コロナ禍の難民キャンプへマスクを。日本とガザをつなごう。
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寄付者
195人
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2021年1月29日

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2021年01月23日 18:53

24. 現代を生きる難民の健康問題 -メンタルヘルスと生活習慣病-

1946年に制定されたWHO憲章の冒頭で、健康の定義について次のように定義されています。

 

 “Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”

 

日本語訳では、「健康とは、肉体的、精神的に、および社会的にも完全に満たされている状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」とされています。

 

 

病気ではないことに加え、精神的に満たされていて元気があり、社会的にも完全に満たされていて、明日への希望を社会全体で一丸となって持つことができる。

ガザの置かれている状況は、そんな状況からは程遠いそうです。

 

 

ガザの社会情勢については、経済的不況、これからの見通しが立たない閉塞感のある社会など、決して満たされたものとは言えない現状を、これまでの投稿を通してお伝えしてきました。

また、これまでに多くの紛争や、戦争、空爆を経験してきました。

 

 

精神的には、人々は健康といえるのでしょうか。

ガザでは失業率が高く、自殺をする人の割合が多いことはすでにお伝えした通りですが、ガザには、さらに他のメンタルヘルス問題が存在します。

 

戦争や紛争を経験した子どもたちには、共通してPTSD(心的外傷後ストレス障害)がみられることが多く、閉ざされた世界でのうつ病やその他のストレス障害へのケアも必要となっているだけでなく、

それらを担当する医療従事者のメンタルヘルスも気にかけなければなりません。

 

 

また、社会的弱者の疾病から、その社会の問題が見て取れることがあります。

 

これまでお話してきたように、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)は、約550万人のパレスチナ難民を支援する国連機関で、医療、教育、社会福祉における支援を行い、

活動範囲は、ヨルダン、レバノン、シリア、東エルサレムを含むヨルダン川西岸とガザのパレスチナ暫定自治区などが挙げられます。

 

そんなUNRWAで、保健局長として活動する清田先生は

、「21世紀の難民の健康にとって、最重要課題は糖尿病を含む、生活習慣病だ。」という風に言います。

パレスチナ難民に糖尿病患者が多い理由の一つは、彼らの食生活が挙げられます。

 

 

経済的に貧しい地域や、人々の間で、野菜はとても高価なものです。

高価なわりに、カロリーは低い。

パレスチナを含めて、中東では、押しなべてパンが安いそうです。

野菜よりもパンを好んで食べてしまう人が増えるのも、無理はありません。

また中東の人達は、砂糖を大量に入れた非常に甘いチャイ(紅茶)を好んで飲む習慣があります。

また、それとともにシーシャという水パイプで、たばこを愉しむ文化が中東には根付いています。

こう言った食生活・文化が人々を糖尿病や、生活習慣病という疾病の原因だと言われています。

 

 

医療分野の支援において、死因の割合を多く占める疾病が変化してきました。

まず初めに国際医療協力で改善が図られたのは、「感染症と、女性の出産・新生児の誕生前後に多くみられる疾病への対応」でした。

そういった内容への取り組みが功を奏し、改善されてきた矢先に持ち上がった次なる課題が、生活習慣病なのです。

 

 

本来ならば、注意喚起や啓もう活動などを通じて食生活を改善していくことが大切なのですが、

問題は、そういった喚起による改善をするには経済的余裕が必要で、ガザにはその余裕はないという事実です。

 

 

実は、中東以外の地域でも、貧困者層の「肥満」という問題は顕著になってきています。

安価で手に入るジャンクフードばかりを食べていたら、肥満になってしまった、などという現象はいたるところで起こっています。

まずはご飯を食べられることが第一ですから、その質などはどうでもいいという気持ちに至ってしまうのはやはり、金銭的余裕がないからであると思います。

 

社会が、このような問題をどう考え、どう対処していくか、医療分野における支援は新たなステージに立ったところと考えていいでしょう。

 

 

紛争などによりけがを負った市民の人々は心にも大きな傷を抱えています。身体的な傷は治っても、心の傷はなかなか治せるものではありません。

 

 

心に深く傷を負った人々をもうこれ以上増やさないために、

国際社会は何を求められているのか、考えてこれからの未来を創っていきましょう。

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