さつま芋でみんなが笑顔になる幸せネットワークをつくりたい!
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は5月2日(木)午後11:00までです。

支援総額

654,000

目標金額 1,500,000円

43%
支援者
31人
残り
5日

応援コメント
KUSYA
KUSYA4時間前先月から、 自分も就労継続支援センターで働き始めたので、初給料から少し寄付します! 頑張って下さい😊先月から、 自分も就労継続支援センターで働き始めたので、初給料から少し寄付します! 頑張って下さい😊
目標金額を達成した場合のみ、実行者は集まった支援金を受け取ることができます(All-or-Nothing方式)。支援募集は5月2日(木)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

 

はじめに

 

はじめまして、一般社団法人はーとプロジェクトの大森恭子です。法人では経営戦略室室長を担っています。

 

 

私は日本福祉大学を卒業後、同大学の大学院で社会福祉学を専攻し、地域福祉のあり方について深めてまいりました。現在は市の委託相談や主任相談支援専門員、愛知県障害児等療育支援事業や地域アドバイザーとして地域づくりのお手伝いをしています。

 

 

一般社団法人はーとプロジェクトは、愛知県の尾張地方を中心に、障がい者・児、高齢者に関する福祉事業・地域貢献事業を行っています。障がい福祉サービスでは児童発達支援センターを中心とした障害のある子どもが通うデイサービス、市の委託相談をはじめ障がい・高齢者の相談支援事業、就労支援事業等様々なサービスを行っています。

 

 

事業の一つとして、こども発達支援センターおりーぶ(児童発達支援センター)では未就学のハンディがあるお子さんに対して、様々な療育を提供しています。その中にセラピー犬による動物介在活動(AAA)を行っています。

 

 

また社会貢献にも取り組み、耕作放棄地の草刈りや障がいの有無にかかわらず一緒に楽しめるフットサルやこども食堂、不登校・ひきこもりのサロンの運営を行っています。

 

 

障がいのある人の就労の場・就労継続支援B型Feelでは、江南市内にある耕作放棄地・休耕地をお借りして、スタッフと障がいのある人が一緒に自然栽培でさつま芋を育て、収穫・六次加工・販売を行っています。これは農業と福祉が一体化した「農福連携」のプロジェクトとして、全国で注目されている取り組みです。ただし農林水産省側の農福連携ではなく「障がい者側」を中心とした農福連携を実践しています。

 

 

生活を営むための手段として、障がいのある人の就労先に福祉的就労があります。このうち就労継続支援B型(非雇用型就労)で働く障がいのある人の工賃は、令和3年度では全国平均16,507円、時間額は233円(厚生労働省・令和3年度工賃(賃金)の実績について参照)でした。

 

生活の質を高めていくためにお金は大切です。様々な疾患等を抱えながら収入を得るために働く。収入が減ることに不安を抱えることで働き続けた末に疾患等が悪化してしまう。一般社団法人はーとプロジェクトでは負のスパイラルに陥らないように就労の負担を軽減し、その人らしく働ける環境整備を行っています。

 

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

わが国では農業の担い手が高齢化し、耕作放棄地が増えています。耕作放棄地には通常の農地より固定資産税が増えてしまいます。その耕作放棄地を草を生やさないことを条件としてお借りし農業を展開しています。

 

皆さんは「農福連携」をご存じですか?「農福連携」とは、障がいのある人が農業分野で活躍することで就労や生きがいづくりの場を生み出し、また担い手不足の農業分野において働き手の確保につなげていくことです。

 

 

現在法人が地域農家からお借りしている耕作放棄地は、市内の畑を合算すると5.5ha、東京ドームより少し広い面積です。個人農家より市内55ヶ所の畑をお借りして耕作していますが、55ヶ所の畑は市内に点在しており、一般道をトラクターで走行して畑から畑と移動しています。畑の作物はさつま芋が中心ですが、人参や大根、トマトや落花生等も栽培しています。

 

 

近年の異常気象によって雑草が生い茂り、例年以上に草刈りに奔走しています。炎天下のもと、雑草に大切なさつま芋の栄養を取られまいと、みんなで草刈り機や鎌等を持って草と格闘しました。夏場はとにかく暑く、20分活動して30分木陰で休憩しながら畑作業を行います。

