誰もが地域で「生きる」を当たり前に!作業療法士らによる法人設立

誰もが地域で「生きる」を当たり前に!作業療法士らによる法人設立

支援総額

1,237,000

目標金額 500,000円

支援者
81人
募集終了日
2022年4月17日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

【第一目標達成のお礼とネクストゴールについて】  

 

皆様のあたたかいご支援により、開始から約50時間で目標金額50万円を達成することができました。とても驚いていると同時に感無量でございます!未熟な私たちにこのようなご支援と、多くの応援メッセージをいただき、本当にありがとうございました。 

 

このクラウドファンディングは2022年4月17日(日)23時まで実施します。

残りの期間でさらなる資金調達のためネクストゴール(120万円)に挑戦します!

 

◾️運転資金の補填分:70万円

(費用の例)

◯宣伝・広告費:ホームページの作成・管理、サーバー代、広告費(リーフレット作成費)等

◯備品・設備費:経理や運営に必要なソフトウェア、PC等のハードウェア、椅子や机といった家具等

◯事務所管理費:事務所の賃貸料や管理費、光熱費等

 

引き続きご支援をお願いするとともに、まわりのお知り合いにも広げていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

 2022年3月20日  (日)

代表 戸田竜也

 

 

メンタルヘルス × 作業療法

× 地域生活

 

 

自己紹介

 

はじめまして!ページをご覧くださりありがとうございます。

作業療法士の戸田竜也、小林乃愛、清水麻里奈と申します。私たちは精神科診療所、精神科病院、訪問看護ステーションにそれぞれ勤務しております。私たちは元々同じ職場の同僚でした。

 

 

 

精神科病院で目の当たりにした現実

 

私たちは精神科病院に就職して多くのリアリティショックを受けました。数十年長期入院をされている方、隔離や身体拘束を長期間受けている方、入院を数十回繰り返している方、精神科病院の職員に怯えながら入院されている方…。そのような中で作業療法を提供する違和感…。それと同時に、上記の原因は入院されている方にあるのか?という疑問が生じました。  

 

 

精神科医療に対する問題意識

 

毎日新聞は2018年8月21日に「精神疾患50年入院1773人」、「閉ざされた病室55年」という見出しで、全国の精神病床のある病院に、1,700人を超える患者が半世紀以上にわたって入院している実態が明らかになったという衝撃的な記事を掲載しました。

 

日本の精神科病院は他国に比べ病床数が圧倒的に多く、約16万人以上が1年以上の長期入院の状態にあります(図1と図2)。

 

国は2004年の改革ビジョン(資料)において「社会的入院」者(受け入れ条件が整えば退院可能な人)は約7万人存在するとし、「入院医療中心から地域生活中心へ」という理念のもと、様々な施策を行ってきました。

 

しかし、改革ビジョンの目標達成により「10年間で約7万床相当の精神病床数の減少が促される」とされていましたが、2017年「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」の報告書のなかで、実際は2002年35.6万床(33.2万人)から、2014年33.8万床(29.6万人)へと、1.8万床(3.6 万人)しか減少しなかったのです。資料

 

出所:日本医師会 病床数の国際比較(資料)を基に作成

 

出所:令和2年度精神保健福祉資料を基に作成

 

 

プロジェクト発案のきっかけ

 

しかしながら日本の精神科作業療法士の多くは精神科病院に勤務し、地域の場で活動する精神科作業療法士は少ない現状があります(資料)。私たちは精神科病院や医療の枠の中だけで作業療法士の専門性は生かしきれないと感じていました。

さらに言えば私たちはリハビリテーション職として、精神障がいのある人々の地域生活を守るという使命を果たせていない状況だと認識しています。そこで、専門性を生かしつつ、前述した使命を果たすべく、本プロジェクトを立ち上げました。

 

※ 障害者総合支援法に基づくプロジェクトであるため医師の指示のもと行われる医行為を含みません。

 

 

私たちが大切にしたいバリュー

 

①「管理」ではなく「自由」

管理の対象として扱われてきた障がい者の自由を尊重し、自由を守ります。

 

②「治す」ではなく「リカバリー」

病気になる前へ戻ることではなく、人生の様々なプロセスとして経験を昇華していくことに重きをおきます。

 

③「問題解決」ではなく「ストレングス」

目の前の人の問題ではなく、その人の在りたい自分の実現に焦点をあてます。

 

④「適応」ではなく「包摂」

人が社会に適応するのではなく、社会が人を包摂するあり方を目指します。

 

⑤「支援」ではなく「協働」

一方向的な「支援」という関係から脱却し、双方向的な「協働」という関係を目指します。

 

⑥「疾病」ではなく「生活」

目の前の人の疾病のみに着目するのではなく、その人らしい人生を送れることに価値をおきます。

 

 

地域の作業療法室

 

作業療法とは、「人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す」資料とされています。一方で精神科病院にある作業療法室では手芸や工作などの作業を画一的に入院されている方へ提供するに留まっています。私たちは、生活行為と記述されている通り、作業は生活の中にあるはずだと考えています。

 

人々の生活行為には、「したいこと」「やりたいこと」「目指していること」などが含まれます。そのような作業へアクセスするお手伝いこそ作業療法士の専門性の重要な要素だと考えています。

