松尾芭蕉の研究者であった夫、濱 森太郎の遺された原稿を世に出したい

ひとつたわいもない話をさせてください。

松尾芭蕉は月に因んだ句を多く残しています。

それにならってか、生前の森太郎も月が大好きでした。

 

一方のわたしは全くと言ってよいほど興味がなく、上弦と下弦の区別もつかない状態。

ただ、森太郎が逝ってからは執筆の合間や寝付けない夜に月を見上げる時間が増えたように思います。

　

15年ほど前、2006年のことです。

森太郎の還暦の誕生日に長女夫婦から「月」のプレゼントがありました。

 

土地の広さはなんと１エーカー。

小さめのサッカー場くらいの広さに相当するそうです。

長女夫婦はルナエンバシー社から日本の代理店を通して購入しました。

（ご興味ある方は会社のホームページをチェックしてみてください）

 

驚いたことに、月の土地のお値段は１エーカーで、なんと2700円！！

「粋なプレゼントだなぁ」と感心しました。

 

夢とロマンを売り、夢とロマンを買う。

近年稀に見る一大事業だと思いませんか？

 

月の土地の権利書にはご丁寧に「ここがあなたの土地ですよ」と小さい赤い印がついています（矢印で強調しています）

月好きの森太郎のこと、もしかして、その場所にいるのかもしれない、とも思ってみるのですが・・・。

月の気候を調べてみると、月面の夜の地表温度はマイナス170度、昼の地表温度は130度。

 

想像できないほど過酷な気象なので、隠居生活をここで始めようとは思わないですね。

やはり、大人しくわたしたちの近くにいるのかもしれません。