
プロジェクト本文
▼自己紹介
はじめまして。私は根平雄一郎(ねひらゆういちろう)と申します。今年72歳になります。鳥取県西部地区で、長い間、教員(担当教科は社会科)を務めていました。
中学校長から境港市教育委員会の教育長を務めた後、退職後の現在は、郷土の歴史の謎を10テーマほど追跡調査しています。
そして、その研究内容を、時々、文献発表したり講演活動をしたりしています。私の研究テーマは、とても興味深い面白い内容が多いので、最近は新聞連載やテレビ出演も依頼されるようになり、結構、多忙で生きがいのある老後生活を送っています。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
「玉栄丸」(たまえまる)とは、日本陸軍の徴用貨物船で、1945年4月、鳥取県境港の大正町岸壁において、大陸から運んできた火薬を荷揚げ中に引火し、大爆発を起こした尼崎汽船所属の船(937トン)です。
その爆発は、戦後になって「境港の原爆」と言われたほど凄まじいもので、4回にわたる大爆発により、境港の市街地の約3分の1が倒壊、焼失。死傷者は400名以上という第2次世界大戦終戦の年に起こった山陰地方で最大の戦災となりました。
私は、40年ほど前、米子市内の中学校で社会科教諭として勤務していました。その頃、小・中・高等学校の教員を中心に「鳥取県の戦災を記録する会」という会が立ち上げられ、私は境港の担当となって、この爆発事件の100人近い関係者の聞き取り調査をし、記録した本の出版に携わりました。
その後、私は戦後長らく謎と言われた爆発原因を偶然にも知る機会を得たり、その後の調査で新たな事実も判明したりしたので、改めてこの事件の概要とその真相を記録しておきたいと考えました。この山陰地方最大の戦災について、その実態をきちんと後世に伝えていくことは、2度とこのような事件を起こさないためにも大切なことだと考えます。
今、爆発事件から75年の歳月が流れようとしています。40年前の調査時には、たくさん存在した戦争体験者も、その多くの方々が他界され、戦争の風化、形骸化が進んでいます。そのような中、驚くことに「北方領土は戦争で取り返すしかない」という若い国会議員も現れる現状です。
私自身は戦後生まれで戦争体験は全くありませんが、戦争の恐ろしさを何度も聞かされてきた第二次体験者として、戦争の恐ろしさや平和の大切さを次世代に継承していくことは、我々の責務だと考えます。玉栄丸の爆発は、日本国内で発生した味方同士の事件ですが、戦争がなければ起きなかった事件です。
2度と戦争は起こしてはいけません。平和な世界を永久に継続するには一人一人の努力が必要です。本書はそのような観点から、爆発75周年を迎えた節目の本年に出版することにしました。
▼プロジェクトの内容
境港市が、1995年、50周年記念誌を発刊してから25年経ちました。その後、新たな事実が明らかになったので、その内容を中心に事件の概要とその真相に迫りたいと考えます。また、事件を記録した世間に出回っている写真を収集・整理したので、そのすべて(約40枚)を網羅し、爆発前の玉栄丸船体写真も加えて公開したいと思います。市民も初めて目にする写真もあると思います。
50周年誌以降の新たに分かった事実とは次の内容です。
◎爆発原因は戦後60年以上も不明でしたが、有識者A氏の告白や元憲兵の証言により「兵隊のタバコ」と断定。
◎死者数(ほとんどが爆死)は、戦後の公式発表では115名でしたが、その後確認出来ただけでも120名。さらに徴用朝鮮人船員も加えると、はるかにそれ以上だったと考えられる。
◎事件を記録した写真(写真家・植田正治氏と毎日新聞記者・島雄光蔵氏が撮影したもの)を図書館や市史編纂室にて入手。そのうち、整理した約40枚を公開。
◎謎であった爆発前の玉栄丸船体写真を東京の海事図書館にて発見(2016年)。本からの複写であるが、この写真を公開。
これらの内容を1冊の本にまとめ、玉栄丸の爆発事件を通して戦争の悲惨さを後世に継承したいと思います。そのための出版費用はプロジェクト賛同者から集め、平和な世界の礎(いしづえ)の構築に少しでも寄与できればと思います。
〇発行部数・・・500冊
〇目標金額・・・80万円(印刷代、手数料、郵送料など)
〇本の内容・・・
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- 発刊に寄せて(中村勝治・境港市長)
- はじめに(根平雄一郎)
- 陸軍徴用船「玉栄丸」とは?
- 爆発は4回――「直径50メートルの大穴」
- 「危険な作業を素人の兵隊たちが…」
- 実際の死者は120名以上?
- 爆発原因は兵隊のタバコだった
- 遺族の証言Ⅰ、Ⅱ
- 佳子さまの献花
- 事件に関係する写真集
- 子どもたちの感想(境・渡小学校6年)
- おわりに(根平雄一郎)
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▼プロジェクトの展望・ビジョン
出版後は、地元の小・中・高等学校や公立図書館などに本を寄贈すると同時に、引き続き、各地でこの本をもとに講演活動を展開し、山陰地方だけではなく全国各地にこの事件内容を流布し、戦争の恐ろしさと平和の大切さを訴えていきたいと考えます。このプロジェクトにより、ささやかではありますが、平和な世界の礎(いしづえ)を構築する一助となれば幸いです。
※プロジェクトの発信情報
◎SNS(Facebook)・・・「玉栄丸シリーズ」と題して8回にわたり事件の概要を公開。
1月30日、31日、2月10日、11日、12日、13日、14日、17日
https://www.facebook.com/yuichiro.nehira
・プロジェクトの終了要項
製作物
A5サイズの本、約60ページ
出版完了予定日
2020年5月31日
著者
根平雄一郎
発行部数
500部
◎「日本海新聞」連載・・・3月26日(木)から4月いっぱい。毎週木曜日。
タイトルは「山陰最大の戦災 『玉栄丸』の爆発」。
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・プロジェクトの終了要項
製作物
A5サイズの本、約60ページ
出版完了予定日
2020年5月31日
著者
根平雄一郎
発行部数
500部
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プロフィール
リターン
3,000円

