日本初純国産の『ダルブッカ』(中東の打楽器)製作プロジェクト
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 49人
- 募集終了日
- 2020年9月16日
岡山発信!NZと日本の伝統文化交流を一般参加者に共有したい!
#子ども・教育
- 現在
- 128,000円
- 支援者
- 18人
- 残り
- 15日
文化をつなぐ|芸能芸術支援-芸団協マンスリーサポーター
#地域文化
- 総計
- 3人
横浜で新しいプロオーケストラを立ち上げたい。
#地域文化
- 現在
- 5,000円
- 支援者
- 1人
- 残り
- 34日
つやま自然のふしぎ館|全剥製を写真集にして唯一無二の場所を残したい
#地域文化
- 現在
- 4,121,000円
- 支援者
- 196人
- 残り
- 19日
100年つづく小劇場|京都で生まれた舞台芸術の灯火を次世代へ
#まちづくり
- 現在
- 1,780,000円
- 寄付者
- 115人
- 残り
- 21日
大谷美術館|貴重な文化財を守り活かすためにご寄付を。
#地域文化
- 現在
- 1,197,000円
- 寄付者
- 41人
- 残り
- 45日
子ども達に体験学習の機会をプレゼントしよう!貧困による体験格差解消
#子ども・教育
- 総計
- 11人
プロジェクト本文
中東の打楽器「ダルブッカ」を日本でつくりたい!
はじめまして。現在岡山にて「ダルブッカ」という中東の打楽器の奏者をしています、ゆうたです。
ダルブッカ(ダラブッカ)とはタブラ・ドゥンベクとも呼ばれる中東の太鼓の一種で、ゴブレット(杯)のような形をしています。
アラブ音楽やトルコ音楽で主に使われることが多く、ベリーダンスの伴奏などで使われることが多いのでもしかしたら見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
現在国内に流通しているダルブッカのほとんどが海外からの輸入物です。
今回、このダルブッカを日本で作ってみたい、と思いプロジェクトを立ち上げました。
ダルブッカを取り巻く業界を盛り上げ、ダルブッカという楽器に少しでも貢献できたらと思い、そして中東で生まれ育ったダルブッカが、日本の職人や素材と出会い、どんな音を奏でていくのか、楽しみで仕方ありません! 皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
「ダルブッカ」って?その魅力を解説
ダルブッカは中東生まれの打楽器で、ドラムセットで使われるスネアドラムのような両面太鼓ではなく、片面のみに打面が貼ってあるとてもシンプルな作りの太鼓です。
その音色はとても多彩で、叩く箇所によって低音から高音まで出すことが可能です。
またダルブッカはスティックなどを用いず、素手で叩く楽器なので、手の形を変えることによって出す音を変えて演奏することが可能です。
つまり、"打面の叩く箇所" × "叩く手の形" の組み合わせによって、無数ともいえる音色をたった一つの楽器で鳴らせるとてもユニークな打楽器なのです。
ダルブッカの魅力はたくさんありますが、個人的に一番知ってもらいたいのは、"同じダルブッカを使ったとしても、人によって出す音が違う"という点と、"人と一緒に叩くと楽しい"という2点です。
まず1点目ですが、ダルブッカは素手で叩く楽器ですので、手の形や叩く箇所によって出る音が変わります。
また、手の大きさや指の長さは人それぞれですし、叩く箇所もその人の腕の長さや癖、叩く環境やその日のコンディションなど様々です。
つまり、全く同じダルブッカを使ったとしても人によって出る音が違うということで、これは音程というものがあまり関係ない打楽器ならではの魅力ですし、素手で叩くダルブッカならではの魅力です。
2点目に、ダルブッカは1人で叩いても楽しいですが、複数の人と一緒に叩くともっと楽しい楽器だという点です。
ダルブッカを使って、みんなで太鼓を抱えて輪になり、一定のリズムを叩きながら順番にソロフレーズを叩く、という遊びがあり、この遊びがしたい!というきっかけもあり、地元岡山にてダルブッカスクールを開講しました。
岡山初ダルブッカスクールを開講。全国各地で演奏しています。
僕自身は高校・大学とアメリカへ留学し、英語とドラムを学びました。日本に帰国後、バンド活動を続ける中で、妻が習っているベリーダンスを通じてダルブッカと出会い、その魅力にハマりました。
2014年から世界的に有名なマスターダルブッカ奏者 Souhail Kaspar氏に師事し、伝統的奏法を学び始めました。2016年に岡山初のダルブッカスクール”AWZAN SCHOOL”(Souhail氏命名)を開講。現在は国内各地で様々なダルブッカ奏者のワークショップに精力的に参加し、リズムや音を丁寧に表現できる奏者を目指しています。
また、岡山で島田しげる氏とダルブッカ・レクのデュオユニット”rhythmic pulse”としても活動中です。
ダルブッカと巡り合って早6年。叩き始めた当初よりも今の方がダルブッカという太鼓の魅力にハマり、現在では叩かない日がないほど毎日必ず叩いています。
知れば知るほど、この楽器の魅力にハマり、今ではもっとこの楽器の良さを知って欲しい、この楽器を叩ける人が増えて欲しいと思い、専用のYoutubeチャンネルまで解説して毎週動画をアップしています。
日本のものづくりの技を活かして、国産のダルブッカをつくってみたい!
