プロジェクト概要

静岡大空襲体験者に取材し、脚本化したい!戦争の記憶を次世代に伝えたい!

 

初めまして。SPAC-静岡県舞台芸術センターの専属俳優・奥野晃士と申します。今回は静岡大空襲体験者4人に取材し、記録として脚本にしたいです。今後『リーディング・カフェ』などの活動を通して、若者たちにこの歴史を知ってもらいたいです。

 

しかし、取材費がまだ足りません。多くの大空襲経験者に取材するため、皆様のお力をお貸しいただけませんか。

 

(空襲体験の聞き取りの様子です)

 

◉戦後70年目を迎えて、静岡大空襲の体験者が少なくなっていきます。

 

2015年は終戦から70年に当たる年です。静岡でも昭和20年6月20日未明、B29による大空襲があり2000人以上の人が命を落としました。
戦争を実際に体験した人が年々少なくなっていく今、「死ぬ前にあの日体験したことを若い人たちに聞いてもらいたい」と願っている高齢者も数多くいらっしゃいます。

 

◉静岡大空襲体験談をドラマ化し台本として文字化する意義。


現存する最も古い演劇台本は2500年も昔のギリシャ悲劇ですが、文字化された台本が残っているため、現在でも当時の作品が頻繁に上演されています。しかるに、この一人一人の空襲体験談を、写実的に台本にして文字化すれば、千年先二千年先の未来へもこの体験を伝えることができるはずです。


また、文化のあるところに人が集まるわけで、平和資料センタ―において自ら執筆した空襲体験を写実的にドラマ化した台本を使って『リーディング・カフェ』を行えば、若い世代の人達も集まりやすく、とりわけ地元にまつわる戦争体験はリアリティーがあり、人類の戒めとして戦争体験の伝承大いに役立つのではないかと確信し、“step1静岡大空襲の体験談を体験者に語ってもらうい、その内容の聞き取りを行う→step2その体験談を台本化する→step3完成した台本を使ってリーディング・カフェを開催する”この3段階の活動を『ミッション・ゲルニカ』と称して、小長谷氏を事務局長にして活動して行く事にしたのでした。

 

(平和資料館での聞き取りに老若男女が集まりました)


◉活動を始めたきっかけは静岡平和資料センターでの『リーディング・カフェ』

 

2012年初夏、私が考え出した、演劇の台本を参加者が実際に声に出して読んでみる、『演劇のカラオケ』と呼ばれている人気企画『リーディング・カフェ』を、静岡平和資料センタ―で開催したことがありました。


静岡平和資料センタ―は昭和20年6月の静岡大空襲に関する資料を中心に保存してある、静岡市内の繁華街にあるビルの一室ですが、その存在を市民にもほとんど知られておらず、オープン日の来場者もまばら。


そんな平和資料センターでのリーディング・カフェを企画した小長谷氏は、とにかく若い人達にこの場所をもっと知ってもらいたいという希望を普段から持っていたこともあり、奥野と昵懇であった彼は、若者にも人気の文化活動であるリーディング・カフェを平和資料センターで企画したのでした。

 

(皆で脚本を読む”リーディング・カフェ”の様子)


◉演劇を通して空襲体験を若者達に伝いたい!

 

小長谷氏はこの静岡平和資料センタ―の会員で、彼の父親も16歳の時に大空襲を経験しており、リーディング・カフェの参加者にもぜひその時の経験を聞いて欲しいと、開催当日、小長谷氏のお父さんも会場に足を運んで下さり、冒頭の15分を所望して体験談を話してくれました。


リーディング・カフェを目的に平和資料センタ―に集まった15人ほどの参加者の中には、現役の高校生、大学生も多かったが、そのほとんどが平和資料センタ―の存在を知らず、空襲体験の話を聞くのも初めてという人が多かったが、リーディング・カフェ終了後のアンケートを見ると、演劇の台本の内容よりも、空襲体験の語りの内容に衝撃を受けた人達も多く、「もっと話を聞きたい」という意見すら多く寄せられました。

 

主催した小長谷氏も、今回特に若い人達にこの場所の存在を知ってもらい、尚かつ空襲体験を聞いてもらえたことを大変喜んでくれたのでしたが、生々しい体験談を、他の参加者と同じく衝撃を持って聞いていたSPAC奥野でしたが、しかし単に体験談を語るだけだと、その場の人達の間に伝わるだけで終わってしまうことに、一抹の虚しさを感じずにはいられませんでした。

 

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(空襲体験の脚本を読み、ご本人の体験を聴く)


◉活動が与える影響力

演劇のちからで世代を超えた交流を行い、平和への価値観を共有したい!

 

これまで8回の聞き取りを行ったが、参加者も30人以上集まり、実際に体験した方々の話を聞きながら質疑応答などの時間は、とても有意義で、考えさせられるものが多くありました。しかしながら、それぞれ別の人達の話だったために、合計2作品の執筆にとどまっているのが現状です。
(一昨品は15分の朗読作品としての上演が、もう一方は30分以上の作品として『リーディング・カフェ』で、それぞれ複数回上演されており、いずれも大変好評をいただいている)


中でも体験者本人を交えて行う『リーディング・カフェwith 本人』の場合は、リーディング・カフェの最中でも、要所要所に本人による解説がはいり、それがより一層のリアリティーを増す事になり、尚かつ当時の風習や社会情勢を台本を語り、聞きすることで知ることにもなり、なにより世代を超えた交流がその場に生まれ、平和への価値観を共有することにも繋がり、大変有意義なイベントである。しかしながら体験者も高齢になり、語り手が少なくなってきているのと、話したい人は多いが、書き手が不足していることがあり、台本の執筆が追いついていません。

 

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(県内の高校生が脚本をオリジナル朗読劇として上演)


それはやはり、仕事の合間に執筆しているためになかなか筆が進まないのと、高齢者が多いため、町中で頻繁に会って話を聞くことも困難な人も多く、話を聞きにいくにも、交通費や、場所代などの出費を賄う財源が大きなネックになっていました。


これまで、一昨品を執筆したのは奥野本人であるが、奥野が取材したものの、一度の聞き取りではなかなか正確な描写や当時の様子を窺い知ることができないような事が多々あり、複数回の取材を敢行する必要を痛切に感じていました。


いずれは書き手の集団をつくり、20本、30本、50本、100本と、本数を増やして行きたいが、今回は実験的に奥野晃士と、同じくSPACでの舞台にも出演し、脚本執筆経験もある女優・関根淳子による取材及び執筆活動に対する援助をお願いしたいと思います。

 

引換券について

 

1)サンクスレター
2)今回のプロジェクトによる脚本集
3)脚本集に支援者様のお名前掲載(任意)  
4)静岡お茶クッキー
5)リーディング・カフェ(脚本を読む会)ご招待 
6)俳優・奥野晃士による動読公演または演劇ワークショップ

(奥野晃士による"動読")


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