支援者限定オリジナル表紙書籍
出版本を支援者オリジナル表紙で1冊進呈します。オリジナル表紙が購入できるのはREADYFORの支援に限ります。
■オリジナル表紙出版本1冊進呈
■出版する本に、お名前記載
■お礼の手紙
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 62人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年6月
10,000円

祝!出版記念パーティご招待
出版を記念して、支援してくださった方限定のパーティを開催します。
■出版記念パーティーご招待
■オリジナル表紙出版本1冊進呈
■出版する本に、お名前記載
■お礼の手紙
※開催日時、会場は、新型コロナウイルスの収束状況を見て決定致します。現状2020年7月31日までに開催予定。
※開催日時、会場は、2020年6月末までに詳細を決定いたします
※会場は集まった人数によって検討いたします(境港市、米子市内を予定)。
※新型コロナウイルスが収束し、安全に実施できる状況になり次第開催。
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 51人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
30,000円

【応援】次世代へ伝えよう。 出版プロジェクト応援コース
こちらはリターンを気にせず、本プロジェクトを応援して頂けるリターンになります。次世代へ伝えるべく、応援頂けると嬉しく思います。
■出版記念パーティーご招待
■オリジナル表紙出版本3冊進呈
■出版する本に、お名前記載
■お礼の手紙
※開催日時、会場は、新型コロナウイルスの収束状況を見て決定致します。現状2020年7月31日までに開催予定。
※開催日時、会場は、2020年6月末までに詳細を決定いたします
※会場は集まった人数によって検討いたします(境港市、米子市内を予定)。
※新型コロナウイルスが収束し、安全に実施できる状況になり次第開催。
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
50,000円

出張講演会「た・ま・え・ま・る〜山陰最大の戦災75年目の真実〜」
「た・ま・え・ま・る〜山陰最大の戦災75年目の真実〜」についての出張講演会を開催できるリターンになります。支援者様の指定した場所にて、出張講演を致します。
■出張講演会 開催権
■出版記念パーティーご招待
※開催日時、会場は、新型コロナウイルスの収束状況を見て決定致します。現状2020年7月31日までに開催予定。
※開催日時、会場は、2020年6月末までに決定
■オリジナル表紙出版本5冊進呈
■出版する本に、お名前記載
■お礼の手紙
※講演の時間は60-90分を予定しております。
※鳥取県内と島根県東部は無料。それ以外は旅費をご負担頂きます。(開催日時もご指定ください。)
※基本的に場所の制限はありませんが、遠隔地(鳥取県内及び島根県東部以外)は、交通費・宿泊費などのご負担をお願いします。(要相談)
※新型コロナウイルスが収束し、安全に実施できる状況になり次第開催。
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月
100,000円

【応援】次世代へ伝えよう。 出版プロジェクト応援コース
こちらはリターンを気にせず、本プロジェクトを応援して頂けるリターンになります。次世代へ伝えるべく、応援頂けると嬉しく思います。
■オリジナル表紙出版本10冊進呈
■出版記念パーティーご招待
■出版する本に、お名前記載
■お礼の手紙
※開催日時、会場は、新型コロナウイルスの収束状況を見て決定致します。現状2020年7月31日までに開催予定。
※開催日時、会場は、2020年6月末までに詳細を決定いたします
※会場は集まった人数によって検討いたします(境港市、米子市内を予定)。
※新型コロナウイルスが収束し、安全に実施できる状況になり次第開催。
*注意事項:このリターンに関する条件の詳細については、リンク先
(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年7月