みなさん、こんばんは。「伝統芸能の道具ラボ」の田村民子です。

9月も半ばに入りましたが、なかなか日中は涼しくなりませんね。

私は、ちょっと夏の疲れが出たのか、結膜炎にかかってしまいました! 抵抗力が落ちているとかかりやすいそうです。みなさんも、気をつけてください。

 

★ 今日のメニュー ★

1)歌舞伎の櫛にまつわるお話

2)職人の技が継承されない理由

3)おまけ

 

* では、スタート! *

 

1)歌舞伎の櫛にまつわるお話

 

かつら

この写真は、歌舞伎の女方のかつらです。以前、取材にうかがったときに、特別の目の前で結い上げていただきました。

髪の形は「丸髷(まるまげ)」といいます。既婚者が結う髪型なんですよー。

お武家の奥方も、町人のおくさんも丸髷を結いますが、歌舞伎では微妙に形を変えて、それぞれの雰囲気を出しているそうです。細かいですよね。

 

まげの根元の上あたりに、櫛が差してあるのがわかりますか? ちょっと光ってしまっていますが、これが今回のプロジェクトで復元しようとしている櫛なんですよ。

 

現代の私たちは櫛は髪をとかすために使って、飾るための櫛なんて使いませんが、日本髪は飾るための櫛があったんですよねー。素敵ですね。

 

 

2)職人の技が継承されない理由

 

昔の職人さんが、どうして技を継承せずに亡くなったり、店を閉じてしまうのか?

いろいろ話をきいて推測すると、いい技を自分が持っていれば、いい収入が得られていた時代があったので、他人に教えるという習慣がなかったのでしょうね。



たとえ同じ会社でも、先輩から教えてもらえないため、陰からこっそり先輩の技を見て盗んだり、先輩が帰った後に仕事を盗み見たりしていたという話をよくききます。


現代でもそれを引きずっている職人さんと、時代が変わったから後輩に教えていこうという職人さん、自分の技術をせめて外部の人に(例えば私とかに)伝えておきたいという職人さんなど、いろいろです。

職人の技が個人だけでなく、日本全体の宝であるという、大きな視点で考えられる職人は、少ないのが現実です。けれど、職人さんはそういう狭さもないといけないのだと思います。

私は「伝統芸能に関する道具」だけですが、自分にできることを1つずつやっていきたいと思います。

 
 
3)おまけ
 
竹ノ輪庵
 
先日、USTREAMで放送をしたときの写真が竹ノ輪の竹村さんのページにあったので、いただいてきました(笑)。撮影は本間直子さんです。いつも素敵な写真を撮ってくださいます。
 
クラウドファンディングなるものに参加してみて思うのは、いろんないいご縁が広がっていること。みなさんも、なにかやりたい!ということがあったら、ぜひぜひクラウドファンディングに参加されるといいと思います。
 
私の挑戦は、あと10日となりました。最後までがんばりますので、応援よろしくお願いします!
 
「伝統芸能の道具ラボ」田村民子
 

 

 

 

 

 

 

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