これまでの活動で手術を受けた、イサン・ギミレ君のことを紹介させてください。

 

イサン・ギミレ君は、来院した当時は3歳。お母さんのパールバティさんに連れら
れ、首都カトマンズからバスで10時間のところにある町からやってきました。

 

 

最初の手術を終えた時のイサン君とパールバディさん

 

 

イサン君はこれまでに3回、この事業で手術を受けました。

最初の時にはまだ幼く体重が軽過ぎたため口唇裂のみの手術となり、2回目には口蓋
裂の手術を受けました。2回の手術で終わる予定でしたが、塞いだ口蓋に少しだけで
きた隙間を治す手術を3回目に行ないました。

その際、鼻の穴が左右非対称になっていたため、それを整える手術も行ないました。


3回目の手術であっても母親は心配でたまらないらしく、手術後にイサン君の表情が
和らぐまでは、ずっと泣きそうな顔で我が子を見つめていました。

 

 

抜糸を終えたイサン君

 

パールバディさんは、これまでの治療を振り返りこう話してくれました。

 

「最初に唇の裂け目(口蓋裂)を治してもらった時には、目を疑いました。そして上
あごの裂け目(口蓋裂)を治してもらった時には、飲み物がしっかり飲めるようにな
り、声をはっきり出してしゃべれるようになりました。

今回、上あごの裂け目を塞いでもらい、鼻の穴をきれいにしてもらったこの子を見て、改めてもう一人子どもを産んだような、とても幸せな気持になりました。この子はきっといじめられることもなく、他の子と一緒に学校に行って、すばらしい生活を送れるようになります」

 

また、病院を去る間際にこんな言葉を残していきました。

 

「もうこの子は、手術を受ける必要はないと思います。でも、これからも日本人の皆
さんがここに来るならば、元気に育ったこの子を見せに、絶対また来ます。」

 

患者としてではなく、「元」患者として。

イサン君とパールバティさんに、今年、会うことは出来るでしょうか。

 

皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。
 

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