山形の県花「紅花」を次世代へ。こだわりの新商品を開発!

支援総額

1,152,000

目標金額 1,000,000円

支援者
53人
募集終了日
2018年12月28日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

<ネクストゴールを設定させていただきました。 追記12月21日>

 

この度はプロジェクトを支えて下さり、ありがとうございました。 12月21日、終了日より早く目標の100万円を達成することができました。たくさんの支援者様、情報拡散し支援の輪を広げてくださった皆様、後ろでこっそりと支えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。

 

さて、残りの日数、最後の最後までチャレンジをさせていただくために、ネクストゴールを150万円に設定いたします。いただいた資金は、ブランドを構築するためのリーフレットやパッケージ代金、そのパッケージを決めるためのコンペ開催費用として利用させていただきます。

 

この度作成しましたショールとストールはオール山形で作成させていただきました。

 

「紅花生産者団体」×「紅花音羽屋」×「米沢織職人」×「地域の手仕事のお母さん」

 

これから、オール山形の地域ブランドとしてデビューする予定であります。今後の予定として「ムスリム商談会」「JICA商談会」などを用いて雪国から砂漠の国へと輪を広げていく予定でおります。その際に必要なパッケージやリーフレットの絵をコンペして決めさせていただきたいという希望があります。

 

山形県の方は子供の頃から紅花を見ているので、県花であり心の花となっています。せっかくオール山形のブランドを構築するのですから、ブランド構築の要となるパッケージの絵は山形の方が書いた紅花を使わせていただきこころも乗せて送りたいと考えました。

 

どうか引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

▶︎ストールのサンプルが完成しました!◀︎

 

山形の県花「紅花」とは

 

古代より紅の染料であった紅花は薬効成分の高さにより漢方生薬としても珍重されてきました。江戸時代には山形県の最上川流域で生まれた棘のある最上紅花が染料の主流となり栄えました。

 

紅花は、山形の県花であるのもの、山形県外では見る機会が少ないためにその魅力はあまり知られておらず、県内でも、生産者は減り続け後継者不足が深刻な状態です。

 

早朝の紅花摘み

 

それは、最上紅花に対する費用対効果の難しさのせいだと考えています。最上紅花は病気に弱いため、土の水分状態を見極めるなど栽培に技術を要します。収穫も、厚手の手袋をしていても痛いくらいの硬いトゲがあるため、花摘み作業は朝露が降りている早朝に行います。

 

そして収穫後は紅花染めの染料となる紅餅(べにもち)を作ります。紅餅は紅花を発酵させ、状態を見ながら乾燥をさせて作るのですが、経験による注意や技術力を要します。そのため、大量生産は出来ず価格も高い物となります。出来上がった紅餅は紅花生産組合に納品し、予め予約を頂いているお客様のもとへお届けされ高価な呉服となる事が多いので、身近に使える商品は生まれづらいです。

 

紅花を加工してできた紅餅

 

 

新製品を開発し、未来へ継承していくために。

 

皆さま、こんにちは。14代目音羽屋小右衛門 紅花音羽屋の石井美由樹と申します。山形県白鷹町で江戸時代からの先祖の畑を引き継ぎ、山形の県花にも指定されている紅花を、無農薬で生産し商品開発や、ワークショップを行なっています。紅花は薬効成分が高く色目も美しいので、食品・染色・スキンケアの観点から、カラダとお肌に良い製品を研究し開発をしております。

 

 

今回、紅花の魅力である、「黄色と紅を有した温もりのある色目」、「豊かな成分」を表現する魅力的な商品として、今回は身に着けて便利で美しい、紅花染の米沢織シルクショールとストールを制作させていただきます。頭からかぶっても美しいラインになるショールですので、寒さが厳しい雪国の人も暑い砂漠の国の人も、便利に美しくお肌をお守り頂けます。

 