「ダルブッカ」と一言で言っても、その種類はさまざまで、サイズ、素材、形状、ヘッドの素材によって分けられます。しかし、どんな種類のどんなダルブッカであれ、共通していることは、現在国内で流通しているダルブッカのほとんどが輸入物であるという点です。
その理由としてはおそらく、マイナーな楽器だということが一番大きいと思います。マイナーであるがゆえに、大手も参入しにくく、国内で製造されることはほとんどなかったのだと思います。
さらにダルブッカは陶器製と金属製(アルミ製が多い)のものにわかれ、陶器製であれば何点か国内で作られているのは知っていますが、金属製については、僕の認識が正しければ国内で作られているものは一つもなく、過去に1度も作られたことすらありません。
金属素材のダルブッカは、アルミや銅を使用した胴体部分にプラスチックのヘッドを貼ったタイプのもので、今最も出回っている素材のダルブッカではないかと思います。
胴体部分に木や貝殻をちりばめた模様が埋め込まれているものが多く、その模様の鮮やかさから欲しくなる方もいらっしゃるようです。金属素材のダルブッカのプラスチックヘッドはボルトで留められており、そのボルトを締めることで緩んできたヘッドを貼り直すことも可能です。ボルトは一度セッティングまたはチューニングした後は緩める必要は基本ありません。
金属製のダルブッカはアルミを鋳造して作られている楽器ですが、そのほとんどが中東など海外で作られています。海外のものづくりの力も相当高いとは思いますが、日本も昔から"ものづくり"にはこだわってきてたくさん職人もいる国です。
もしこの楽器を日本の高いモノづくりの力で作ったら、どんなダルブッカができるだろう?というのがこのプロジェクトを考えた最初のキッカケです。
そして今は、日本初の国産ダルブッカを作り、さらにこの楽器に魅力を感じる人を増やし、ダルブッカを取り巻く業界を盛り上げ、僕がハマったダルブッカという楽器に少しでも貢献できたらと思い、このプロジェクトに取り組むことを決めました。
皆様からのご支援でダルブッカの鋳型をつくります。
今回のクラウドファンディングで作るダルブッカは、プロがよく使用する23cmヘッドサイズの"ソンバーティー"というサイズのものです。
金属製ダルブッカの製造には鋳造という方式を用います。鋳造というのは溶かした金属を液状にしたあと型に流し込み、冷やして目的の形に加工する加工方法です。この鋳造という加工方法には鋳型と呼ばれる型が必要で、みなさまからご支援いただいた資金を、鋳型を作るための費用や加工費用、そして試作品の材料費などに充てさせていただきます。
試作品完成後は様々なプロ奏者などに試奏してもらい、様々な意見をいただきながら、海外製とは違う日本ならではのダルブッカに仕上げていきます。
国産ダルブッカをきっかけに魅力を広めたい!
