支援総額
目標金額 140,000円
- 支援者
- 61人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
瀕死の子猫を保護した話(その3)
猫風邪と真菌を患っていたカンナちゃんは、家での闘病生活がはじまりました。
ちなみにカンナちゃんの月齢ですが、病院の先生によるとまだ乳歯が生えているので3~4ヵ月ほどとのことでした。
この程度の月齢ならまだまだ育ち盛りですので、しっかりと治療してあげれば十分な回復が見込めるはずです。
実際に治療をはじめてから2週間ほどすると、カンナちゃんは猫風邪から回復してすっかり元気を取り戻しました。
食欲が戻って抵抗力が高まったおかげか、真菌の治療も至って順調でした。
ただし、猫風邪の後遺症なのか右目だけが涙目になりやすく、目ヤニが溜まりやすくなっていたのです。
そのため、カンナちゃんの右目を毎日きれいに拭いてあげることが日課となりました。
右目の調子が少し良くない以外は、カンナちゃんは至って健康そうで、すくすくと回復してくれました。
そして、初診から1か月が経ち、投薬後のカンナちゃんの経過観察と猫エイズ・白血病検査を兼ねた再診の日がやってきました。
最も心配していた右目の状態ですが、先生によると時間は掛かるかもしれないが自然と回復するだろう、という見立てでした。
真菌からの回復も問題なく、今後は塗り薬も必要なくなりました。
気になっていた猫エイズや白血病の検査も陰性だったので、先住猫との隔離生活もようやく終わりを告げたのです。
しかし、検査結果を見た先生から、肝臓の数値が良くないという指摘がありました。
これは投薬治療が1か月続いた影響らしく、肝臓の数値が落ち着くまでもうしばらく投薬治療が必要になりました。
もう少しだけ投薬治療が続くカンナちゃんでしたが、体調の方は問題なく元気いっぱいでした。
相変わらず右目が涙目がちなのはなかなか治りませんでしたが、身体も少しずつふっくらと育ってきました。
性格も人懐こく育ってくれたおかげで、カンナちゃんは私にとって先住猫同様に大事な家族の一員となったのです。
しかし、カンナちゃんのように人懐こく可愛い子猫なら、まだ新しい里親さんを見つけられる可能性があります。
以前にも子猫を保護して里親さんに譲渡したことがありましたが、やはり子猫は里親さんを見つけやすいと経験から学んでいたのです。
それに、もし私がカンナちゃんを家猫として迎え入れてしまったら、家の状況的にもう新しく猫を引き取ることはできません。
そうなると、今後病気やケガの野良猫を見つけても、保護するのは難しくなってしまいます。
こうしていろいろと考えを巡らせてはいましたが、私のことを実の親のように慕ってくるカンナちゃんと接していると、新しい里親さんに譲渡するのは切なくて別れを考えることはできません。
しかし、カンナちゃんなら私よりもっと可愛がってくれる里親さんと出会うことができるでしょう。
私はカンナちゃんと離れたくない気持ちを振り切って、新しい里親さんを探すことにしました。
(続く)
★この話を最初から読む⇒瀕死の子猫を保護した話(その1)
リターン
500円
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- 支援者
- 25人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000円
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- 支援者
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- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
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- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
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- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年3月