支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 100人
- 募集終了日
- 2019年9月30日
なんで自転車プロジェクトはじめたの?
自転車プロジェクトの安田です。このブログ、出張先の兵庫県にて車のなかで書いています。豪雨・・・天気不安定ですね。はやく秋こないかなぁ・・・
さて、本日はこの自転車プロジェクトを始めたきっかけについて書きたいと思います。それはどうしようもない環境のもと勉強をがんばる一人の女の子の出会いでした。
2015年11月、私ははじめてカンボジアを訪れ、コンポンチュナン州の農村エリアの学校や貧困家庭を訪問していました。それは奨学金で支援している子に会いに行くためなんですが、現地の事務局(EDF-Cambodia)がそれだけだともったいないから学校や他の家庭も訪問しようと調整してくれたのです。
この子です。真ん中が安田。その横がEDF-Cambodiaの事務局長のチャンディさん。チャンディさんがカンボジア語(クメール語)と英語の通訳をしてくれました。
この子の置かれた状況の話を聞いたときには本当に目頭が熱くなりました。お父さんとの二人ぐらし。お母さんはいません。
学校から帰ったらすぐに籐の網カゴを2つ作るそうです。この写真の右下の方に写っています。それが1つ1ドルで売れます。だから1日2ドルの収入。これがこの子の家庭のすべての収入です。
「お父さんは仕事してないの?」
当然の疑問です。これまで訪問した家庭は少なくとも両親のどちらかが健在で苦しいながらも農業で収穫があり、それをお金に換えることもできました。でもこちらの家庭は状況が違いました。
安田と子供の間、奥の方に写っている男性がお父さんです。お父さんは重い病気をかかえており、身動きがとれませんし仕事もできません。だからこの子の2ドルの収入がすべて。
「1日2ドル??それで全部??」
この子は看護師さんになることを夢見て中学を卒業したら高校に進学したいと思っています。そして「お父さんは私が守る」と決意しています。
「だったら、がんばって勉強しないとね!!」
そう伝えました。でもチャンディさんが苦い顔をしていました。話はそう単純なものではないようです。
「看護師さんになるためには高校、さらに大学に進まなければならない。そのためのお金のこともそうだけれど高校、大学はこの近くには無いのでこの子は家を離れなければならない。しかしお父さんの面倒を見てくれる人はいない。だから将来、この子は自分の夢をあきらめお父さんの面倒を見ながら、それでも仕事を選び就くことになるでしょう。」
私は胸が詰まってしまいました。
「自分はなんてバカなんだ」という自省。このような状況にある子供たちは他にもたくさんいるのでしょう。これまで訪れた学校にもいたかもしれません。「将来何になりたい?」とバカみたいに質問を繰り返し、手を挙げてくれた子供だけに目を向け会話を楽しんでいました。
でも手を挙げられない子供たちの気持ちを考えることはありませんでした。
「夢なんかより、今日の食べ物がほしい」
何かとても残酷なことをしてきたように思いました。そしてそれを偽善と呼ぶのではないか。
そして「自分はなんて無力なんだ」とも思いました。
私は経営コンサルタント。コンサルタントと言えば困っている人に解決策を提供する仕事です。目の前の小さな中学生を見て、私はこの子が喜ぶような素敵な提案をすることができませんでした。
何も思い浮かばず、何も気の利いたことを言えず、私は結局「勉強がんばりなよ!」と言うしかないのでした。
そしてお礼のお米とプレゼントを渡してこの場を離れました。今回は小さな小さな支援しかできませんでした。それでも近くには良い先生がいて、EDF Cambodiaのサポートもあります。私は自省しつつも、それでもやはり「いつか看護師になれたらいいね!この子の夢が叶いますように!」と心の中で願ってしまうのでした。
これはまた別の子の家です。
「こんなところに中学校があるの?」
少し考えてみてください。日本の地方農村部と同じです。そう、子どもたちの多くは自転車通学です。裕福な家庭の子は車で送り迎えをしてもらっている子もいます。
自転車は新品だと1万円以上。中古でも6千円程度するそうで、日本の相場とそう変わりません。毎日、1ドル稼いでは生活費で消えていく毎日を暮らす家庭に自転車の購入はとても難しいのです。自転車通学と自転車の価格のことをチャンディさんに教えてもらいました。EDF-Cambodiaにも自転車を提供する支援プログラムがあります。でも奨学金支援に対して自転車支援はそう多く集まっていないとのことでした。
私はちょっと自転車に関して考えてみたいと感じました。そう、自転車プロジェクトの種が頭のなかに生まれた瞬間でした。
そして帰国後、プロジェクトの構想をいろいろ揉んで、実現にいたしました。
今日はきっかけの話。最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
みなさんのご協力・ご支援お待ちしております!
リターン
5,000円
現地の様子をお写真でお伝えします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
6,000円
カンボジアのおいしいコーヒーのドリップバッグをお届けします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
・カンボジア産コーヒードリップバッグ5個
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
5,000円
現地の様子をお写真でお伝えします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
- 申込数
- 43
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
6,000円
カンボジアのおいしいコーヒーのドリップバッグをお届けします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
・カンボジア産コーヒードリップバッグ5個
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年2月
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- 6,136,000円
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