 

 

さつま芋の収穫量は障がいのある人の工賃に直結しています。残念ながら芋ほり機が1台しかないため、追いつかない分はみんなで「手掘り」をしています。さつま芋に傷をつけないよう丁寧に一つずつ掘っていきますが、15tの収穫予定のさつま芋は8t程度しか掘りきれず、残りは霜が降りる12月頃に残ってしまいます。せっかく作っても7tを収穫できないので、もったいないの一言です。

 

                

 

一部の農場では、子どもたちに農場を開放し、観光農園として収益をあげています。毎年多くの園児がやってきて芋ほり体験をしていますが、障がいの有無にかかわらず、いろんな人が一緒に楽しく芋ほりをしている姿は微笑ましい限りです。園児に「ありがとう」と言われて照れながらも手を振る障がいのある人は、自分に自信を持つきっかけになっています。このようにさつま芋畑は地域コミュニティとしても活躍しています。

 

 

15tのさつま芋を予定通り収穫していれば、働いている障がいのある人の収入は多くなりますし、さつま芋を六次加工することで更に収入は多くなります。

 

 

耕作放棄地を利用した農福連携の取り組みは、日本経済新聞をはじめ様々な新聞にも取り上げられました。農福連携のジョブコーチやコーディネーター育成の記事だけではなく、障がい者雇用の記事、食の安全として保育園の給食に使用している記事やJAとタイアップしたさつま芋チップス販売の記事、大学とタイアップした商品開発に関する記事など、新聞掲載の内容は多岐にわたっています。農薬や肥料を使わない(有機肥料も使いません)自然栽培農法を取り入れたさつま芋は、体に安全で美味しく、お子様から高齢の方までお召し上がりいただけます。

 

 

六次加工品として、自然栽培のさつま芋を使用した干し芋を製造しています。さつま芋を栽培するだけではなく、干し芋の製造についても障がいのある人がチャレンジしています。全工程を障がいのある人が関わり、人それぞれのできることや強みをつなげ、一つの製品として仕上げていきます。一枚ずつ丁寧に手作業で仕上げていきます。このあと乾燥機に入れます。パッキングの際に何度も失敗しましたが、一つ失敗するごとにどうしたらより良い形で作業ができるか、みんなで試行錯誤しながらチャレンジしています。

 

 

熟成された黄金色の干し芋が出来上がります。とろけるようなやわらかい干し芋です。スタッフも障がいのある人も関係なく、アイディア出しや意見交換をしながら最高の干し芋を仕上げていきます。ひとりでは上手くできないこともたくさんの人の連携で作り上げることはできます。その人らしさを見つけながら、適材適所として作業を組み立てていきます。

 

 

さつま芋でみんなを笑顔にする幸せプロジェクト。この活動が今後も継続できるよう、ご支援いただければ幸いです。

 

 

利用者さんのお声

 

さつま芋畑で働く障がいのある方からは、よく「太陽の下で土を触り風を感じることは、自分が生きていることを実感できる」と言われます。初めは服や靴が土で汚れることに抵抗がありますが、そのうちに汚れることに抵抗がなくなり、平気で畝間に座って作業しています。

 

 

精神に障がいがある方からは、「畑仕事を始めてから眠剤いらずで朝まで眠れるようになった」「体を動かすことで体重が減った」「汗水垂らして働くことでストレスが軽減した」「体力がついたし、風邪をひきにくくなった」「芋ほりに来た園児さんからありがとうと言われて嬉しかった」「一日の時間が早く過ぎて、嫌なことを考えなくても良くなった」等、価値観の変化や自己肯定感が高められるような経験を得ることができています。

 

ある利用者さんは、「自分が育てたさつま芋が干し芋になったことを孫に見せてあげたい」と、ネコ型干し芋をお孫さんにプレゼントした方も見えます。頑張っている自分を見てもらいたい、褒めてもらいたい、そんな思いを大切にしていきたいと思います。

 

 

農機具を購入することで体にかかる様々な負担を軽減しながら量産することに貢献できる、すなわち収入源をアップするだけでなく、過剰な労働を緩和しながら収穫の目標とする数値を早期に達成できると考えます。体にかかる負荷を軽減することは体調良く継続して就労できることにつながります。それは生活を支える収入の安定につながり、心の安定にもつながると考えます。