ダルブッカを取り巻く音楽業界も盛り上げていきたい。
ダルブッカはベリーダンスで使われるアラブ音楽の花形楽器であるため、今まで日本ではベリーダンスの広がりとともに認知されてきました。しかしダルブッカという楽器を単体で見ると、まだまだ日本国内ではマイナーな楽器で、通常の楽器店などに行ったとしても、まず見ることはありません。専門の民族楽器店などに行ってやっと初めて見ることができる程度の認知度であり、このままではなかなかダルブッカという楽器の魅力が広がりません。
国産のダルブッカを作ることで、店頭に並べる機会をもうけ、もっと世の中の目に触れることで、楽器自体のファンが増えてくれることを期待しています。
そしていずれは最もスタンダードな22cmヘッドサイズや26cmヘッドサイズの"ドホラ"と呼ばれる大きいサイズのダルブッカなど、様々なサイズのダルブッカを国産で作りたいと考えています。
また、海外で作られたダルブッカは貝殻や木で模様を装飾してあるものが多いですが、日本国産で完全オーダーメイドで作れるので、オリジナルカラーのダルブッカや日本らしい和柄のダルブッカ、日本ならではの材料と合わせたダルブッカなど、"日本で作るダルブッカだからこそできるダルブッカ"を作っていきたいです。いずれは海外の有名ダルブッカプレイヤーに日本産のダルブッカを使っていただきたいと思っています。
なによりも、今回皆様のお力を借りて、日本初の国産のダルブッカを作り、演奏者がますますダルブッカの魅力を感じ、この楽器に興味を持つ人が増え、ダルブッカを取り巻く業界も一緒に盛り上げていきたいと思っています。
皆様の温かいご支援、どうぞよろしくお願いいたします!
Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/yutas
◆ 応援コメント ◆
iora(ギター&ヴォーカル)、スーパージンギスカンズ(ダルブッカ)
周
アラブ音楽家 ダルブッカ奏者
アブダッラー
杉原さんの音楽仲間のアブダッラーです。
中東起源で1000年近い歴史のある伝統楽器を日本の鋳物技術でカタチにするという、モノづくりの夢をのせた試み。日本人ならではのこだわりを詰め込み、日本とアラブの文化の架け橋になるような記念すべき作品ができるよう応援しています。
ダルブッカ奏者
TAKSEEMA
日本の高い技術力の元で作られるダルブッカに多大な期待を寄せると供に世界のタブラシーンの発展にとっても価値のある貴重な第一歩です!ゆうた君の素晴らしいチャレンジが実りますように是非皆様にもご協力を頂きたいです!
IT系ダルブッカ奏者
(アラブ音楽トリオ「Nejma」、北欧音楽バンド「カンラン」 、
七色の語り「平松千恵子一座」、東欧音楽バンド「バルカニクス」)
森 良太 (Karim)
ゆうたくんとは同年代で、ITに強く、ダルブッカの演奏以外でも仕事を持ち、色んな部分に共通点があり、良き友、良き仲間です。
そんなゆうたくんが立ち上げた「日本製金属素材ダルブッカ製作プロジェクト」。
今まで日本では誰も出来なかった領域に立ち向かうゆうたくん、日本のダルブッカ界の歴史に残るであろうチャレンジだと思っています。私はもちろんこのプロジェクトを応援しますし、是非日本のダルブッカ奏者、愛好家の皆さんも応援してほしいと思います!
ダルブッカ奏者
永田充
ゆうた君は6,7年前、岡山のレッスンに顔出してくれた頃から、会うたびにメキメキと実力をつけ、プロへの階段を進んでいく姿がとても嬉しく、今は信頼のおける同志として頼もしく感じています。ゆうた君の特に素晴らしい所が、類稀なるクレバーさと実行力。愛を込めて”鉄砲玉”と呼びたい(笑)どんどんこれからも風穴を開けて突き抜けていって欲しいです。
このプロジェクトも、これまで日本の奏者が夢見つつ、なかなか踏み出せなかった一歩でした。それをゆうた君が踏み出してくれる事に、心から感謝!プロジェクトの成功を全力で応援しております!!
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プロフィール
岡山市内にて中東の太鼓『ダルブッカ』の演奏者をしています。 岡山初のダルブッカスクールでは定期的なレッスンを行なっています↓ https://yutas.net/darbuka/ また最近ダルブッカの叩き方などを自分のYoutubeチャンネルに上げ始めました↓ https://www.youtube.com/user/yutas
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リターン
5,000円
国産ダルブッカ製作のご報告
・お礼のお手紙
・試作品の試打動画
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
10,000円
国産ダルブッカ応援コース(オリジナルロゴステッカー)
・お礼のお手紙
・試作品の試打動画
・オリジナルロゴステッカー
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
5,000円
国産ダルブッカ製作のご報告
・お礼のお手紙
・試作品の試打動画
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
10,000円
国産ダルブッカ応援コース(オリジナルロゴステッカー)
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- 12
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
プロフィール
岡山市内にて中東の太鼓『ダルブッカ』の演奏者をしています。 岡山初のダルブッカスクールでは定期的なレッスンを行なっています↓ https://yutas.net/darbuka/ また最近ダルブッカの叩き方などを自分のYoutubeチャンネルに上げ始めました↓ https://www.youtube.com/user/yutas