プロジェクト概要

愛知県豊田市の中山間地域では、過疎・高齢化が進み仕事の担い手が失われつつあります。一方地元に暮らす障がい者は、地元に事業所が無いためバスで片道2時間かけ都市部の福祉サービス事業所へ通い、体力的にも金銭的にも苦しく続けられずに辞めてしまう方が多いのです。地元で安心して働きたい障がい者のために、地元の木材を使った「写真立て」制作事業を立ち上げました。手作りの木のぬくもりを通して、地域資源を活かした障がい者のための仕事づくりを多くの人に知ってほしい。

 

住み慣れた地元・豊田の中山間地域で
障がい者が自分に合った仕事を選べる。
そのための仕組みを作っていきます。

 

はじめまして。NPO法人みち・代表の今枝美恵子です。学生時代は福祉を勉強し、大学の同期とともに、2017年5月から豊田市中山間地域に住む障がい者の働く場を作るため、豊田市足助地区で障がい者(主に精神障がい)の働く場である『畦道(あぜみち)』という福祉サービス事業所を運営しています。

 

私たちのミッションは、「地元の障がい者の方が」「地元の事業所で」「地元の資源を使った仕事」で働ける仕組みづくり。『畦道』を利用されている皆さんが頑張って働いている様子を、地元を中心に多くの方々に応援してもらいたいと思い、地元・豊田市の木材を使った、ご家庭で飾ることができる「写真立て」を作って届ける仕事を始めました。

 

しかし障がい者の方々が使える工具は、現在は地域の方からお借りしています。地域の方が活動される時はお返ししなければならず、大変ご迷惑をおかけしてしまっています。「写真立て」作りを地元・豊田市で安心して働くことができる仕事の一つとして確立するために、工具購入費用をご支援いただけないでしょうか。皆様のお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

 

写真立て作りの風景(中央:今枝美恵子)

 

 

病気や障がいがあっても、働きたい思いは一緒。
一人で苦しむことなく仲間と仕事を続けられる、
そんな居場所が必要でした。

 

『畦道』は、愛知県豊田市中山間地域の足助地区にあります。豊田市は車の町でも有名ですが、実は市の約70%が山林でもあり、都市部と中山間地域がある市です。都市部には障がい者福祉サービス事業所はいくつかありますが、中山間地域には少なく、公共交通機関での通所も不便を感じる障がい者は多くいます。

 

中山間地域に暮らす障がい者の中には、バスで片道2時間かけ都市部の福祉サービス事業所へ通っている方もみえますが、体力的にも金銭的にも困難があり、続けられずに辞めてしまう方がいらっしゃいます。また、若い頃はいいですが、年齢を重ねるとともに通えなくなってしまう方もみえます。この現状を知り、「住み慣れた地域に活躍できる場所」が必要ではないかと考え、大学の同期とともに、約3年前から任意団体を立ち上げ準備を始めました。

 

最初は障がい当事者・家族に直接ご意見を伺う「座談会」という活動をメインに始めました。約1年間のうちに8回開催し、延べ80名以上の方が参加してくださり、徐々に手ごたえを感じていました。

 

座談会の様子

 

その他にも、保健師やヘルパー等の支援者への聞き取りや、事業所での仕事内容や活動内容の話し合いを重ね、今年4月にNPO法人を設立。そして、空き家をお借りし、5月からようやく『畦道』という事業所を始めることができました。

 

『畦道』開設から約5ヶ月経ちましたが、利用登録者は現在22名に増えました。その内、11名は豊田市都市部から通われています。「中山間地域在住の方の働く場をつくろう!」と思っていた私たちにとっては、都市部から時間をかけて来てくださる方がこんなに大勢いらっしゃるとは予想しておらず、驚きとともに嬉しく思いました。

 

「環境がいいから落ち着く」

「自然の中で仕事ができるところは都市にはないよ」

「送迎があるから通いやすい」

 

地元の方々だけでなく、都市部にも必要とされている居場所だと気づいたのです。

 

『畦道』の前に広がる景色

 

 

「中山間地域で仕事を作ることは難しい。」
逆転の発想と地域の方々のアイデアで生まれた、
豊田の木材を使った「写真立て」作り。

 

