過酷な環境で暮らすレバノンの難民の子どもたちに越冬のための食料を！

年の瀬が間近に迫り、寒さも厳しさを増してきました。

海外事業部の中村哲也です。

ここまで温かいご支援と応援を多くお寄せいただき、ありがとうございます。

 

私は現在、主にパレスチナ自治区での事業を担当し、日本から現地をサポートする役割を担っていますが、2006～2010年頃までレバノンと日本を往復しながら、レバノンにあるパレスチナ難民キャンプの幼稚園や補習クラスの運営、子どもたちの指導にあたる先生方への研修などに関わってきました。

 

 

レバノン滞在時で思い出すのは、支援の最前線で働く現地のスタッフたち。

自身もパレスチナ難民としてキャンプで育ったり、壮絶な人生を歩んできたりするような人たちが、眼前で苦境に立たされている人のために働き、支援を具体化していました。

 

その献身的で地域の人々から厚く信頼されている様子を間近で見たことは、滞在中の貴重な経験でした。

 

また、ガザ地区での空爆などパレスチナでの緊急事態が起こると、帰ることのできない故郷を気にかけ、時には身銭を切ってCCPに寄付金を託してくれることさえありました。「ガザのために使ってほしい」と。

痛みのわかる人たちのそうした姿に、私も職員として自分ができることをきちんとやらなければと気持ちを新たにしました。

 

冷たい雨が降るレバノンの冬、暖房機器と居住環境の乏しさによる寒さは平野部に滞在していた私の骨身にも染みました。

雪積もる山間部で隙間風吹きすさぶ暮らしを何年も続けている様子は本当に想像を絶します。

 

寒さをしのぎ健康を保つためにも、カロリーや栄養のある食事が届くことを願わずにはいられません。

経済状況の悪化から、食事の回数や量を減らし切り詰めている家庭があります。

空腹の子どもたちに十分な食事を与えられない親の気持ちもいかばかりか。

普段よりも多くの食事を与えられることは、親たちの心も軽くするのではないでしょうか。

 

ネクストゴールに向けた一投によって、より多くの食料が届けられるようになります。

スタッフ一同、皆様から託された思いに応えます。

 

レバノンで越冬のための食料を求める難民の方々へ、どうぞ皆様の温かいご支援をお願いいたします。