ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 5枚目
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 2枚目
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 3枚目
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 4枚目
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 5枚目
ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい
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ウクライナ支援|難民の9割を占める女性・子どもたちの明日を支えたい 5枚目

寄付総額

3,411,000

目標金額 3,000,000円

寄付者
189人
募集終了日
2023年2月28日

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2023年12月25日 17:00

戦下で過ごすクリスマス

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ウクライナ支援のために新たなクラウドファンディングに挑戦中!

ぜひ下記より、プロジェクトページをご一読いただけましたら幸いです。

https://readyfor.jp/projects/care_ukraine_2ndwinter

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今日は1225日のクリスマスです。

24日のイブには、何処もかしこも道行く人々はプレゼントを買い、家路へと急ぎ、愛する人たちとの時間を過ごすための準備に慌ただしくしていました。

 

この喧騒のなか、行き場のない500万人近いウクライナの人々の「今」については、ほとんど忘れ去られてしまったようです。

 

多くの人は、この戦争で家を焼失しました。

 

「友人たちが、かつて私の家が建っていた場所の写真を送ってくれました。今はただの瓦礫の山が残っているだけです」

 

 

避難所で過ごす75歳のスヴィトラーナ・ペトロヴナさんは、涙を流しながらそう語りました。彼女は2022年の春にマリウポリを追われ、「平穏な生活」を願ってウクライナ国内を転々としながら、間もなく2を迎えます。

 

CARE がパートナー団体と協力して支援している避難所「Your Support」には、200 人近くの人々がスヴィトラーナさんと同じような境遇にいます。また、ロケット弾の音爆発音、被災者の叫び声が「日常の音」となっている最前線に近い自宅に戻ろうとした人は、やむなくこの避難所に戻ってきます。

 

 

避難所の人々も、次の日に何が起こるか知る由もありません。

 

「ほぼすべての避難所居住者は、心理的なサポートを必要とし、場合によっては長期にわたるセラピーを必要としています」

 

と、避難所「Your Support」の副所長インナ氏は指摘しています。

 

避難所職員は、避難所の人々に「自分の家」と思えるような家庭的な雰囲気を感じてもらえるよう最善を尽くしています。休日のお祝いを企画し、ワークショップやアクティビティを提供し、可能な限り専門的なサポートを提供しています。

 

「私の人生で聖ニコラス(※)が私を訪ねて来たのは、これまで一度もありませんでした。しかし、朝、避難所で、枕の下に贈り物を見つけました。嬉しい驚きで、気持ちがほころびました」

※ウクライナのサンタクロースの名称

 

と、ムィコラーイウ在住のナタリア・ミコライヴナさん(65)は言います。

 

ナタリア・ミコライヴナさんは、この避難所に入るのはすでに2回目で、冬の間を過ごしています。そして、彼女の長男はロシアに監禁されています。彼女が最後に息子と話したのは202232日でした。それ以来、息子からなんの音沙汰もありません。同じ状況にある他の母親たちからは、息子たちが時々電話をかけてくると聞いています。また、彼女の9歳の次男はドネツク空港で負傷し、治療を受けています。このような状況にある女性たちが、新年に願うことは、想像に難くありません。

 

 

クリスマスイブには、避難所のスタッフがウクライナの伝統的なクリスマス料理「クティア」の作り方を学ぶクラス企画しました。そして、インストラクターは様々なレシピを準備。小麦のお粥を使った伝統的なものから、米やオートミールなども用意しました。東部地域では、これらの材料を使ってクティアを作ることがよくあります。女性たちはレシピを交換し、クリスマスの思い出を語り合いました

 

「テーブルの下にキャンディーを隠したり (ウクライナの古い伝統によれば、これが新年の豊作につながります)、街の通りでキャロルを歌い、夜にはクティアと贈り物を持って教父を訪問します」

 

思い出が彼女たちの気持ちをつなぎます。

 

 

「実はこれまでの人生で、一度もクティアを味わったことがありません」

 

とドネツク出身のオレクサンドルさん(43)は言います。

 

現在、自分と家族のために避難所ではない居住地を探しています。オレクサンドルさんはロケット弾攻撃で負傷後、17回の手術を受けました。骨折と筋断裂により創外固定装置をつけており、そのため片手がほとんど使えなくなり、もう一方の手で、クティアのためにケシの実を挽こうとしています。伝統的に、これは男性の仕事でした。うまくいくと子どものように喜んでいました。9歳の娘は、父親の隣で幸せそうに目を輝かせていました。

 

オレクサンドルさんは、過去について話したくはないと言います。彼は他の人とほとんどコミュニケーションをとりません。彼の家族は、人間関係を再構築するためには時間が必要だと考えており、避難所の誰もがそれを分かっています。

 

 

ここでは、見知らぬ人たちが戦争によって支え合っています。彼らはペルヴォマイスク、ニコポリ、ドニプロ、ムィコラーイウ、マリウポリ、クピアンスクといった、かつて故郷があったウクライナ東部の遠い都市の出身です。

 

今では「Your Support」が彼らの家です。クリスマスには、人々はクティアを一緒に食べ、一つの大家族のようにクリスマスキャロルを歌います。彼らは自分たちの思い出や痛みについて少し話し、その後ベッドで涙を隠して秘密のクリスマスの願い事をします。

 

「せめて小さな家が持てますように。自分の家であれば、どんなに小さくてもいいのです」

 

と、75 歳のスヴィトラーナさんは夢を語りました。

 

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ギフト

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※事業報告は、2024年5月に実施予定です。2024年4月中にメールでご案内をお送りします。

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