支援金が2倍：コロナ緊急｜北海道－仮住まいから本当の住まいへ

たくさんの応援、本当にありがとうございます。

スタートより約2ヶ月が経過し、多くの方のご協力のおかげで、170万円ものご支援をいただいております。改めてお礼申し上げます。

 

今回はともに支援活動に奔走するNPO法人コミュニティワーク研究実践センターの職員の想いをお伝えさせていただきます。

 

第1弾は、この4月から事業推進室という部署で主任として新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業所の後方支援をするため、「COVID-19の影響による困窮者支援現場への後方支援プロジェクト」を立ち上げ活動する、佐渡洋子です。

 

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この度はたくさんのご支援・応援をいただきまして心より感謝いたします。NPO法人コミュニティワーク研究実践センターの佐渡洋子です。

この法人ができて１０年。最初は若者支援から、引きこもりの若者とホームレスの若者をシェアハウスで生活支援を行い、生活困窮者支援（一時生活支援）を行ってきました。

 

この法人に入った当初は右も左もわからず、ただ若者と一緒に過ごし、寝泊まりしてご飯を食べる。たまに一緒に遊ぶ。時に相談を聴く。そんな従兄弟のお姉さんみたいな支援からスタートし、その引きこもりの子たちが住むシェアハウスにホームレスの若者が住む。双方にあまり出会わない人たち同士の葛藤、しんどさや共感、様々な思いが交錯する、そんなシェアハウスで５年。活動してきました。

そこから生活困窮者支援事業として一時生活支援事業として、シェアハウス型のシェルターを運営し５年。そんな活動を通じて強く思うことは、ホームレスになる方たちの中には、社会的に孤立せず、相談できるところがあれば、そのままの環境で生活保護を受給られれば家も家具も大事な思い出も失う必要のない人が多くいること。

このコロナ禍によって、困窮者支援の現場は４月２０日以降騒然となり、札幌市ホームレス相談支援センターでは５月・６月と労働住宅系の相談が一気に増加し、感染対策の定員減もあり、一時的にシェルターは満室になりました。

 

７月後半からは札幌近郊の地域でもコロナによる住居喪失の相談が増えてきているとの声が上がっています。生活困窮者支援の現場では給付の事務作業に追われ、本来、生活困窮者法で大事にしてきていたの伴走型の支援や地域づくりが失われつつあります。

そんな現場を後方支援し、一人でも多くの人に、家を失ってほしくない。

その思いを起点にCOVID-19の影響による困窮者支援現場への後方支援プロジェクトを立ち上げ、様々な現場のモイや不安をアンケートで頂き、マスクやアルコールなどの支援物資配布やフードバンク支援・感染防止対策の研修支援につなげる。そんな活動をしています。

生活困窮者支援の現場で何が起こっているかをシェアできればとプロジェクトの緊急報告会も行います。【COVID-19の影響による困窮者支援現場への後方支援プロジェクト　緊急報告会！～１０月からどうなる!? これからの北海道～】（アーカイブも残る予定）

「なぜ、今、家の支援が必要なのか。」

そこにつながる様なお話になればと思っております。

シェルターはあくまでも一時的な居場所に過ぎません。その先に自分の居場所を確保する必要がありますが、自力では契約ができなくなってしまう人も多い。家を失うこと、というのは本当にエネルギーがかかることです。ご本人さんも、社会的にもそのお手伝いには多くの費用もかかります。

そしてそれは私達だけの力では、到底実現することができません。
だからこそ、皆さまのお力をお借りできればと思っております。

 

現時点でも沢山の皆様からご支援いただいておりますが、まだまだ目標には届かない状態です。このコロナ禍では様々な分野の方たちが影響を受け、大変な状況と思います。その様な中で、難しいことではあるとは思いますが、引き続き、シェアやご支援・応援の程よろしくお願いいたします。

 

NPO法人コミュニティワーク研究実践センター
事業推進室　主任　佐渡洋子

（COVID-19の影響による困窮者支援現場への後方支援プロジェクト　事業責任者）