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昨年の初冬、那須にて保護した野犬の親子たち。

その中で1番難しいタイプが母犬ひなぎく。

推定2〜3歳。生粋の野犬気質です。

 

 

室内環境や人には少しずつ慣れてきたものの

リードを着けて動く＝お散歩に行く ということを頑なに拒み、パニックになります。

 

野犬として生まれ育ち、過酷とはいえ自然の中で生きてきた子です。

本当は外の空気や土の感触、草花の匂いが恋しくて、外で思いっきり駆け回りたいはず。

 

しかし、“リードを着けて人にコントロールされる”ということに対して異常なほどのパニックに陥ります。

物静かで攻撃性の無い子… ただただ怖いのです。

 

単に“お散歩に行けるようにしなくてはいけない”という人間目線ではなく

ひなぎくの将来的な幸せの為に“お散歩に行けるようにしてあげたい”という気持ちでトレーニングを始めています。

 

リードの使い(扱い)方、言葉の使い方、接し方…

何よりも、ひなぎくの気持ちを読みとりながらコントロールしなくてはいけません。

簡単なトレーニングではありません。

 

一般の躾教室のトレーニングとは訳が違います。

専門の知識、専門のトレーナーさんの指導の元、私たちも学ばせていただいています。

 

この動画を見て、『可哀想…』と どうか思わないでください。

この大きな壁を乗り越え、克服した時、ひなぎくにとって最大の幸せが得られると確信しています。

 

お散歩に行かないのは簡単です。

しかし、ずっと室内に閉じ篭もることなく、人と一緒に外の世界を楽しむことができるようにしてあげたいのです。

 

トレーニングにもう少し時間がかかるかもしれませんが、どうかあたたかく見守ってください😌

 

トレーナーさん、そして ひなぎくに根気強く向き合ってくれている預かりママさんパパさんに感謝です‼︎

 

＊動画、日中のように明るく写っていますが午後7時頃から始めたトレーニングです。

脱走防止策の他、水分補給、体調管理には十分に気をつけて行なっています。