女性に対する暴力のない世界へ　マンスリーサポーターとしてご支援を！

以下はUN Womenが推奨する見分け方です。

 

女性に対する暴力は人権侵害ですが、世界中で起こっているのが実情です。3人に一人の女性が身体的・性的暴力を受けた経験があるといわれています。しかもその多くは配偶者や親しいパートナーからです。ドメスティックバイオレンス（DV）は外からは目につきにくいものです。でも恋愛関係で虐待につながりそうな兆候が見分けられれば、サポートにつなげたり、実際に助けたりもできます。

 

 

よく見られる虐待のサインとはどのようなものでしょうか。

 

*  パートナーがあなたのすることすべてを追跡し、問い詰めてくる。どこに行ったか、誰と一緒だったかなどをいつもモニターし、友人、家族と会うことをやめさせたり、仕事や学校に行くことを邪魔する。

 

*  パートナーがメール、電話などにすぐ返事をするよう強要し、あなたのSNS,　メール、その他のアカウントのパスワードを要求する。

 

*  焼きもちを焼き、うそをついた、だましたと絶えず攻め立てる。お金や薬の使い方、避妊のやり方をコントロールしようとする。あなたの洋服、食事に至る毎日のことすべてを自分で決めたがる。

 

*  あなたを侮辱する。容貌、知能、興味などをこき下ろしてあなたをやり込める。人のいる前で恥をかかせ、あなたが大切にしているものを壊そうとする。

 

*  いつ怒るか予測できず、なにが怒りを爆発させるのかもわからない。自分の暴力はあなたのせいだと責め、あなた、自分自身、子供やペットを含む家族のメンバーに危害を加えると脅す。

 

*  あなたをぶったり、押したり、突いたり、ひっぱたいたり、かんだりして身体的危害を加える。何らかの凶器を使うと脅す。

 

*  レイプしたり、性的行為を強制する。過去にセックスに同意したからと言って、将来も将来もそうしなければいけないように強制する。ある行為に同意すると、親密度レベルのより高い行為にも同意したと勝手に思い込む。例えば、キスをしたらいつもセックスをしてよいと考える。

 

*  もしあなたが言う通りにしなかったり、虐待を誰かに報告したら、当局に違法行為で訴えると脅す。

 

 

もし虐待されていると思ったら、助けを求めてください。以下はそのためのガイダンスです。

 

*  あなたの心配を信頼できる友人・家族・近所の人にうち明ける。どのような助けがいつ必要か、計画を立てる。例えば連絡を取るとき、いくつかの暗号、言葉、絵文字を決めておくのも大切。

 

*  逃げる戦略を立てておく。例えば薬屋さんや食料品店に行くと言って、着いたらそこの電話を使って助けを求める。家を出るそれらしい理由も考えておく。

 

*  電話はいつも充電した状態にしておく。友人、家族、警察に助けを求められるよう電話番号をわかるようにしておく。危険を感じ、そうできる状況であれば警察を呼ぶ。

 

*  パートナーが暴力をふるうパターンやそのレベルを把握するよう努める。これが分かるようになるといつ暴力や虐待がエスカレートするか予想できるようになる。

 

 

Frequently asked questions: The signs of relationship abuse and how to help | UN Women – Headquarters