日本の心、かけがえのない京都の桜をボタニカルアートで未来へ伝えます

この春に開催した作品展にて、ご紹介されたあるボランティア団体の方に、幼稚園児さんへのお絵描きを見て欲しいと言われました。

昨年、スポーツセンターでアルバイトを始めた時も、ある社員さんから真っ先に子どもたちへの絵のイベントを考えて欲しいと言われました。

どちらも現状ではお受けすることが難しかったため、迷った末にお断りしましたが、そのことはきっかけとなり、子どもたちにアートをお伝えする何かお役に立てないか・・と思い続けています。

長年、女性へのボタニカルアート教室は開講してきていますが、子どもたちへは以前子どものアートスクール講師の資格を取ったとき以来、接する機会を持たないまま今に至ります。

私には京都の大学でデザインを学んでいる息子がいます。

ずっと体育会系で水泳、サッカー、ラグビーと所属のクラブもスポーツ漬けだった息子が、大学は迷わずアートを専攻しました。

子どもの頃、休み時間になると絵を描き続け、小学校卒業までに描いた自由帳は30冊になり今でも大切にとってあります。

学校から帰ってくると見せてくれて、一日で１冊のノートが終わってしまうこともあるほど、楽しそうに描いていました。

先日の日吉写生大会の案内でも書かれていた、教育現場での美術の時間の減少は、他に沢山の学ぶことがあるからなのだとはわかります。

しかし現実の社会を学ぶことと同じくらい、自由な世界をイメージしたり、好きなものを描いたりすることも人には必要だと感じます。

打ち合わせに伺った幼稚園で、元気いっぱいに笑っている天真爛漫な子どもたちを見ていて心からそう思いました。

上手く描かなければ・・と思いはじめる前の子どもたちにアートを好きになってもらうこと

教えるのではなく一緒に楽しめること、私に何かできたらいいな。