このクラウドファンディングを通して、資金調達はもちろんですが、商品を通じて紅花の素晴らしさをお伝えし、認知度を上げることにより、次世代に紅花を残したいと思います。山形県内ではほとんどの方が親しみを感じる花ではありますが、県外ではほとんど認知されていないのが事実です。この現状を変えるための後押しを皆さまよろしくお願いいたします。

 

 

江戸時代創業、紅花音羽屋の歩み

 

 

●1度は消滅した紅花の再起

 

鎌倉時代の文献で「紅花染めの紅花は最上地方の物が一番紅が美しい」とされ、江戸時代、山形県では紅花が栄え商人と文化を数多く生み出しました。

 

紅花音羽屋の前身である「音羽屋」は1745年に創業され、江戸時代、地区の紅花を取りまとめていたという文書が残っています。しかし明治以降、化学染料が主流になると紅花は衰退し、その後の戦争による贅沢禁止令で紅花は消滅し、種を見てもわかる人がいない状態になりました。

 

ところが、昭和20年代に偶然に農家の納屋から昔の種がみつかり、それが発芽したことから、知識人が集まり紅花を栽培することとなりました。音羽屋の先代も、このときに種を譲り受け、栽培をして花を咲かせることに成功をしましたが、活用法がわからずに以降は断念をしてしまいました。

 


●先代の努力と14代目の新たな挑戦

 

紅花は病気になりやすく天候に左右されやすい繊細な花です。数多の失敗を繰り返し、やっと栽培に成功しても、畑が最上川の側なので水没してしまった年もありました。10年の歳月をかけ女子三代で紅花栽培とベニモチ作成を成功させ、出荷できるようになりました。

 

やっと先祖の悲願が叶ったと嬉しかったのですが、紅花栽培だけでは費用対効果が難しいのが現実です。栽培には時間も労力もかかるので、兼業として行うことは難しく、やるのであればしっかりと向き合う必要がありました。

 

紅花は染料としてのベニモチを加工するために栽培されており、紅花染めは高価な着物としての商品が主流です。生産者自体が少ないベニモチは、世界一高いサフランに次ぐ高価な商材であり、加工品としての商品は生まれづらい状態です。

 

 

私は後継者ですが、「一緒に紅花を作ろう!」とは無責任には誘えません。紅花生産だけで生活出来なければ生産者は減る一方で、打開するためには生産者が作った商品が必要なのではないだろうか、と考えました。私は専門機関や研究者からアドバイスをうけ、「食べる紅花」「スキンケアする紅花」「紅花香黄染め」の3つのジャンルの商品を開発し、屋号を「紅花音羽屋」とし起業を開始しました。


それらの経験から、生産と加工をしてお客様にお届けしていて気付いたことがありました。「こだわりは大切。」ということです。紅花の持ち味を引き出す為にこだわりを重視して作った商品は、お客様の心に届くことが出来ると実感しています。

 

「こだわり」とは私達生産者が丹精込めて育てた紅花の生命の恵みを、余す事なく体現した商品を作ることです。今回のチャレンジでも、紅花の色目、空気感、効力、魅力にこだわりぬいて作成しています。

 

 

 

新製品の3つのこだわり

 

今回製作させていただくのは、ヒジャブショールとヒジャブストールという、顔と上半身を覆える大きさの上質な米沢織のシルクの羽織物です。寒い雪国では「頬かむり」・熱い国では「ヒジャブ」としてお肌を守ります。冬は暖かく、夏は涼しいのでパーティーや普段使いにお使いいただけます。

 

ショールは、羽織った形の空気感や動いたときのドレープの美しさに焦点をあてて製作を行っております。ストールは、ネックウォーマーやヘアマスクにもなり、最後は、石鹸不使用の浴用タオルとして便利にお使いいただけるサイズ感とデザインで作っております。

 

イメージ画像です。
実物はもっと大判でドレープが美しく肌なじみが良いショールを予定しております。

 

1:高価で貴重な染料「紅花」を贅沢に使用
紅花は栽培が難しく、花は手摘みなのでとても手がかかります。その後染料となる紅餅を加工するのも丁寧な職人技なのでその染料は高価で 貴重な物となり、一般に流通はほとんどありません。

