このプロジェクトでは広報を担当している岸卓巨と申します。東日本大震災発生直後から、東北でのボランティアを開始し、このプロジェクトのきっかけを作りました。その後私は青年海外協力隊として昨年9月までケニアで活動していましたが、日本では私の父である岸弘之が西巣鴨地域サポートクラブを結成し、中高生の交流事業を継続してきました。

 

今回は、このプロジェクトが始まったきっかけについて、「なぜ南三陸の中高生なのか?」という問いへの答えを通してご紹介させていただきます。どのようなきっかけでこのプロジェクトが始まったかお知りいただければと思います。キーワードは「繋がり」です。

 

はじめに、なぜ他にも困っている子どもたちがたくさんいるのに南三陸の中高生、さらに言えば歌津中学校の生徒との交流を続けているのかという質問に、客観的に明確な答えを出すことはとても難しいことです。

 

それは、歌津中学校を選んだ理由が、たくさんある中学校の中から歌津中学校を選んだというよりも、震災後歌津中学校との繋がりができ、「歌津」の現状を目の前にした時に、西巣鴨の子どもたちにも、歌津の子どもたちにも有意義な活動ができるのではないかと考えたからです。

 

「繋がりがあった」、これが歌津中学校を選んだ1番の理由です。もし別の中学校と繋がりができていれば、その中学校との活動を継続し、場合によってはこれから新たな繋がりができた中学校との交流がスタートする可能性もあります。

 

 

 

その繋がりについていくつかリンクを紹介しながらご説明いたします。

 


RQ市民災害救援センターに関わり始める。

 

2011年3月11日に東日本大震災が発生し、数多くのボランティア団体が立ち上がる中で、非日常的な場での活動能力の高いアウトドア関係者(自然学校関係者、アウトドアアクティビティのインストラクター)で立ち上げたのがこの団体です。私もこれまでアウトドア活動のインストラクターをやってきた関係で、3月末から関わりはじめ、4月からはRQの総務として東京のRQ事務所とRQの拠点であった宮城を往復する生活を始めました。

 

この団体は、大手組織や政府などの支援が届きにくい、私設避難所や家に残っている人たちを主にサポートしてきたので、地元の人との繋がりが活動の鍵になります。

 

この団体はアウトドア関係者で立ち上げましたが、既に4月の段階では、より幅広い人たちが集まってきていました。

 

参照:http://www.rq-center.net/

 


RQ市民災害センターの活動場所が歌津にできる。

 

RQが宮城県登米市を本部にしながら、活動場所を探していく中で、歌津との繋がりが出来てきました。

 

歌津と繋がりができた1番の理由は、歌津の伊里前地区に契約会と呼ばれる自治組織があり、その組織がRQの活動を受け入れてくれたことや、ボランティアがテント生活ができ、プレハブの事務所を置くことができる場所があったことが大きな理由かと思います。

 

参照:http://utatsu.blogspot.jp/p/blog-page.html

 


岸家ボランティアツアー

 

私がRQで活動していた関係で、より多くの人に東北の現状を知ってもらいたいという想いから5月には両親にも宮城に来てもらいました。

 

これまで10年以上西巣鴨中学校のサッカー部外部コーチを務め、地域の中でスポーツを通した強い繋がりを持っている父親と歌津でボランティアを行い、中学生同士の交流のアイデアが生まれたのはこの時です。

 

参照:http://blogs.yahoo.co.jp/takumi_kishi/63284922.html

 


シンポジウムで歌津中学校校長先生と顔合わせ

 

中学生の交流のアイデアがより現実的になったのが、12月7日に震災から9か月の節目
として行われたRQシンポジウムです。この時に、歌津中学校の校長先生と直接、中学生
によるボランティアツアーとサッカー交流のアイデアについて話し、この後歌津中学校との交流がスタートしました。

 

参照:http://www.rq-center.net/wp/wp-content/uploads/2012/03/rq_sympo1209_light.pdf

 


長くなりましたが、歌津と西巣鴨の関わりについてご理解いただけましたでしょうか。ここから先は、プロジェクトの本文をご覧いただければと思います。

 

私はケニアでの活動も継続しておりますが、「なぜケニアか」と聞かれれば、協力隊としての派遣先がたまたまケニアであり、現地の人々と繋がりができたからです。震災の時には人と人との「繋がり」が本当に大切であり、繋がりはいくつもの「偶然」によってできてくると感じています。

 

今回、このページをご覧いただいたことも1つの「繋がり」です。ぜひこの繋がりを大切にしていければと思います。

 

ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

 

岸卓巨

 

 

 

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