終盤に差し掛かりました。

あと11日です。目標の87％を超えました。皆様の応援を受けてここまでまいりました。もう一息ですのでよろしくお願いいたします。

「ルクレツィア」というオペラをレスピーギは完成することなく亡くなってしまい、彼の死後、妻のエルザが残された草稿を元に完成させましたが、エルザ・レスピーギとはどういう人だったでしょうか？

エルザ・レスピーギは1894年に生まれ、1996年に102歳の誕生日の1週間前に亡くなりました。最初は歌手として活動し、レスピーギと一緒に演奏活動をしておりました。また作曲家でもあり、数々の歌曲やオペラも書いているようですがオペラは上演されたことがないそうです。私たち「裏街道シリーズ」としてはこのような話は見逃せず、いつかは彼女の作品を取り上げてみたいという誘惑に抗うことが出来ません。

しかし彼女は自身の作曲家としての仕事よりも夫のサポートをすることに力を尽くし、その中のひとつの仕事として、この「ルクレツィア」の完成があります。またレスピーギの書いた数々の歌曲も彼女あればこそのものだったと思います。

ひたすら夫を支え、生涯作曲家レスピーギのために尽くした妻エルザ、彼女の眼から見てこのルクレツィアの悲劇はどんなものだったのでしょうか？