支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 94人
- 募集終了日
- 2016年6月29日
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- 35人
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- 現在
- 90,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 1,040,000円
- 支援者
- 81人
- 残り
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- 現在
- 1,711,500円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 1,604,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 120,000円
- 支援者
- 15人
- 残り
- 13日
プロジェクト本文
「自爆テロリストでない未来」を創る。ソマリア人ギャングの社会復帰を支援したい!
はじめまして。「日本ソマリア青年機構」全体代表の永井陽右です。私は、誰もアクセスすることのできなかったアフリカの紛争地ソマリアに対して直接的なアクションを実行するため、2011年夏、日本で唯一ソマリアに特化して活動する国際学生NGOとして「日本ソマリア青年機構」を設立しました。
当機構のメインプロジェクト「Movement with Gangsters(※1)」では、ソマリア人ユースギャングの「積極的社会復帰」を支援するとともに、彼らの「更なる過激化防止」を目指しています。これまでに50名以上のギャングを継続して受け入れ、独自のプログラムを通して一人ひとりに対し社会復帰に向けた意識改革とサポートを行ってきました。
今後もより質の高いプロジェクトを提供し、「潜在的テロリスト」として弾圧されているソマリア人ギャングの生きる選択肢を増やしたいと思っています。現在、更なる活動の発展のために資金130万円が必要です。皆さま、ご協力をお願いいたします!
治安悪化の主要因であるソマリア人ギャング。
しかし、彼らも私たちと同じ「ユース」でした。
私たちの主な活動地であるケニアのソマリア人難民・居留民居住区は、ケニア国内でも非常に治安が悪い地域のひとつとされ、その主要因がソマリア人ギャングといわれています。彼らは窃盗・殺人などの犯罪行為に関わるほか、ソマリア周辺域で活動する(※2)ソマリア系イスラム過激派組織「アル・シャバーブ」からの勧誘のターゲットとなり、自爆テロの実行者になることが懸念されています。
こうした背景には、一般社会によるギャング排除のための弾圧があり、これにより抵抗姿勢を見せるギャング集団とギャングを敵視する社会との二項対立の図式となり、関係は悪化の一途を辿っています。しかし話を聞くと、ギャングの大多数は私たちと同じ15~29歳の若者たちであり、その犯罪行為の背景にも、貧困や親との死別といったさまざまな要因が関わっていることがわかりました。
この点から、私たちは「自爆テロを防ぐ」ためには彼らを排除する対象として弾圧していくことよりも、私たちと同じこれからの未来を創っていく若者として支援していくべきだと考えました。誰もアクセスすることのできないソマリア人ギャングと対話の場をつくること。これこそ同年代の私たちにしかできないことであり、それはまた現場における最も重要なニーズのひとつだったのです。
長期的かつ包括的な「対話を通じた」アプローチ。
国内外から評価の高い社会復帰プロジェクト。
このプロジェクトでは、私たちが半年に一度行う現地渡航活動の際にワークショップ(講義+議論)や社会貢献活動を主軸とした「意識改革プログラム」を行います。現地渡航活動の合間の半年では、職の獲得およびその後の社会復帰に向けて、教育機関での「能力構築プログラム」とカウンセリングを並行して実施しています。
この一連の流れを半年間のスパンとし、最低限1年半、すなわち3回以上立場を変えてプロジェクトに取り込むことにより、ギャングの社会変革に向けた当事者意識や社会に対する信頼の醸成を図っています。また、本事業は15以上の現地政府機関、教育機関や医療機関等と協働して行われております。
「排除ではなく、共存」は「北風ではなく、太陽」
ギャングとともに生きていく姿勢が必要です。
意識改革プログラム1回目の参加時は、ギャングを取り巻く問題について議論し、解決策をともに模索・実行することで、ギャングに対して「自分が社会を変えることができる存在である」ことへの自覚を促します。2回目参加時は、給与の発生する運営スタッフとして。3回目以降の参加時は、無給のアドバイザーとして運営に参加させ、プロジェクトをリードする経験を持たせることで実際に社会に対して積極的に行動をとる場を与えます。
このように社会復帰プロセスに繰り返し参加させることで、回を重ねるごとに社会に対して主体的な姿勢を強めることを目指しています。結果それはソマリア人難民・居留民居住区において、深刻な社会問題となっているギャングによる犯罪行為を防止し更なる過激化を防ぐこと、またローカルな問題に主体的に取り組み解決に導いていく将来の社会の担い手を生み出すことにつながります。
そして、長期的には現地の治安を改善しテロリズムを防ぐこと、またソマリアの復興にも結びつくと考えています。必要なのは無理やりギャングを辞めさせることではなく、彼らとともに生きていく姿勢なのです。
プロジェクト終了後に、ソマリア人ギャングが語る「夢」
私たちは、彼ら一人ひとりを応援したい!
