口腔内ポリープの再発を繰り返す保護猫の治療費にご協力をお願いします

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支援総額

240,000

目標金額 140,000円

支援者
61人
募集終了日
2022年2月28日

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2022年02月05日 11:24

瀕死の子猫を保護した話(その2)

 

瀕死の子猫を保護した次の日の朝、心配した友人が家へ様子を見にきてくれました。

 

その当時、私は少し立て込んでいたので、子猫を病院へ連れていけるのは最短でも2日ほど後だったからです。

 

友人が最も心配していたのは、猫風邪が酷くなって衰弱が進行してしまうことでした。

 

衰弱が進行して食欲を失うと生死に関わりますので、応急処置も兼ねて友人が様子を見にきてくれたのです。

 

友人は衰弱した子猫を抱きかかえると、まず脱水の酷さに驚いていました。

友人に抱えられた子猫。酷い脱水状態だった。

 

脱水状態が進んでいるせいで子猫とは思えないほど皮膚が固くなっており、まるで老猫のように皮膚の弾力が失われているそうです。

 

友人は持ってきた荷物の中から補液を取り出すと、子猫へ皮下注射で点滴してくれました。

友人に補液点滴を受ける子猫。初めての体験で驚いたようだった。

 

補液の点滴は体内へ水分を補充するためのもので、人間の点滴とは違って栄養補給の役割はありません。

 

そのため、補液は主に腎臓を患った猫の体内へ水分補給に使われています。

 

友人の家には腎不全の保護猫がいるので補液のストックが用意されており、それを私が保護した子猫のために持ってきてくれたのです。

 

補液の点滴を受けた子猫は、身体が少し楽になったのかケージで静かに寝息を立てはじめました。

 

友人はひと通りの応急処置を終えると、補液の予備や子猫用のフードを置いて帰っていきました。

友人が置いていった補液の予備と治療用の目薬。

 

ひとまずは応急処置で落ち着いた子猫ですが、やはり病院で治療を受けないと体調の回復は難しそうでした。

 

そこで私は、予定を繰り上げて次の日に子猫を病院へ連れていくことにしました。

 

病院で先生に診てもらうとなると、子猫に名前を付ける必要があります。

 

保護した際に確認したところ子猫はメスだったので、女の子らしい響きの名前が理想です。

 

私は色々と悩んだのですが、保護した場所が橋のたもとだったので「橋のたもと」→「橋本」→「橋本環奈」→「カンナちゃん」と名付けることにしました。

 

少し恐れ多い名前ですが、本家のカンナちゃんに負けないくらい可愛い子に育って欲しいという願いが込められています。

病院に行く直前の子猫。カンナちゃんと命名した。

 

こうしてカンナちゃんとなった子猫を診察してもらったところ、猫風邪だけではなく真菌の疑いも指摘されました。

 

真菌とはカビの一種で感染してしまうと、痒みが生じて皮膚を爪で掻きむしってしまうそうです。

 

痒くて掻いた場所は脱毛が進行することもあり、自然治癒は難しい症状です。

 

特に子猫や栄養不足の猫は抵抗力が低下しているため、真菌に一度でも感染してしまうと慢性的な症状になりがちとのことです。

 

カンナちゃんの皮膚がボロボロなのも真菌の可能性が高く、病院で検査を受けることになりました。

 

真菌の診断は培養検査が必要になるため、結果が出るまでに10日間ほど掛かるそうです。

 

ひとまず猫風邪のための薬を処方してもらい、真菌の検査結果次第では他の治療も受けることになりました。

診察後カンナちゃんに処方された薬。

 

家に戻ってからのカンナちゃんですが、真菌の検査結果が出るまでは大事を取って先住猫とは隔離した部屋で過ごさせることにしました。

 

もしカンナちゃんが真菌に感染していて、他の先住猫にも感染が広がってしまったら収拾がつかなくなってしまうからです。

 

また、真菌は人間にも感染するため、カンナちゃんのお世話をした後は、私もきちんと手洗いや除菌をして感染を防がなくてはなりません。

 

もし私が真菌に感染してしまうと先住猫のお世話にも支障が生じてしまうためで、この頃の私はかなり念入りに手を洗っていた記憶があります。

 

そして病院で検査をお願いした10日後、結果を聞きに病院へ行くと、やはり真菌の陽性反応が出ていました。

培養検査の結果。
左(赤)がカンナちゃんで陽性反応。
右(黄)は陰性のサンプル

 

真菌と診断されたカンナちゃんには飲み薬と塗り薬の両方が処方され、家での治療生活がはじまったのです。
(続く)

 

★この話を最初から読む⇒瀕死の子猫を保護した話(その1)

 

リターン

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完売
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