8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

8万食の給食でスラム地区の不登校のエイズ孤児をゼロにしたい

支援総額

1,257,000

目標金額 1,000,000円

支援者
74人
募集終了日
2015年1月9日

    https://readyfor.jp/projects/80000foods-southafrica?sns_share_token=
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2015年03月15日 23:25

~2月の南アフリカ~ 現地報告(2)

皆さん こんにちは。

 

 

震災から丸4年が過ぎ、ニュースではまだまだ復興までの遠い道が報道されています。私たちの活動では都内では福島からの広域避難者の方の心のケア活動を行っており、この時期は様々な方から連絡が届きます。

皆様への新着情報の更新に間が空いてしまい、申し訳ありません。

 

海外でも多くの災害や紛争等がある中さまざまなことに心がざわめきますが、自分にまずできること、このプロジェクトを皆様の応援にしっかりと応えながら進めていくことを改めて自分の暮らしの優先事項にしていきたいと思っています。  

 

先日報告をさせていただいていた、

【①スタッフからの声、②子ども達からの声、③第1回目のミーティング】

についてまずは書きたいと思います。

 

渡航前にリーダーとは連絡をとり、お金を毎月分割に届けていくことについての共有はできた上での渡航→声の聞き取りやミーティングです。

お金を分割にする意味の共有も、サンクスレターには経緯までは書いていませんので、現地報告の中で書いていきたいと思います。

 

 

①ボランティアスタッフからの声

 

何と言っても、まずは喜びです。

 

「どうして毎回えり子はお金を届けられるの?南アフリカでこんなに私たちは支援がないまま活動しているのに。センターどころかエマプペニを知らない南アフリカ人ばかりなのよ。」

「どうして日本人はこんなに私たちのことに関心を持ってくれるのかしら。」

「アジアの中じゃ日本が大好きよ!」

「やる気が出るわ!」

「大きなプレゼントだわ。」

歌を歌って、踊りだすボランティアもいました。

 

 

②子ども達からの声

 

「やった!また日本からのアメージングだ!」

「今日のサプライズだ!」

(日本の多くの手遊び・室内遊びを子ども達は『サプライズ』と呼んで楽しんでくれます。外遊びとなると、彼らの身体能力には驚かされるばかりですが・・・)

「手品みたい!」

「僕たちも日本に行ってみたい!」

 

また私がセンターの活動の際に滞在しているエイズ孤児のいる家族の子ども達は、このセチャバセンターの第1期生のようなものなので、いろいろな私のセチャバのための支度を手伝ってくれました。

 

そして、「自分のことを誰かが忘れないでいてくれるって、本当にうれしい。」とエイズ孤児の少女が言ってくれました。

 

 

③第1回目のミーティング

 

日本からこのクラウドファンディングについて報告していたときには、まず現地の皆は日本で私が「資金作りをしている」との認識で、「目標の金額にそれは達成し、多くの方が支援してくださった。」という理解をしていました。

   

 

今回、渡航中のミーティングでは、どのようにしてこの金額達成ができたのか、どれだけの人の協力が、直接このプロジェクトのご支援をしてくださったり、74人の方に加え、応援・シェアやいいね!・RT・メールなど、たくさんの人がセンターの活動を理解してくれ、インターネット上で拡散され、共感をしてもらえたこと。実際に出会い状況を伝えさせていただいた中で、アフリカ関係の方や友人らが応援してくれたことを丁寧に説明しました。

 

この共感の波のような体験、日本の多くの人が南アフリカでの小さな活動に関心を寄せてくれたという感動は、どうしても伝えたいことでした。

 

でもクラウドファンディングのことを皆に理解してもらうのはかなり難しいと思われました。パソコンを扱え、インターネット検索もできるリーダーでさえも、まだ理解しかねています。(彼が理解できると、南アフリカ現地での資金作りの方法がもっと広がるのですが・・・)

なので、かなりかみくだいて、例えを用いての説明になりました。

 

