カンボジアでサスティナブルな新しい価値観と働き方の創出に挑む

沢山の方々からのご支援と温かいメッセージ、心からお礼申し上げるとともに我々としても一過性のコトにはならないように準備を進めて参ります。

カンボジアへの支援にご興味のある方や、貧困解決、廃棄衣類の減少への理解など、皆様の様々な気持ちが私達にもしっかり届いておりますし非常に励みになります。有難うございます。

何としてもこのプロジェクトを成功させて、持続的でやりがいや生きがいを産む仕事、そしてヒト・モノ・コトが共存する「サスティナブルな新しい価値観の創造とやりがいのある働き方の創出」の実現に向けて尽力してまいります。

 

さて、日本には「手間をかける」という言葉があります。

この言葉には仕事をしている「労力」そして「時間」、「手仕事」の意味が一言で収めれれています。

現代社会では「手間のかかる仕事」「手間のかかる子」などと言ったように、

あまりポジティブには聞こえない「手間のかかるコト」が多く存在しますが、

これまでかけてきた手間や、ちょっとした一手間が今日までのカンボジアを創ってきた事実もあります。

「ローマは一日にして成らず」有名な言葉ですね。

大きな目標や事業は長年の努力なくしてに成し遂げることはできない。という意味です。

カンボジアには世界遺産アンコールワット遺跡群があります。

 

実際に見たことがある方はおわかりでしょうが、全て「手仕事」で作らており。
広大な敷地にいくつもの遺跡が存在し、そのどれもが非常に美しい彫刻のレリーフを纏っています。

 

神話の時代から東南アジア大陸での時代の移り変わりの様子。漁業や林業、農業などの人々の生活の様子。そして生命の誕生から繁殖、死後の世界までが長い年月をかけてしっかりと描かれているのです。

現在も世界で最も有名な観光地として、900年たった今でもなお世界中の人々に愛される、その「手仕事」と「手間」と「センス」こそカンボジアが世界に誇るDNAなのです。

 

さて、本プロジェクトに参加し支援先であるDondondown on wednesday co.,ltd の及川社長とタッグを組み現地指導にあたり、

 

モノづくりにおける大切な「ひと手間」を伝承していくのが現在高知県で活躍されているハンドメイド作家の飯島幸子さんです。

 

彼女はアパレルの専門学校を卒業後、皮革業界に飛び込み、独立後はオーダーメイドでレザーアイテムなどを製作してきました。

プロの職人に縫製を依頼することができるマッチングサイトの『nttte』では、レザーバッグ部門で数少ない『プレミアム職人』と認定されています。

https://nutte.jp/meister?id=7806

衣類やバッグのお直しやリメイクもたくさん手掛けており。
10年以上「ものづくり」と向き合ううちに、いち個人の「ものづくり」に収まるのではなく、「技術と知識を次世代に繋げたい」「大好きなカンボジアで技術支援がしたい」という思いからプロジェクトへ参加していただいています。

 

※以下は飯島さんが実際に作成した作品の一部です。
 

 

 

 

私と飯島さんの出会いもカンボジアです。彼女もまたカンボジアで縫製業、ブランド事業の立ち上げを目指し、何よりモノづくりの素晴らしさを伝えるべく日本からやってきました。

ちなみに、今回のタイトルは彼女のブログから着想しております。笑

 

今回のプロジェクトにおける彼女の意気込みも大変素晴らしいので、是非こちらのブログも合わせてご覧になってみてください。

 

また、彼女の活動の詳細やホームページのリンクも本記事の最後に掲載するので是非ご覧になってみてください。

見ていただけたら分かるかと思いますが、私達がこのプロジェクトを通して伝承していくテクニックは決して商業的な側面ではなく、「持続的で新しい価値観を創造し、やりがいのある働き方の創出」にフォーカスしています

大量生産や市場に支配されているデザイン、効率ばかりを意識したモノづくりではなく。

「必要なモノが、必要な人に、必要な分」届くように。お直しやリメイク。再生させることでモノが過剰になり廃棄される状況は解決できると考えております。

現地で揉まれながらも力をつけた及川さん、コツコツと努力を積み重ねてきた飯島さんの手仕事の素晴らしさがどのような変化をカンボジアにもたらすのか、私も今から楽しみです。

私達のプロジェクトもまた「手間」のかかる活動です。
しかし、これが未来を拓き、笑顔を増やす大事な「ひとてま」なのです。

 

【新着活動報告】

☆ミシンやテーブルなどの調査を開始しました。
カンボジアの子達が将来独立できるようにカンボジア国内で手に入る同じ機械を使います。
職業用、家庭用などミシンやアイロンにも沢山の種類がありますが、飯島さんのプロデュースで非常に快適な工房が作れそうです。

 

☆物件がほぼ決定いたしました。

及川さんが現地で手掛けるリサイクルショップの2階スペースにて、工房を設ける予定です。

ショップ内に設置することで実際に手仕事を見てもらえる機会を増やすこと、リサイクルやアップサイクルについての関心を持ってもらい、人の手で作られた気持ちのこもった製品を活動維持につなげるために店頭での販売を予定しています。

なので、なんとしても達成させたいと心から思っています。
皆様、引き続きの応援、シェアなど、ご支援のほどよろしくお願いいたします！

 

☆飯島幸子さん情報☆
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