私たちが受け入れているソマリア人ギャングのひとりに、グリードという青年がいます。10年前にソマリアのキスマヨという都市から、難民としてこのケニアのソマリア人難民・居留民居住区に移住してきました。プロジェクトに参加する前、彼は生活苦から、仲間とともに窃盗や薬物の売買で稼いだ金を生活費のあてとしていました。
「僕は盗みや薬物ではなく、勉強がしたいんだ。ここに住んで1年ほど高校に通う機会があったけど、もっと勉強して広い世界を見てみたい。そのために、何とか今の状態から抜け出したいんだ。何をしたらいい?」
プロジェクト終了後、彼は私たちに向かって、このように一心に伝えてきました。その後、南アフリカ共和国に移住し、ケープタウンの小さな商店で働いています。目標は勉強をするだけの資金を自力で貯めること。プロジェクトに参加したギャング個々人の変化には個人差がありますが、中にはこのように主体的な行動を取り始めるギャングも増えています。
更なる過激化を防ぎ、社会の担い手へと導くために。
皆さま、ご支援よろしくお願いいたします!
社会から「厄介者」の烙印を押され排除されるソマリア人ギャング。ギャングたちをただ敵視するのではなく、ともに社会を形作っていく将来性のある存在として受け入れていく。ギャングの社会への第一歩を促すプロジェクトです。
ギャング一人ひとりに綿密なカウンセリングと実用的なスキル習得の場を提供し、対話を通じた意識改革で社会復帰支援を目指す。1人でも多くのギャングの「自爆テロリストでない未来」を創るためには、皆さまの応援が必要です。ご支援よろしくお願いいたします!
※1
日本国内では、青年版国民栄誉賞とされる「人間力大賞」や「外務大臣奨励賞」を受賞、国外ではBBCやアルジャジーラなどの国際的メディアにも取り上げられるなど、国際NGOとして国内外から高い評価をいただいております。
※2
ソマリア周辺域でテロ活動を展開し、ケニア国内でも甚大な死傷者を出した大規模なテロを断続的に起こしており、当該地区だけでなくケニア国内でもその駆逐が最優先事項のひとつとなっています。
更なる過激化を防ぎ、社会の担い手へと導くためにーー
ご支援・ご協力のお願い(頂いた資金の使用用途)
能力構築プログラムやカウンセリングの整備などを通じてより質の高いプログラムを提供するために、以下の約130万円が不足しています。
●プロジェクト費用 1,078,000円
【メインプログラム】 214,000円×2回
会場費 60,000円×2回
参加者交通費 40,000円×2回
ギャングへの社会復帰に向けた給付金 56,000円×2回
運営スタッフとして雇用するギャングへの給料 32,000円×2回
ゲストスピーカー謝礼 16,000円×2回
ボランティア活動実施諸経費 10,000円×2回
【スキルトレーニング】 370,000円
ギャング交通費 40,000円
教育施設入学費 30,000円
コース受講費 250,000円
委託機関への謝礼 20,000円
スキルトレーニング実施諸経費 30,000円
【ライフスキル講義】 60,000円
会場費 10,000円
講師への謝礼金 30,000円
ギャング交通費 20,000円
【モニタリング】 220,000円
モニタリング実施会場費 80,000円
ギャング交通費 40,000 円
協働医師へのカウンセリング委託費 100,000 円
●手数料 195,000円
●引換券準備費 19,000円
●郵送費 8,000円
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
2011年9月に日本ソマリア青年機構を設立。 私たち学生と世代を同じくするソマリア人ギャングの社会復帰と過激化防止をメインに活動しています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
1,000円
学生向け!気軽に支援コース
・サンクスレター
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月
10,000円
活動報告書&報告会へのご招待
・サンクスレター
・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
・現地渡航活動報告会無料ご招待(2017年11月開催予定)
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 17
- 発送完了予定月
- 2016年10月
1,000円
学生向け!気軽に支援コース
・サンクスレター
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年7月
10,000円
活動報告書&報告会へのご招待
・サンクスレター
・現地渡航活動報告書
※画像は過去渡航回のものです。
・現地渡航活動報告会無料ご招待(2017年11月開催予定)
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 17
- 発送完了予定月
- 2016年10月
プロフィール
2011年9月に日本ソマリア青年機構を設立。 私たち学生と世代を同じくするソマリア人ギャングの社会復帰と過激化防止をメインに活動しています。