乳癌の母を持つこどものための絵本「ママのおっぱい」紙媒体にしたい

乳癌の母を持つこどものための絵本「ママのおっぱい」紙媒体にしたい

支援総額

900,000

目標金額 430,000円

支援者
150人
募集終了日
2022年1月10日

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プロジェクト本文

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1.ネクストゴールの金額

¥500,000

2.ネクストゴールで集める金額の資金使途

絵本の印刷費は、みなさまからのご支援に自己負担費を加えて捻出する予定でしたが、その自己負担費に使わせていただければと思います。また、郵送費、ハガキを描いていただくイラストレーターさんへの御礼、さらには今後の活動資金として大切に使わせていただきます。

また、今後イタリア語でも出版を検討しております。

すでにいくつか読み聞かせイベントが決まっております。

こちらの目標に向けてご賛同いただける方、絵本が欲しいと思ってくださるかtどうぞ引き続きご支援のほどよろしくお願い致します。

 

▼自己紹介

 

はじめまして、Musica Neve代表をつとめる角南有紀と申します。

東京在住の、声楽家・翻訳家です。

昨年乳癌の宣告を受け、抗癌剤治療、手術、放射線治療を受けました。当時私は39歳、息子は4歳でした。入退院を繰り返し、コロナ禍で面接不可だったこともあり、こどもと長期会えない時期もありました。それでも息子は、私の病気を彼なりに理解して受け止め、立ち向かっているように見えました。こどもは、小さくても家族の一員であり、うやむやにしないで説明してほしいと思っていると感じました。そして、こどもたちにはちゃんと乗り越えていく力があると思います。

私が乳癌と診断されて泣き崩れた理由は、「我が子はどうなるんだろう」という思いからでした。息子は、淋しい時や眠い時、痛い時や甘えたい時におっぱいを触りたがる、まだまだ甘えん坊な年頃。病気が発覚した時ママ達が心配するのは、自分の身体よりこどもの心だと思います。治療期間は長くて辛いです。でも必ず乗り越えられます。曖昧にしないで、こどもにも伝えて、家族みんなで立ち向かえばトラウマにもならないと私は感じています。どうかこどもたちに勇気が伝わりますように。この絵本が、苦しんでいるママたちがこどもに伝える手助けになりますように。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

辛くて長い抗がん剤治療の間、早く日常生活に戻って活動したい気持ちでいっぱいでした。どうして私がこんなことになったんだろう。家族で暮らしていた家に戻りたい、こどもと一緒に出かけたい、早く舞台に復帰したい、大好きな仕事をしたい…。気持ちは焦るばかりでした。そんな毎日の中で、息子の言動にはっとさせられることが度々ありました。「病院に行って、ママのこと取らないで!ってお願いしてくるね」「ママは髪が長くてかわいかったのに」「パパが来たら泣いていいからうれしい」「おっぱいまた買ってきてね」忘れられない言葉をいろいろ残してくれました。年中だった息子はまだひらがなも書けなかったのですが、私に手紙を書きたいと言って、幼稚園で「ままだいすき」というひらがなを教えてもらってきました。それから何通も「ままだいすき」と書かれた手紙をもらいました。時には手に負えないほど甘えたがり、体調の良くない時にはそれに対応しきれなかったり、イライラしてしまったり。叱った後に自己嫌悪に陥って、ベッドで何度も涙を流しました。でも、息子が頑張ってくれたから、私も頑張れました。

辛い抗がん剤治療の行程を終え、手術のために2021年年明けに入院しました。抗がん剤をしていた時に比べて体力も回復しており、ふと病気の親を持つこどものために何かできないだろうかと考えました。乳癌患者の親とそのこどもたちのために活動したいと思いました。愛に溢れたタッチで、こどもに分かりやすく伝える絵本を製作したいと思い、入院中に構想を書きました。

 

▼プロジェクトの内容

「ママのおっぱい」という題名の絵本を紙の媒体としてカタチにしたいと思っています。

手術の後退院してすぐに、イラストレーターの友人に依頼して製作を開始しました。また、編集者である友人の協力で絵本という形に出来上がりました。Amazonストアにて電子書籍として公開を決めました。今後、絵本の読み聞かせや病院への寄贈ができればと思っています。そのためにはやはり電子書籍ではなく、実際に手に取れる紙媒体として印刷したいと考えました。印刷された本として出版できるよう、この度みなさまのご支援をお願いしたいと思っております。