 

紅花音羽屋では、生産者だけがとりだすことが出来る「紅花香黄染」を開発。化学物質は一切入れていない完全ボタニカルです。紅花は蛍光発色する珍しい天然色素なので温かみのある独特の美しさが特徴のスキンケアする布です。

 



2:世界に誇る「米沢織」
MOMAなどで活躍する米沢織の織元が特別に織り上げたシルク織物はとても美しく極上の肌触りでつけていることを忘れてしまう軽さです。ヒジャブストールとして頭からグルグル巻きにすると夏は鋭い日差しを吸着し放出するので涼しく、冬は熱を閉じ込め温かく、優しい風合いでずっと触っていたくなる柔らかさです。

 


3:雪国の女性の美しい手仕事
白鷹町は雪が深く、冬の間は織物や手芸などの手仕事を行います。白鷹町の手仕事集団の女性達の手仕事はとても美しく、愛が詰まっています。ヒジャブストールを入れる美しい巾着バッグを雪国の女性の手仕事でお届けいたします。

 

 

<製作物>

ショール 100枚

ストール 100枚

※2019年1月31日までに製作予定です。

 

<資金使途>
研究費:400,000円
原材料費:500,000円
デザイン費:100,000円
手数料(税込):216,000円
必要金額合計:1,216,000円

 

ショールと河北べにばな乙女

 

 

挑戦を続け、「紅花ブランド」の確立を!

 

人々の根気、粘り強い愛の力により紅花を守り伝えていますが、生産者の不足は年々深刻になっています。

 

今回のチャレンジで紅花の魅力をより多くの人に伝えられる商品を作り紅花の素晴らしさを追求した「紅花ブランド」を確立することが出来れば、観光・雇用創生・生産者拡大の光となり、次世代の子供たちにも紅花の恵みを紡いでいけると考えています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

紅花農家の方々

 

リターン詳細

 

●スキンケアする紅花セット(※コースごとに内容は異なります。)

・紅花万能バーム

・紅花ソープ

・紅花オールスキンローション

・紅花ナイトパウダー

 

●食べる紅花セット

 

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プロフィール

音羽屋は江戸時代から続く屋号で、江戸時代には紅花に携わっていました。 紅花は一時途絶えていたのですが、平成に入り女子三代で紅花を復興。 14代目音羽屋小右衛門を継承。 紅花音羽屋を起業。紅花で人の役に立つ商品を作るため精進中!

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リターン

3,000


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【お手軽支援】紅花お試し商品

■お礼のメール
■音羽屋工房の木版とHPにお名前を掲載(希望者のみ)
■下記から1つお選びください。
①紅花化粧品
②紅花食品

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年3月

5,000


【梅】選べる紅花セット

【梅】選べる紅花セット

■お礼のメール
■音羽屋工房の木版とHPにお名前を掲載(希望者のみ)
■下記から1つお選びください。
①スキンケアする紅花セット
②食べる紅花セット

※写真は紅花化粧品です。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年3月

3,000


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【お手軽支援】紅花お試し商品

■お礼のメール
■音羽屋工房の木版とHPにお名前を掲載(希望者のみ)
■下記から1つお選びください。
①紅花化粧品
②紅花食品

申込数
9
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年3月

5,000


【梅】選べる紅花セット

【梅】選べる紅花セット

■お礼のメール
■音羽屋工房の木版とHPにお名前を掲載(希望者のみ)
■下記から1つお選びください。
①スキンケアする紅花セット
②食べる紅花セット

※写真は紅花化粧品です。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年3月
1 ~ 1/ 14

プロフィール

音羽屋は江戸時代から続く屋号で、江戸時代には紅花に携わっていました。 紅花は一時途絶えていたのですが、平成に入り女子三代で紅花を復興。 14代目音羽屋小右衛門を継承。 紅花音羽屋を起業。紅花で人の役に立つ商品を作るため精進中!

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