なつかし網走～ソウルオリンピック・エイト合宿１９８８～

ここに一枚の新聞記事があります。

 

 

日本ボート界がエイトをオリンピックに派遣したのは１９９２年のバルセロナが最後なので、オリンピック日本代表エイトといってもピンと来ない方が多いのではないでしょうか。

１９８８年、ソウルオリンピックにむけて日本代表エイトが編成されました。その年７月３０日から、９月に開催される大会に備え、網走湖で日本代表の直前合宿が実施されました。

 

このクルーの特色は、東京大学の須藤武幸さんを監督に、東レ滋賀の古川宗寿さんがコーチをつとめ、当時画期的であったローイングエルゴメーターを用いて選手選考を行った、クラブの枠をこえた真の「ナショナルクルー」であったことです。（瀬田漕艇クラブＨＰ：古川宗寿「ボートの常識と非常識」より）

「マツダオート東京」「トヨタ自動車」「東レ滋賀」「美浜ＲＣ」「早大」の５団体から選手が選考され、日本で本当に強いクルーがめざされたのです。

 

色紙が残されているので、こちらもごらんください。

 

 

舵手無しペアの代表として合宿に参加している小林眞樹さんは当時マツダオート東京に所属されていましたが、中央大学卒業、北海道・函館西高校ボート部の出身です。

 

この夏のインターハイをきっかけに、未来のオリンピアンが誕生することをひそかに期待して、大会の準備を進めています。

 

北海道インターハイへの応援・ご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします。