエルト・レダがチャコの鏡になると思います。チャコは歴史的に見捨てられてきたようなところであります。しかし、チャコの発展はパラグアイの発展のカギであると思っております。

 

南北米福地開発協会のイニシアチブに感謝いたします。神様の祝福と幸せが皆様にありますように!

 

レダで行われた式典で祝辞を述べるフェデリコフランコ大統領。稚魚の放流も行いました
パラグアイの大手新聞に取り上げられたレダでのパクー稚魚放流式。

 

 

 

2014年からは、加工食品の開発にも着手し、現在、生産体制の整備や販路の模索をしながら、ビジネス化を進めています。

 

このように、プロジェクトは順調に進行している一方、創成期のメンバーは70代となり、次の時代を担っていくべく世代交代が必要な時期に来ております。そこで、現在38歳である私が家族とともに移住し、プロジェクトに取り組むことで、次世代のメンバーのモデルとなり、移住促進のきっかけを作りたいと思っています。

 

 

移住の渡航費のご支援をお願いします。移住後には、ご支援以上の貢献をお約束します!

 

今回のみなさまからのご支援は、家族(妻・長男7歳・次男4歳・長女2歳)で移住するための渡航費(100万円)に充てさせていただく予定です。

 

私がレダに移住できれば、野菜や穀物、果物などの栽培に取り組み、スタッフの食料と養殖魚のエサなどは自給できるような仕組みを作っていくことを考えています。その仕組みができれば、経費削減につながり、養殖事業の収益化にも貢献できるのではないかと考えています。

 

<資金使途>

渡航費:1,000,000円(4名分)

※2022年2月28日までに、実行者がパラグアイのレダに渡航したことを以って、本プロジェクトを実施完了とする。

※現在、日本の外務省は、パラグアイの感染症危険レベルを「レベル3:渡航はやめてください。(渡航中止勧告)」としておりますが、健康質問票の入力、PCR検査の陰性証明書提出、新型コロナをカバーする国際医療保険の加入をすれば、入国できるようになっています。

https://www.py.emb-japan.go.jp/itpr_ja/nuevocoronavirus.html

※仮に渡航ができない状況になった場合、渡航できるようになるまで延期をいたします。

 

また、現地からの情報発信を強化し、家族生活の様子も紹介することで、家庭移住の希望がある方のモデルとなり、家庭移住希望者の増加に貢献できればとも考えています。家族がいると、なかなか思い切った決断をするのが難しいときもあるかと思うのですが、モデルケースがあることで、少し検討のハードルが下がるのではないかと期待しています。

 

多様な、また、新しい人たちが集うことにより、これまでにないアイディアを生み、さらに自然保護と持続可能な開発を推し進め、パンタナールの自然環境と地域住民の生活をより豊かにしていきたいと考えています。

 

 

 

幼いころからの夢を実現させるとき。
家族とともに現地で見て・感じて・育ちあい、次の世代への種蒔きをしていくために。

 

私は、幼い頃からシュヴァイツァー博士に憧れて、いつか世界の僻地に渡り、人々の為に生きたいと思っていました。いま、まさにその夢を実現するべく最前線の現場で働く時が来た、と熱い想いを持っています。

 

レダ・プロジェクトの道を拓いてきた先輩方は単身赴任という形で、このプロジェクトに尽力をしてきたこともあり、子どもたちは親の仕事を見る事がなく、次世代への継承は叶うことなく、うまく世代交代をできないままにここまで来てしまいました。パンタナールの広大な自然を守り継いでいくためには、私たちのプロジェクトもまた、守り継がれていく必要があります。

 

そこで、今回、私は、自分の子どもたちにこのパンタナールの自然に実際に触れ、私自身のはたらきを見て・感じてもらうことが大切なのではないかと思うようになりました。

 

学校教育の問題など、移住にあたりいくつかのハードルはありますが、そういったハードルも家族でともに超えていければと考えています。移住にあたり、パーマカルチャーやソーシャル・ビジネスなど様々な手法を学びつつあります。そんな学びを生かしつつ、事業の維持継続、発展はもちろん子どもたちの教育や生活環境、コミュニティづくりなどにも取り組んでいきたいと思っています。

 

日本を遠く離れた場所への家族での移住は、まさに未知との遭遇です。きっと、一朝一夕にはいかないことも多いと思います。けれど、先輩方がひとつひとつ積み重ねて道を拓いてくださったように、ここから先の道は自分が率先してできる事から少しづつ始めていきます。

 

そして、子どもたちが大きくなった時に一緒に歩いてきた道を振り返って、自分もこの道を歩いてみたいと子どもたちが思うような、次世代への種蒔きをしていければ、と思います。

 

地球からの贈り物、パンタナールの豊かな自然を次の世代に守り継いでいくために。

私たち家族の挑戦にたくさんのご支援を賜れれば嬉しく思います。

 

応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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プロフィール

2015年から一般社団法人南北米福地開発協会に勤め、青年局長として、青年ボランティアの募集と派遣、広報、会員管理などを担当しながら、レダ・プロジェクトを支援してきました。 2022年には、家族でパラグアイに移住して、レダ・プロジェクトを進めていく決意をしています。

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リターン

3,000


応援コース

応援コース

●お礼のメール

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

3,000


活動報告

活動報告

●お礼のメール
●活動報告(2022年2月〜2023年2月まで3ヶ月に1度実施いたします。)

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

3,000


応援コース

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●お礼のメール

申込数
12
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月

3,000


活動報告

活動報告

●お礼のメール
●活動報告(2022年2月〜2023年2月まで3ヶ月に1度実施いたします。)

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年5月
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プロフィール

2015年から一般社団法人南北米福地開発協会に勤め、青年局長として、青年ボランティアの募集と派遣、広報、会員管理などを担当しながら、レダ・プロジェクトを支援してきました。 2022年には、家族でパラグアイに移住して、レダ・プロジェクトを進めていく決意をしています。

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