南アフリカって【どんなところでワインを造ってんの？】

皆さんは、アフリカについてどのようなイメージをお持ちでしょうか？

 

ステレオタイプ的なアフリカのイメージは、

・サバンナ

・サファリの野生動物

・コーヒー

・民族

・発展途上

・未知の国々・・・

といった感じかと思います。

たしかに間違いではありません。

 

南アフリカには、世界有数のクルーガー国立公園という鳥獣保護区があり、サファリで野生動物を観察することができます。

また民族という意味では、数多くの歴史と文化を持った民族、多くの人種が生活を共にしているため、南アフリカの公用語は、２大公用語と言われるアフリカーンス語や英語を含め、なんと11言語を採用しています！！多民族国家ゆえにレインボー・ネーションとも呼ばれております。

 

そんなざっくりとした概要から、少し細かく説明をさせていただきたく。

まずは気候。サファリ＝サバンナと想像していただいてもいいのかもしれませんが、南アフリカの国土は日本の約３倍。北はやや乾燥した地中海性気候・大陸性気候ですが、三方を海に囲まれており、海岸沿いは緑が美しく、四季もはっきりとしている豊かな国です。山岳部では雪も降ります。

 

最南端のケープタウンで南緯約33度。北緯33度だと日本の福岡県と同等とお伝えすれば、なんとなく身近に感じていただけましでようか。

春のケープタウンのハーバー。街の象徴でもあるテーブルマウンテン。

 

南アフリカには、世界自然遺産として登録されている『ケープ植物区保護地域群』があり、世界六大植物区の中で最小エリアにもかかわらず、約5000種の固有種を含む8000種以上の植物からなるという点で、熱帯雨林の植物多様性を上回る豊かさを誇ります（世界でも最も多様な植物区とも言われております）。

 

 

 

そんな自然の豊かさと共生共存しているのが、南アフリカのブドウ栽培であり、ワイン造りなのです。

 

また、数年に一度開催される南アフリカ最大のワインイベント『Cape Wine 2022』では、南アフリカワイン協会（WOSA [Wine of South Africa]）が「Sustainability　360」と題した自然環境の保護のみならず、労働環境改善や社会福祉の充実、そして倫理観、さらには経済的な持続までもを盛り込んだミッションを発表し、話題となりました。

WOSA　参考ULR