一番理解された説明は、「今この場所であなたの言った夢が、プレトリアの誰かに届くこと。届くまでにたくさんの人が伝言したり、あなたを車に乗せてくれたり、広めてくれて、最終的にプレトリアでは何十人の人があなたの夢のために待っていてくれてた状態」というものでした。

 

南アフリカのタウンシップ(旧黒人居住地区)やスラムでは人々は、本やパンフレットに書かれていることよりも、口承で伝えられたことを信じる傾向があります。なので、「伝播する」ことの理解はすぐしてくれました。ただ、インターネット文化には全く接していないので、それを彼らの日常でどのようにゴシップや噂やらが広まるか、どのように遠くの街とつながるか=乗り合いバス、といったものに置き換えて説明したのが、一番伝わったようでした。

 

 

ボランティアの中には携帯電話を持っていない人もいます。

持っていても古い型でSNSは全く理解できない人も。

 

比較的新しい型でSNSを使っている人もいますが、こちらでは例えばfacebookは、自分の近況を写真つきで友人に送って、交流する「写真つきショートメール」のような使い方がもっぱらです。

 

ネットで何かを検察する、という行為を行ったことのある人は、セチャバセンターのリーダーだけです。

そのリーダーも、車で隣町のインターネットカフェに行かないと、情報にアクセスすることができないのがエマプペニという町の状況です。

 

なので、皆が共通して理解できた内容は、このREADYFOR?の仕組みの正しい理解とは少し違うかもしれません。

 

ただ最終的には皆はこのように理解をしました。

 

まず、80人近い人がセチャバセンターのために多額の寄付をしてくれたこと。

その80人は小山が直接あっての募金活動をする方法とは違った、人から人へ毎日センターのことを丁寧に伝えていくことを繰り返す中で、日本全国の人に届いたこと。

90日もそういった活動を皆で続けたこと。

なので、大切に使わなければいけないこと。

 

南アフリカは、特に彼らが暮らしている場所はとても不便なところなので、自分たちの声が、住所のあるエクルレニ市に広がる、ハウテン州に広がる・・・という現象が謎に近いという不思議な顔をし続けるボランティアも多くいました。

 

最後までお金がどうやって作られたのかは「わからない。とにかく集まったのね。寄付を皆がしてくれたのね。」と正直に言うボランティアももいました。

 

また働いて稼いだ経験や、あるいは直接セチャバの資金作りに携わっていないボランティアは「えりこが今回も活動費を作ってくれたのね」とは理解するものの、肝心のお金の出どころについての大切さがピンと来ない人がいたのも事実です。

 

もちろんそのボランティアの場合にも、「とにかく子ども達のための活動ができる。その応援をいつも日本の人がしてくれている。」ということは、しっかりと口にしていました。

 

 

この話題の次は、【お金の使途】です。予想通り難しいテーマでした。

 

今回のお金の使途がはっきりと決まっていることへの正しい理解です。

 

これまで小山やリーダーが作ってきた多くの活動費は、クリスマスパーティーなどイベント的なものではない日々の活動においては、状況を見ながら融通をきかせてセチャバセンターの運営に充てていくことがほとんどでした。

 

これは、私が大きな資金を作れていないことが一因にはあります。

また、1日1日の活動をしていくときに、「明日のスープの人参が足りない」「今日はシチューがなくなってしまったけれど、まだ子ども達が来るから急いでパンを買ってこなくちゃ」というような事態への対応をする中では、予定とは違うお金の捻出はかなり多い、それをうまく帳尻を合わせていく、ということがセンターのリーダーやボランティアがお金の管理をしていく方法として現実的ということもあります。

もちろん、実際には食費が〇〇くらい、トラックでの運送費が〇〇、といった目安は中心となっているリーダーやボランティア達は理解しています。

それを、もう一歩進んで「予算」→「実行」→「決算」として認識する、今はまだ手前にいる。と理解してもらえるといいかもしれません。

 

