口腔内ポリープの再発を繰り返す保護猫の治療費にご協力をお願いします

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支援総額

240,000

目標金額 140,000円

支援者
61人
募集終了日
2022年2月28日

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2022年02月04日 14:18

瀕死の子猫を保護した話(その1)

今回書くのは、今から遡ること1年半ほど前のことです。


季節は秋の入りほどで、だいぶ肌寒く感じる日でした。

 

私は週に1度だけ野良猫のお世話を手伝っている地域があるのですが、その日は色々な都合があり到着したのは深夜になってしまいました。

 

私の周りに集まってくる野良猫たちにご飯をあげていると、どこかから猫の鳴き声が聞こえたのです。

 

しかし、私の近くに居る猫たちはみんなご飯を食べているので、鳴いているとは考えられません。

 

ひょっとしたら食べ損ねている猫がいるかもしれないと思い、辺りを見回してみるものの、やはり鳴き声の正体は分かりませんでした。

 

そこで、しばらく周囲の様子を窺ってみたところ鳴き声は次第に強くなっていたので、ご飯を食べている猫から離れて辺りを捜索してみました。

 

すると、10メートルほど離れた橋の近くで、白っぽい子猫が鳴いているのが見えたのです。


恐る恐る近づいてみると、ガリガリに痩せた子猫が1匹で必死に鳴いていました。

 

ひと目見ただけで体調の悪さが伝わってくるほどで、放置しておいたら生死にかかわってしまうでしょう。

 

その日は偶然にも捕獲機を車に積んでいたので、私は急いで捕獲機を子猫の近くに設置しました。


私は捕獲機から少し離れた場所で子猫の動きを見張っていたのですが、子猫は微動だにしません。

 

そのまま放置していたのでは捕獲機に入らずに逃がしてしまう危険性があったので、私は意を決して子猫に近づき手づかみで捕獲しました。

 

すでに子猫に抵抗する力は残っていなかったのか、私が手を伸ばしても逃げることなく捕獲することができたのです。

捕獲した子猫。ガリガリのボロボロで瀕死状態だった。

 

私は急いで車に捕獲機を運び、子猫の様子を確認しました。


暗い中では分からなかったのですが、子猫は猫風邪をひいているのか、ボロボロの顔をしていました。

 

特に目は目ヤニが酷い状態で、このまま放っておいたら失明してしまう危険性すらありました。


身体もガリガリに痩せこけており、生きているのが不思議なほどです。

 

おそらく最後の力を振り絞って、私に助けを求めたのでしょう。


捕獲機の中の子猫は身動きひとつせず、静かに丸まっていました。

 

私は車の暖房をつけて温めながら、子猫にちゅーるを食べさせました。

捕獲機越しにちゅーるを食べる子猫。本当にお腹を空かせていた。


子猫は栄養と水分に飢えていたのか、あっという間にちゅーるを平らげました。

 

しかし、ちゅーるを食べている間もくしゃみが酷く、かなり体調が悪いようでした。


私は急いで家に子猫を連れて帰り、保護の準備を済ませました。

 

捕獲した時に気付いたのですが、子猫はプラスチック製のノミ取り用首輪を付けていました。

 

首輪は自然界で絶対にあり得ないものですので、誰かが野良の子猫に親切で付けてくれたのか、もしくは家で首輪を付けて飼われていた子猫が脱走したのか、いずれにしても人の手が入っていることは間違いありません。

 

しかし、その首輪の位置がずれてたすき掛けのような状態になっており、子猫の身体を一部拘束しまっていたのです。

子猫を家に保護。首輪が身体に絡まっていた。

 

幸いにも命に別状はなかったのですが、首輪がもっと上の位置でずれていたら、首が絞まって窒息した危険性もあります。

 

さらに、ノミ取り用首輪は猫の健康面に良くないと言われていて、最近ではあまり使われなくなっています。

 

このことを考えると、昔ながらの飼育法に準じている高齢の人が子猫のお世話をしていたのでしょう。

 

誰かの親切心を無駄にするようで申し訳なかったのですが、子猫にとってノミ取り用首輪はデメリットしか無かったため、家で早急に外してしまいました。

 

その後、子猫の身体の汚れをお風呂で軽く拭いてあげることにしました。

子猫の汚れを拭いてあげたところ。全身に脱毛が見られた。


痩せこけた身体を拭いていると、身体のあちこちに脱毛が見られました。

 

脱毛部に出血や傷跡は無かったため、脱毛の原因は真菌(カビの一種)か寄生虫のいずれかです。


ひとまず家でできる駆虫薬だけ済ませ、後は顔の目ヤニや汚れを取り除いてあげました。

 

ひと通りのお世話を終えたので子猫をケージに入れてご飯をあげてみたのですが、ウェットフードはあまり受け付けないようでした。

 

仕方ないのでちゅーるをあげてみたところ、ちゅーるは好きなようでしっかり食べてくれました。

ケージでちゅーるを食べる子猫。あまり食欲がなかった。

 

食後に子猫の身体をマッサージしてあげると、気持ち良かったのかゴロゴロと声を出しながら毛づくろいをはじめたのです。

 

保護した初日から身体を撫でられる人懐こさを考えると、やはり家で飼われていた可能性が高いと思います。

ケージ内でくつろぐ子猫。初日から撫でることができた。

 

もし家猫ではなく野良猫だったとしても、それなりに人間と密度が高い関係を築いていた子なのは間違いないでしょう。

 

そんな子猫がどういう経緯で橋のたもとに流れ着いたのかは分かりませんが、子猫がボロボロの状態なのを考えると、私が保護したのはギリギリのタイミングだったと思います。

 

こうして私は瀕死の子猫を保護して、しばらく様子を見ることとなったのです。
(続く)
 

リターン

500


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