しかし事業所としてしっかりと障がい者の方々のお仕事をサポートするには、「仕事の質」と「賃金」の問題が立ちはだかります。全国的に見ても障がい者の平均工賃は月14,000円程(就労継続支援B型事業所)です。せっかく働く場として運営するのですから、地元から都心部に通うよりもしっかりしたお仕事と、賃金をお支払いできる事業はないか、と頭を悩ませていました。

 

きっかけは、地元豊田市の木で作る写真立ての発注が豊田市からあったことでした。地元の製材所から木材を仕入れ、地域の方から加工方法を教えていただき、『畦道』で加工をしていきます。これなら地元で安心して働けて、賃金も確保できる。写真立てを一般のご家庭にお届けすることで、ブランディングや広報にもなります。

 

「中山間地域で働くことは難しい。山や耕作放棄地は地域の課題だ」と感じている中山間地域在住の方もいらっしゃいます。それなら、地元の木材を使った仕事を作ればいいのではないか、と閃いたんです。

 

製材所からいただいた木を丸ノコで加工しています

 

地域の方が作ってくださったボンド台を使って、ボンドでくっつけます

 

 

いただいた資金の使い道

 

こうしてスタートすることができた「写真立て」作り。現在は地域の方にお借りしている工具を利用して制作していますが、工具はいつかお返ししなければなりません。今後の仕事を継続していくためにも、工具購入が不可欠です。いただいた35万円で、木材加工の工具を新調したいと思っています。

 

写真は、穴を開けるドリルです


 

地域の資源を活かした事業を生み出し、拡げる。
一人ひとりが活躍できる仕事を作るのが
私たちの使命です。

 

豊田市中山間地域には120名以上の精神障がい者が暮らしています(障がい者手帳所持者)。現在、『畦道』には中山間地域在住の方が10名通われています。手帳を持っている方の中には会社で働いている方もいれば、病院に入院中の方もいます。しかし、いまだに自宅以外の活動場所を見つけられていない方や、不便を感じながらも都市部の事業所に通い続けている方もいます。『畦道』で提供できる仕事を拡げることで、住み慣れた地域で一人ひとりが活躍できる働く場をつくりたいと思っています。

 

『畦道』での仕事には、薪割りや農作業のようなものもあれば、今後は地元の郷土食である「五平餅(ごへいもち)」の加工なども行っていきたいと考えています。

 

今回の「写真立て」制作事業が軌道に乗れば、一人ひとりが自分に合った作業を選べるよう、複数の事業を安定して運営していくことを目標にしています。

 

薪割り風景
 
農作業風景
 
『畦道』は、2012年まで五平餅のお店「畦道」でした。
大家さんのお店への想いを伺い、屋号をそのまま譲っていただきました。
大家さんのレシピを教えていただき、今後五平餅を販売できるように、みんなで練習中です!!

 

 

障がい者支援だからやる、というのではなく、地域資源を活かした仕事づくりだからやる、という強い決意で私たちは『畦道』を運営しています。


そういった私たちの考え方に共感いただけましたら、ぜひまずは写真立て作りを仕事として確立させるため、工具の費用をご支援していただきたいと思っています。

 

 

地元・豊田の木で作る温かい「写真立て」を
『畦道』からあなたのもとへ。

 

今回、5,000円以上のご支援をくださった方には、豊田市の木で作った「写真立て」をリターンとしてお届けいたします。ヒノキなどの針葉樹が中心ですが、中には松やけやき等の広葉樹で作った写真立てもあります。様々な木の表情に触れていただけたらと嬉しいです。

 

ヒノキで作ったものです。優しい印象の写真立てです。

 

松で作ったものです。重厚感のある写真立てです。

 

けやきで作ったものです。どんな写真にも合いそうな素朴な写真立てです。

 

 

中山間地域の地域資源を活かした仕事づくりを、ぜひ私たちと一緒に盛り上げていきませんか?

 

皆様のお力をお貸しください。皆さまの応援で、私たちは進むことができます。

ご支援のほど、よろしくお願いいたします!

 

製材所の方(左上)と、畦道メンバーたち

 


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