【御礼・報告】2021年7月土砂災害 熱海市へ支援を届けたい
2021年7月〜8月に実施したPBVのクラウドファンディング「2021年7月豪雨 土砂災害|熱海市へ支援を届けたい」にて、29人の皆さまから、総額254,000円の心温かなご支援を頂きました。
新型コロナによって誰しもが生活に影響を受けている中にも関わらず、皆さま一人ひとりが被災地に心を寄せていただいたことで、被災地へ必要とされている支援を届けることができました。
スタッフ一同、改めて心から深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
【災害概要】
2021年7月に梅雨前線の影響により、東海地方から関東地方南部を中心に記録的な大雨が降るなか、静岡県熱海市では大規模な土石流が発生し、98軒の住家が被害を受けました。また、27名の尊い命が奪われ、未だに1名の方が行方不明のままです。
皆さまからご支援頂いた支援金は、以下の災害支援・人道支援活動のために大切に活用させて頂きました。
【PBVの活動期間】2021年7月4日-2021年8月19日
【活動場所】静岡県熱海市
【活動人数】日別延べ活動人数 67人
✒︎情報連携体制の構築のサポート
熱海市では、コロナ禍における自然災害などが発生した場合、観光地である熱海市ならではの地域性を活かして、ホテルを避難先として活用することが事前に検討されていました。また、静岡県では南海トラフ地震などの想定から日頃から災害や防災への取り組みが多くなされてきました。こうした背景から、地元自治体では迅速な災害対応・対策が行われていました。
その一方で、被災住民のニーズ把握や情報整理が追いついていない課題がありました。加えて、ホテルを活用した避難所は、新型コロナ感染防止としてだけでなく、世帯毎にプライバシーが守られ個別空間で避難生活を送ることができるメリットがあります。その反面で、避難者と支援者が対面するタイミングが少ないため、個々の状況が見えづらくニーズ把握がしにくいなどのデメリットもありました。
こうした状況の中、これまでの被災地支援のノウハウを活かして、行政や社会福祉協議会、支援団体などが円滑に情報共有をはかるための会議体の立ち上げや、発災後のフェーズごとに発生する情報の整理と課題解決に向けた伴走支援を行いました。
✒︎緊急期から移行期に向け避難生活の課題整理
避難生活の緊急期から次の住まいにうつる移行期の課題整理のサポートとして、地元の災害ボランティアセンター(社会福祉協議会)や行政などと協働し、生活再建に向けた意向調査を実施して、被災世帯ごとのニーズや困りごとを丁寧に把握しました。
こうして集まった情報を一元化し、多様な支援アクターが関わり被災者支援の土台となる「被災者台帳」へ情報を集約していきました。意向調査に基づいて必要な公的支援などへ繋げるための流れを整理し、孤独死や災害関連死の予防、心身のケアといった個別対応が迅速に行われるようサポートしました。
災害が多発する時期を迎えて: まだ皆さまの力が必要です
残念ながら熱海市の土砂災害のように、日本各地で毎年大きな風水害が発生しています。それらの被災地を迅速に支援するためは、皆さまの力が必要です。次に災害が発生した場合、皆さまからの継続的な支援があると、いち早く被災地での支援活動を開始することができます。
PBVの活動を継続的にご支援いただける毎月寄付制度「お互いさまサポーター(継続支援者)」への参加をお願いしています。月々1000円〜、退会はいつでも可能です。
ぜひ今後も災害につよい社会づくりのために私達と繋がり続けてくださる方々をお待ちしています。
「お互いさまサポーター」の詳細はこちらです
✒︎侵攻から4ヶ月以上が経つウクライナ: 「今必要なこと」を確実に届ける
ピースボート災害⽀援センター(PBV)は、ロシア軍によるウクライナ侵攻直後の3⽉から、ウクライナの隣国・ルーマニアの複数の提携団体とともに⼈道⽀援を続けています。
現在、PBVの公式HPにて【2022年6月25日時点での支援活動レポート】を公開しています。
これまで2500名を超える方々からのご支援に支えられ活動を継続することができました。軍事侵攻の激化・長期化の中で、避難民の方々が置かれている状況はますます深刻化しています。
長い支援活動となることが見込まれている今、引き続き皆様からのお力添えを必要としています。あたたかいご支援をよろしくお願いします!
https://pbv.or.jp/donate/2022_ukraine
現地の活動内容は、随時PBV公式SNSで発信しています。
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