現在、精神科作業療法は病院の中で実施されていますが、それを地域へ移行させたいと考えています。そのために、地域活動支援センター(資料)というかたちで活動することを目指しています。

 

 

埼玉県川越市である理由

 

社会人2年目の時から、埼玉県の精神医療人権センターの活動に参加し、権利擁護活動に関わるなかで、埼玉県の精神保健福祉における様々な課題を知りました。

 

◼️埼玉県は精神科病院での身体拘束率が全国で1位(『朝日新聞』2019.5.23

◼️精神科病院での死亡退院が多い、訪問看護など地域資源が少ない、医療保護入院という強制入院が多い(精神保健福祉資料令和元年度より)。

 

川越市は、川越市に居住地がある長期入院者が300名を超えており、これは埼玉県内で2番目に多い状況です(ReMHRAD/在・退院者の状況より)。さらに川越市は30万人を超える中核都市にも関わらず、精神障がい者を専門にした地域活動支援センターが1箇所(資料)しかありません。

 

 

SCRAP & BUILD

 

破壊と創造

 

時代の変遷に応じて役割を終えていると考えられるものはスクラップ(廃止・縮減)し、それによって生み出された財源をより重要な新しい事業に置き換える手法としてこの言葉は用いられます。

 

法人名に込めた思いは、単純に新しいものを創造する、変化していくということに留まりません。

 

既存のものを壊す、ひいては私たち自身も個人の中で価値観や考え方、視点の破壊と創造の試行錯誤を繰り返し続けるといった意味を込めました。

 

 

具体的な今後の動き

 

◯ 2022年3月 一般社団法人設立。

 

◯ その後自治体からの許認可を得るための交渉。

  協力者の弁護士と自治体へ交渉していく予定です。

  並行して、活動拠点となる物件探しも進めていきます。

 

◯ 2022年度中に活動開始。

 

 

資金の使い道

 

まずは、法人設立/運転資金のご支援をお願いできればと思います。

(申請時、法人設立前のため代表者戸田竜也の口座を利用しています)

 

【支援金の使途内訳】

◯ 120,000円:法人化にかかる費用(定款認証代や登録免許税等)

◯ 314,000円:事務所契約費への補填分(敷金、礼金、保証金等)

◯   66,000円:クラウドファンディング手数料

 

今後の活動は今回の資金だけでは難しいですが、引き続き様々なかたちでご支援していただけたら幸いです。

 

その他費用の例

◯宣伝・広告費:ホームページの作成・管理、サーバー代、広告費(リーフレット作成費)等

◯備品・設備費:経理や運営に必要なソフトウェア、PC等のハードウェア、椅子や机といった家具等

◯事務所管理費:事務所の賃貸料や管理費、光熱費等

プロジェクト実行責任者:
戸田竜也
プロジェクト実施完了日:
2022年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

一般社団法人SCRAP & BUILDが地域活動支援センターの運営を開始する。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
プロジェクト実施のためには、自治体から委託を受ける必要があります。今後、協力者である弁護士とともに自治体と相談していくことになります。2022年度中に運営開始できることを目指しております。
プロジェクトを実施する上でのリスクについて
自治体に相談、交渉していく予定です。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。万が一自己資金でも確保できなかった場合には、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金はいたしかねます。

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プロフィール

作業療法士/相談支援専門員/修士(社会福祉学) 精神科病院勤務を経て精神科診療所にて地域生活支援に従事する。

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リターン

3,000+システム利用料


応援コースA

応援コースA

■お礼のメールをお送りさせていただきます。

支援者
29人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

10,000+システム利用料


応援コースB

応援コースB

■お礼のメールをお送りさせていただきます。
■活動報告書(PDF形式でメール送付)をお送りさせていただきます。

支援者
40人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年8月

30,000+システム利用料


特別応援コースC

特別応援コースC

■お礼のメールをお送りさせていただきます。
■活動報告書(PDF形式でメール送付)をお送りさせていただきます。
■弊社HPにお名前を掲載させていただきます(希望者)。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

50,000+システム利用料


特別応援コースD

特別応援コースD

■お礼のメールをお送りさせていただきます。
■活動報告書(PDF形式でメール送付)をお送りさせていただきます。
■弊社HPにお名前を掲載させていただきます(希望者)。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
■オンラインイベントへ招待させていただきます。
※開催の日時は未定です。2022年10月頃に開催を予定しております。決定次第別途ご連絡を差し上げます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

100,000+システム利用料


特別応援コースE

特別応援コースE

■お礼のメールをお送りさせていただきます。
■活動報告書(PDF形式でメール送付)をお送りさせていただきます。
■弊社HPにお名前を掲載させていただきます(希望者)。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です。
※注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
■オンラインイベントへ招待させていただきます。
※開催の日時は未定です。2022年10月頃に開催を予定しております。決定次第別途ご連絡を差し上げます。
■希望者はメンバーとの交流会。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年10月

プロフィール

作業療法士/相談支援専門員/修士(社会福祉学) 精神科病院勤務を経て精神科診療所にて地域生活支援に従事する。

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