
支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 134人
- 募集終了日
- 2019年9月2日
フェアトレードってどうやって課題解決を目指しているの?
フェアトレード・ラベル・ジャパンの中島です。
プロジェクト公開からちょうど1週間が経過しました。
多くの方々から応援いただき、おかげさまで目標金額の55%まで来ました。ご寄付やシェアでのご支援、本当にありがとうございます!
多くの方々からお申込みをいただいております「フェアトレードラベル マグカップコース」の数量を追加で増やしましたので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
さて、前回の記事では、気候変動や価格の暴落など、コーヒーの持続可能性を脅かす課題のお話しをしました。
コーヒーは、一次産品としては石油に次いで世界第2位の取引規模を誇っていますが、生産地域の9割以上が開発途上国です。コーヒー豆の買い取り価格は、生産現場とは遠く離れたニューヨークとロンドンの国際市場で決められます。需要と供給のバランスだけでなく、投機マネーも流入し、日々激しく値動きします。小さな土地で収穫できる量も限られている小規模農家が多く、マーケット動向の情報や市場へのアクセスがなく、交通手段がないために村に買い付けに来る仲介業者に売るしか手立てがないなど、弱い立場に置かれています。そうなると、どうしても不利な価格で取引せざるを得ず、時に生産コストすらまかなえない価格で売らざるを得ません。そのような状況では、子どもを学校に行かせることもできず児童労働に繋がったり、環境を守りながら品質のいいものを作ることができなくなったりと、負の連鎖に陥りがちです。
ではフェアトレードではこうした課題をどのように解決しようとしているのでしょうか。
フェアトレードでは、まず小規模なコーヒー農家が、地域で仲間たちと生産者組合を結成することから始まります。個々の農家単位では認証を取得することができず、必ず地域で生産者組合を作り、組織単位で参加することが求められます。そこにはきちんと意味があります。複数の小規模生産者が集まり組合を作ることで量もまとまり、その結果、市場と直接つながり、交渉力をつけていくことが可能となります。
フェアトレード認証の国際基準では、生産者が買い叩かれることのないよう、生産コストをきちんとカバーし、持続可能な生産のために必要な「フェアトレード最低価格」が具体的な金額で定められています。国際市場価格がどんなに下落していても、フェアトレードの取引においては、輸入業者は「フェアトレード最低価格」以上を生産者組合に保証することが定められています。
また生産者組合や地域全体の社会発展のための「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」も別途、金額が設定されており、取引量に応じて輸入業者が直接、生産者組合に保証する決まりです。この資金は、個々の農家に分配するのではなく、組合単位で民主的に運用していくルールです。
この二つの価格ルールにより、生産者は適正な対価を保証され、安定した収入を得られるようになることに加え、地域や組織の発展に何が必要かを皆で民主的に話し合い、プレミアムを活用して、品質向上に取り組んだり、地域に学校や病院などの社会的インフラを整備したりすることが可能になるのです。個人では到底実現できないようなことが可能になっていくのです。
生産者たちも厳しいフェアトレード基準を守り認証を維持していくため、日々努力が求められます。メンバー農家は、農薬や薬品の使用制限、土壌や水源の保全など、フェアトレード基準に定められている環境基準を守りながらコーヒーを栽培します。また組合を民主的に運営し、不当な人種差別や強制労働、児童労働を排除するといった、社会的な基準への遵守も求められます。プレミアム資金を正しく運用していくことも必要です。そのように細かく定められたフェアトレード基準を守り、定期的に認証機関の監査も受け、認証を取得・維持していきます。
そうして認証された小規模生産者組合からコーヒー生豆を輸入する商社もまた認証を受けなければいけません。決められた価格やプレミアムを本当に生産者に保証しているかどうか、生産者との長期的で安定した取引がなされているかどうかなど、売買契約書や銀行の送金記録など、定期的な現場監査でチェックされます。
この監査・認証のしくみは、原料の生産からはじまり、最終製品化されるところまで追いかけます。このチェーンがすべて繋がって初めて最終製品が「フェアトレード認証製品」として認められ、その証として、「国際フェアトレード認証ラベル」が商品に表示されるというわけです。
「フェアトレードはわかりにくい」とよく言われます。「寄付」と勘違いされることもよくあります。消費者が支払う商品価格の一部が、あとから開発途上国の生産者に還元されるイメージの方も多いかもしれません。例えば、「この商品を一つ買うと、商品代金のうち10円が現地に寄付されて、子どもが学校に行けるようになります」と言われた方が、消費者にとっては自分の購買が具体的に何に役立てられるのかが明快でわかりやすいでしょう。
しかし、フェアトレードはそもそも貿易自体を公正なものにしていく活動です。生産者に適正な価格を支払うといったことは、本来であれば当たり前に成されるべきことです。
フェアトレードの認証ラベルは、その製品の原料をつくる生産者にきちんと適正な価格が支払われていることの証です。私たち消費者は、ラベルを目印に、美味しいコーヒーを作ってくれた生産者にきちんと対価が支払うことを選択することができるのです。
リターン
20,000円

【ご支援コース】9/13 ウェルカムパーティ参加権
・SCAJ最終日の夜にお台場近辺で開催する生産者とFLJの懇親会への参加権
・サンクスメールの送付
・来年5月に開催するサポーター交流会にご招待
-----
※懇親会の参加は当日の参加費なども本リターン内に含みます。
※来年5月に開催するサポーター交流会のリターンについては、2020年5月までにメールにてご案内させていただきます。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2019年9月
1,500円

【ジュニア寄付コース】サンクスメール・非売品ステッカーほか
・サンクスメールの送付
・寄付領収書の送付
・フェアトレード・ラベル・ジャパン 非売品ステッカー 1枚
・来年5月に開催するサポーター交流会にご招待
-----
※来年5月に開催するサポーター交流会のリターンについては、2020年5月までにメールにてご案内させていただきます。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月
20,000円

【ご支援コース】9/13 ウェルカムパーティ参加権
・SCAJ最終日の夜にお台場近辺で開催する生産者とFLJの懇親会への参加権
・サンクスメールの送付
・来年5月に開催するサポーター交流会にご招待
-----
※懇親会の参加は当日の参加費なども本リターン内に含みます。
※来年5月に開催するサポーター交流会のリターンについては、2020年5月までにメールにてご案内させていただきます。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2019年9月
1,500円

【ジュニア寄付コース】サンクスメール・非売品ステッカーほか
・サンクスメールの送付
・寄付領収書の送付
・フェアトレード・ラベル・ジャパン 非売品ステッカー 1枚
・来年5月に開催するサポーター交流会にご招待
-----
※来年5月に開催するサポーター交流会のリターンについては、2020年5月までにメールにてご案内させていただきます。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年10月

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