 

 

プロジェクトの内容

 

このプロジェクトは、自然栽培のさつま芋を介して、障がいのある人が自律した生活に必要な収入を得るための支援プロジェクトです。

 

畑仕事はかなりきつい仕事ですが、太陽の下で働くことは心身にとても良い影響を与え、ADLの維持向上や睡眠の質の向上、生活リズムを整えることができます。一方で過度な労働は体を悪くしてしまうため、農機具等を増やし、無理なく働きながら生産性を向上し、収入の向上を目指すことが目的です。

 

農機具等を増やすことは容易ではありません。農機具等はかなり高価で簡単に手が届きません。耕運機の回転刃が折れたり、草刈り機が故障したりと、毎年メンテナンスをするだけでもかなり費用がかかり、福祉事業でこのような高価な買い物は大変厳しいのが現実です。

 

 

いただいたご支援金は、トラクターを購入する資金の一部とさせていただきます。

 

トラクター購入費として350万円が必要ですが、そのうち150万円をクラウドファンディングで募らせていただきます。差額分は自己資金等で補填を行います。

 

購入予定の時期は芋ほりがスタートする令和6年9月頃と考えています。

 

|美味しいさつま芋ができるまでをご紹介します。

 

さつま芋栽培は凍て付く真冬からスタートします。1月に入ると、今年の作付け計画を立てます。1月半ばより、トラクターで作付け予定の土地を耕起します。2月までに数回ずつ耕作予定地の土を耕して土に空気を含ませ整地します。

 

 

3月頃から畝たてをしてマルチを貼ります。自然栽培なので、農薬や肥料は一切使用しません。自然の恵みを受けて深い味わいのさつま芋になります。4月半ばより苗付けを行います。6月近くまでかかる時もあります。マルチの穴をあけ手作業で苗を植えていきます。

 

 

夏場はひたすら除草とつる返しを行います。除草作業は草刈り機と手作業で行います。除草剤は一切使用しません。からだに安全安心な美味しいさつま芋をつくることが目的です。除草作業が終わると夕暮れ、一日がとても短く感じます。

 

 

10月に入るとやっと収穫が始まります。つるを切ってマルチをはがすと収穫スタートです。収穫したさつま芋はコンテナに集め、つるを切りひげを取り土を落とします。一つずつひげをピンセットで抜いていきます。

 

 

その後さつま芋は「キュアリングシステム」に入れて表面をコルク化します。これで年中安定したさつま芋が出来上がります。

 

自然栽培のさつま芋はどなたも安心して食べることができるため、JAとタイアップしたさつま芋チップスや干し芋等の加工品として多くの人に喜ばれています。その他イオン等にも出荷しています。自社のアンテナショップでもスイーツとして販売しています。

 

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

このプロジェクトはひとつの就労のかたちです。障がいのある人といっても十人十色、一人ひとり違います。その人たちと一緒に過ごすなかで、その人の強み・弱みを見極めながら仕事に対する適性を見出していきます。

 

実はさつま芋に関する仕事はこのような障がいのある人の多様性にマッチングしており、農業をはじめ六次加工・販売・管理等、具体的に栽培や管理等がしやすいメリットがあります。また障がいの程度によってもできる仕事が多く、扱いやすいさつま芋の行程を分業にしていくことで、どなたも作業にチャレンジしやすい面もあります。私は長きにわたり彼らとともに活動し、彼らの強みを見出しながら共に高め合ってきました。

 

今、世界的な気候変動による不作や紛争等により極めて深刻な食糧不足に陥る可能性があります。日本では農林水産省の「食料の安定供給と不足の食糧安全保障について」という検討がなされています。食物の不作や輸入が滞る等の極めて深刻な食糧不足の場合に、最低限必要な食糧を確保するため、比較的カロリーの高いコメやさつま芋の国内生産を増産するという内容です。

 

実際に食糧危機に陥ってからさつま芋栽培を始めても遅いため、有事の備えとしてさつま芋の存在を日頃から身近なものにしていくことが必要です。例えば最近話題になっているさつまいもブームも含め、「おしゃれなスイーツ」として若い世代を中心にさつま芋の知名度を上げていくことが必要だと感じています。