<本の内容>一部抜粋・一部イラストご紹介

ママのおっぱい

さいきんママがいないんだ

よくびょういんにいってるの

 

ようちえんには ばあばがむかえにきてくれる

おふろにはじいじとはいる たたかいごっこをするんだ

おやすみのひはいとこのしーちゃんちにあそびにいく

おとうとのゆーくんもいる

 

ぼくががんばってるから

ママもがんばれるんだって

だからなかない

 

でもねパパがきてくれるとほっとするんだ

だってないてもいいから

 

ぼくはながいかみのママがすきだったんだけど

ママははげちゃんになっちゃったの

それにね、ぼくのだいすきなママのおっぱい

ひとつなくなっちゃうんだって

 

またすぐにかってきて つけてほしいな

おっぱいだんだんはえてくるのかな

 

でもねママがいってた

かみのけまたのばすねって

でも おっぱいはもうもどらないんだって

 

どうしてなくなっちゃうの…?

ママのことがすきなのに

ママのぜんぶがだいすきなのに

 

ぼく、びょういんにいって

あんまりママのこととらないでって

たのみにいこうとおもう

 

そうママにいったら

ママはぼくをぎゅっとだきしめて

いったんだ

びょういんのせんせいは

せいぎのみかたなんだって

ママのびょうきをやっつけてくれるんだって

 

ぼくもおおきくなったら

もっとつよくなってママをまもってみせる

おっぱいがなくなっても

ぼくはママがだいすきだから

 

ぼく、がんばるよ

ママもがんばってね

 

※この他に挿絵はすべてのページに入っています。

 

<あとがき>

私が乳がん宣告を受けて泣き崩れた理由は、我が子はどうなるんだろう、との思いからでした。

当時4歳だった息子は、寂しい時や眠い時、痛い時や甘えたい時におっぱいを触りにくる、まだまだ甘えん坊でした。病気が発覚した時、ママ達が心配するのは、自分の身体よりこどもの心だと思います。

私が経験して分かったのは、おさなくてもこどもは家族の一員で、ちゃんと理解して受け止めたいと思っているということです。

そして、こどもには乗り越えて成長する力があるということです。

治療期間は辛くて長いです。でも必ず乗り越えられます。曖昧にしないで、こどもにも伝えて、家族みんなで立ち向かえばトラウマにもならないと私は感じています。

どうかこどもたちに勇気が伝わりますように。

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

絵本は完成しており、Amazon Kindleにて電子書籍として公開されております。紙媒体にすることで、今後の活動に繋げたいと思っております。絵本が印刷されましたら、病院等へ寄贈させていただきます。また、病院内ボランティア団体等による読み聞かせイベントをしたいと思っています。AYA世代の乳癌患者に向けて、こどもと一緒に立ち向かうための背中を押せたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
角南有紀
プロジェクト実施完了日:
2022年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

絵本制作費(紙媒体としての印刷費)のみに使用。広告宣伝費、イラストレーターさんへの御礼、リターン送料、クラウドファンディング手数料、活動費等は自費で行います。

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プロフィール

声楽家、イタリア語通訳・字幕翻訳家、声楽講師、5歳の男の子ママ

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リターン

1,500


感謝のメールと、イラストレーターさんに描き下ろしのハガキ

感謝のメールと、イラストレーターさんに描き下ろしのハガキ

感謝のメールをお送りします。
イラストレーターさん描き下ろしのハガキを郵送します。(こちらはサンプルです。)
申し訳ありませんが、郵送は国内に限らせていただきます。

申込数
8
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

3,000


感謝のメールと絵本1冊

感謝のメールと絵本1冊

感謝のメールをお送りします。
絵本を一冊お送りします。
申し訳ありませんが、郵送は国内に限らせていただきます。

申込数
62
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

1,500


感謝のメールと、イラストレーターさんに描き下ろしのハガキ

感謝のメールと、イラストレーターさんに描き下ろしのハガキ

感謝のメールをお送りします。
イラストレーターさん描き下ろしのハガキを郵送します。(こちらはサンプルです。)
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申込数
8
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

3,000


感謝のメールと絵本1冊

感謝のメールと絵本1冊

感謝のメールをお送りします。
絵本を一冊お送りします。
申し訳ありませんが、郵送は国内に限らせていただきます。

申込数
62
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月
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