 

なので、例えば昨年は小山が個人のお金からボランティアへのささやかなお給料を支払っていたのですが、「それは今回のお金からは出るの?」といった質問や、「クリスマス会では今年こそはキャンプに子ども達を連れていけるの?」などの質問も出ました。

 

今回のお金では、給食を中心とした子ども達への放課後のケアをより多くの子を対象とできるようにすること、最終的には現在ケアしている150人から250人の子どもをセンターの支援の対象とできるよう、この1年間活動していくのだ。ということを丁寧に話し合いました。

また経過の報告義務がしっかりと求められていることも伝えました。この報告義務は、小山と現地のリーダーが連携しながら行なうことになります。

 

センターには既に登録外の子どもも多く来ており、スタッフとは「必要のある子どもをケアしたい」という思いを共有してきました。それを受けての今回のクラウドファンディングでしたが、数字としての目標を意識し、支援者に報告しながら活動する、という初めての体験には多くのボランティアスタッフが緊張や不安を見せました。

 

その様子が下の写真です。部屋が電気がなく夕方で暗いということもありますが、皆がミーティングをスタートした際の「活動費を日本の人が作ってくれた!」の喜びから、「プロジェクトとして達成する」という意味を理解しようとしている際の、戸惑いと不安の真っ最中の表情です。

 

「子どもをケアしたい」という思いをいざ実現させる準備ができた段階で、ボランティアたちは初めて、「達成させる責任」「本当にケアできるかの不安」という、約束を他者と果たすことの持つ意味を理解したように私は感じました。

 

そのような体験・行動は日本で、学生生活や社会人として暮らしている中では、当たり前に日々ついてまわる行為でしょう。

 

でもボランティアである彼らは、ずっと貧困地区のさらにスラムで生まれ暮らしてきました。

特に過去のアパルトヘイトという国家による人種隔離の中で不十分な教育で育った世代がボランティアの中心です。

しっかりと長年にわたり働く経験にも乏しい彼ら。

 

私は話し合っていて、「子ども達だけでなく、応援してくれている他者のために目標を達成する」というのは、その意味の理解、そこで体験する責任感など、ボランティア達には初めてのことなのかもしれない、と改めて感じさせられました。

 

そこで、翌日までに、このプロジェクトが実際に達成するのに大きな困難を伴うものなのか、それとも自分たちの工夫で達成は十分に可能なものなのか、今回いただいた寄付がどのように目標達成を助けてくれるのかを、スタッフにわかりやすく説明するためのミーティングをリーダーと小山とで行なうことを決めて、この第1回目ミーティングを終了しました。

 

 

皆さん、不安になられた方もいらっしゃるでしょうか?

 

私としては、なるべく達成できたことばかりでなく、現場にいるボランティア達や子ども達の様子を通じて、南アフリカの貧困地区の暮らしの風景が少しでもイメージしてもらえたらいいなと思い、行きづまる場面や、苦労する姿も報告していきたいと思っています。

 

次の現地報告は、希望につながる場面ですので、ぜひお待ちになっていてくださいね。

 

いろいろな皆さんの意見や、知りたいことなどもメッセージでいただければ答えていきたいと思います。

 

 

 

リターン

3,000


alt

●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ

支援者
45人
在庫数
制限なし

10,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方の働く福祉施設で作った手作りお菓子の箱詰め
●サポーター認定証(エイズ孤児の写真とメッセージ入り)

支援者
19人
在庫数
制限なし

30,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●サポーターの方が作成販売しているイタリア産オリーブオイルなどを使ったオーガニック石鹸(5000円相当)

支援者
9人
在庫数
制限なし

100,000


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●エイズ孤児の描いたイラスト入りサンクスレター
●アフリカンビーズのレッドリボンバッジ
●全国巡回した写真パネルの表にお名前を入れてセチャバセンターの壁一面を飾ります。

支援者
3人
在庫数
14

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