支援総額
目標金額 140,000円
- 支援者
- 61人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
瀕死の子猫を保護した話(その4)
新しい里親さんを探すことになったカンナちゃんですが、保護してから1か月半が経っており、子猫というほど小さくはありませんでした。
実際の月齢も4~5か月ほどと思われますので、成猫の一歩手前であり子猫という表現は少し当てはまらないかもしれません。
そこで里親さん探しのポスターにもその旨を書きこんだうえで、何カ所かに掲示をお願いしてきました。
しかし、正直すぎる表現がマイナスだったのか、なかなか里親さんからお声が掛かることはありませんでした。
保護した当時はガリガリだったので気づきませんでしたが、カンナちゃんはかなり骨格がしっかりしている子でした。
そのせいか、肉付きが良くなってくるにつれて、どんどんと身体が大きくなっていきました。
十分な栄養を毎日摂れていることもあり、日に日に成長していくカンナちゃんは一層と可愛く育ってくれました。
そんなある日、カンナちゃんの乳歯が生え変わってきたのを見つけました。
猫は月齢5~6か月ころから乳歯と永久歯の生え変わりの時期を迎え、両方の歯が同時に生えている状態になります。
順調に育ってきたカンナちゃんも乳歯と永久歯の両方が生えている状態になり、何本か抜けた乳歯を拾うことができました。
元気に育ったカンナちゃんは先住猫との対面を果たしたのですが、先住猫のうちオスのクロちゃんとはどうも相性が良くなかったようです。
対してメスのリノちゃんとは気が合ったのか、良く2匹で一緒に遊んでいました。
ただ、リノちゃんは少し気が強いところがあり、じゃれてくるカンナちゃんを威嚇して遠ざけることもありました。
しかし、カンナちゃんはおっとりした性格でのんびりしていたせいか、リノちゃんに威嚇されてもそれほど気にする素振りはありませんでした。
こうして平和に3匹で暮らす日々が続いていたのですが、新しい里親さん探しは難航していました。
そして、このままカンナちゃんと年越しすることになるかと思われた11月の中頃に、ようやく里親さん希望の方からお声がけがありました。
その方はカンナちゃんの写真でひと目惚れしてくれたらしく、私の家へ娘さんとお孫さんと一緒にカンナちゃんを見にきてくれました。
実際にカンナちゃんと触れ合った際に保護の経緯と治療歴を話し、右目が涙目がちなことも伝えたのですが、それでもカンナちゃんを迎えたい気持ちは変わらず、トライアルとして11月末にお渡しする予定となったのです。
泣いても笑っても、カンナちゃんと一緒に居られるのはあと10日ほどしかありません。
私は残された僅かな時間を、後悔の無いようにカンナちゃんと過ごすことを強く誓いました。
(続く)
★この話を最初から読む⇒瀕死の子猫を保護した話(その1)
リターン
500円
感謝のメール【リターンがご不要な方向け】
我が家の可愛い保護猫画像を添えた感謝のメールをお送りします。
- 支援者
- 25人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
1,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫動画
我が家の可愛い保護猫画像を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた保護猫のオリジナル動画をお送りします。
- 支援者
- 24人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた猫たちの画像を用いたオリジナルカレンダーをお送りします。
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 13
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円
感謝のメール&オリジナル保護猫カレンダー&オリジナル保護猫ポストカード
我が家の可愛い保護猫の写真を添えた感謝のメールをお送りします。
今までに保護してきた猫たちの画像を用いたオリジナルカレンダーをお送りします。
保護猫の画像を用いたオリジナルポストカードをお送りします。
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2022年3月