 

そのさつま芋栽培の担い手として障がいのある人の力を借りてみてはいかがでしょうか。障がいのある人にとってさつま芋栽培は比較的リスクが少なく、秋には収穫という楽しみを可視化にすることができます。またこの取り組みを通じて生活の質の向上だけではなく、収入を大幅にアップすることで自信つけ、さらに誰かの支援を受けながらでも就労し続けることで、社会的な役割を得たり社会参加につながると考えます。

 

「安い工賃で作業をしてくれる」という障がいのある人の就労イメージを払拭し、誰かの力を借りながら一人ひとりの強みを活かした連係プレーでしっかり報酬を得ることができる仕組みづくりを目指します。

 

今回のプロジェクトを第1弾として、第2弾は収穫したさつま芋を六次加工をする工場をつくりたいと考えています。収穫したさつま芋は保存状態が良くないと長く持ちません。そのためさつま芋を干し芋等に六次加工をすることで、栄養価が高いまま長期に保管できます。

 

そして第3弾として、この取り組みのノウハウを本としてまとめ、必要とする方に無償で配布したいと思います。障がいのある方と長きにわたり共に関わってきたことで得た知識を必要な方に伝えていきたいと考えています。少しでも多くの障がいのある人達が笑顔になれるように、このプロジェクトを通じて支援ができればと考えます。

 

このプロジェクトはこの先もどんどんつながっていきます。障がいのある方の生きがいや社会的な役割がもっともっと自律に向けて輝けるように、彼らをとり囲む「ワンチーム」としてぜひご支援のご協力をお願いします。皆様からの寄付が障がいのある人の生きがいにつながるように、どうかこのプロジェクトを皆さんの手と手、心と心でつないでください。

 

プロジェクト実行責任者:
大森秀樹 一般社団法人はーとプロジェクト
プロジェクト実施完了日:
2024年9月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

プロジェクト実施完了日までに、農機具等を購入します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は法人が対応します。

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リターン

3,000+システム利用料


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はじめて応援コース|3000円

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

5,000+システム利用料


はじめて応援コース|5000円

はじめて応援コース|5000円

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年9月

10,000+システム利用料


自然栽培のさつま芋をつかった超熟干し芋1袋コース

自然栽培のさつま芋をつかった超熟干し芋1袋コース

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)を送ります。
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)
●自然栽培のさつま芋でつくった超熟干し芋「いもときどきねこ」を1袋お届けします。

支援者
15人
在庫数
979
発送完了予定月
2024年9月

15,000+システム利用料


自然栽培のさつま芋をつかった超熟干し芋3袋コース

自然栽培のさつま芋をつかった超熟干し芋3袋コース

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)を送ります。
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)
●自然栽培のさつま芋でつくった超熟干し芋「いもときどきねこ」を3袋お届けします。

支援者
6人
在庫数
487
発送完了予定月
2024年9月

100,000+システム利用料


法人様向け トラクター×ステッカー・はじめて応援コース

法人様向け トラクター×ステッカー・はじめて応援コース

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)を送ります。
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)
●貴法人名入りのオリジナルステッカー(50mm×150mm)を作成し、購入したトラクターに貼ることで企業アピールをさせていただきます。

支援者
1人
在庫数
499
発送完了予定月
2024年9月

300,000+システム利用料


法人様向け トラクター×ステッカー・応援コース

法人様向け トラクター×ステッカー・応援コース

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)を送ります。
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)
●貴法人名入りのオリジナルステッカー(50mm×300mm)を作成し、トラクターに貼りつけることで企業アピールをさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
100
発送完了予定月
2024年9月

500,000+システム利用料


法人様向け 車×ステッカー・超応援コース

法人様向け 車×ステッカー・超応援コース

●感謝のメール、活動報告(PDF形式・メールで送付)を送ります。
●ホームページにお名前を掲載させていただきます(希望者のみ)
●貴法人名入りのオリジナルステッカー(50mm×300mm)を作成し、弊社の車に貼りつけることで企業アピールをさせていただきます。

支援者
0人
在庫数
100
発送完了予定月
2024年9月

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