プロジェクト概要

自分たちの生活を自らの手でつくることを学ぶ、

エコカレッジの建設にご協力をお願いします!

 

NPO法人北海道エコビレッジ推進プロジェクトの坂本です。エコビレッジのエッセンスを広く伝え、地域づくりの実践に活かす「余市エコカレッジ」がもうすぐプレ開講します。

 

学び舎建設プロジェクトが、このたび目標の100万円を達成しました。みなさんのご支援に心から感謝いたします。難航していた実施設計が先週、ようやく完了し、まもなく工事契約を結ぶところまでこぎつけました。

 

実は、資材費や労務費の高騰が原因で、全体工事費が1800万円から2100万円まで膨らんでしまいました。エコビレッジらしく、壁塗りや外回りは手作りで時間をかけながら完成させていこうと考えていますが、あと160万円で、研修室の床板を張って、木製サッシを入れることが可能になります。

 

せっかくの広告棟となる学び舎のために、ファンドレイジングも

もうひと頑張りしようと思います。どうぞ引き続き、ご支援ください。

よろしくお願いいたします。

 

(収穫を終え、皆で記念撮影)

 

行政の立場から地域の問題を解決することに限界を感じ、

退職をして「持続可能な生活」の実現に向けて活動を始めました。

 

私は、地方自治体の職員という立場で13年まちづくりや緑化行政に関わって、テーマやセクターごとに分断された世界での問題解決は限界だと感じました。海も川も空も空間はつながっていますが、国や都道府県、自治体の境界はまるでそこに線が描いてあるかのように分けられています。しかしながら、農業の問題を農家だけで、環境の問題を環境専門家だけで解決することは不可能です。


市役所を退職することには不安もありましたが、どうしても分断された世界からつながった世界に飛び出したいと思いました。そして、2006年から2008年にかけて、イギリスを中心にヨーロッパのエコビレッジに訪問・滞在し、目から鱗が落ちる体験をしました。そこでは、住民が協働して人間らしく、かつ環境負荷の少ない暮らしを志していました。あちこち回りましたが、小さなところで10人、大きなところでは500人、1000人という規模で営まれていました。

 

(「人間らしい生き方の追求」が、エコビレッジの本質です)

 

縦割り的な行政組織とは異なり、エコビレッジでは住民が対話と合意形成を重ね、農業も経済も、環境も福祉も、暮らしに関することは全てつなげて考え実践されていました。何より素晴らしいと思ったことは、コミュニティには特別な技術や資格がなくても、子どもでも高齢者でも身体にハンディがあっても誰にでも役割があり、感謝し、感謝されるチャンスがあることです。さらに、日常の労働や暮らしを外部の人たちとも共有し、その機会がまた多くの人びとの学びや気づきのチャンスにもなっていました。コミュニティは食やエネルギーなどの問題解決だけでなく、単身親や障がい者の生活支援としても有効だし、過疎地の活性にも貢献する可能性を持っています。

 

最初はなかなか理解してもらえなかったエコビレッジの活動。

しかし参加して頂いた方から、「生命の大切さを学べた」という

声も聞かれ、徐々に参加してくださる方が増えました。


持続可能な暮らしとコミュニティのモデルになるエコビレッジを創りたい。そう思って帰国しましたが、土地もお金もなく仲間もいませんでした。「理想かもしれないけど非現実的」、「宗教団体みたい」周囲の目は冷ややかでした。


でも、行動しているところに人も情報も集まるだろうと思い、一人でもやろうと決めました。最初は、空知郡長沼町の古民家と2反の畑を教材に、持続可能な暮らしとコミュニティをテーマにした学びの塾を立ち上げました。有機的な作物栽培、建築やエネルギー、持続可能な経済や自立した地域づくり、それらを支えるコミュニケーション力のエクササイズなどをプログラム化したのです。毎年15~20人の様々な年齢、職業の方が参加し、約3割がリピーターとなっています。

 

(自ら田植えを行い、秋に収穫をしてお米を頂きます。)

 

「買っているうちはわからない。自分で作ってみて初めてわかる価値ってあるんですね」ある30代男性が言いました。私自身、手作業でお米を育て、最初に炊いたご飯を口にしたときは嬉しくて涙がこぼれました。後で計算したら10キロ作るのに実費で1万円くらいかかっていました。でも、そのお米は安いとか高いとかいう経済基準では計れない貴重なものでした。鶏をさばく実習もします。毎年一番緊張するプログラムで気分の悪くなる人も出てきます。参加者は食べる裏側にこんなに大変な作業があると知って驚いた、他の生物の生命を頂く重さを感じるようになったと言います。

 

「買えば安くて早くて楽。それなのになぜ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。その理由は、ないものを得るために頭を働かせて汗を流すこと、自分の手で作って初めてわかる他者への感謝が様々な気づきや心の充足につながるからです。2012年からは余市町の果樹園を拠点に余市ハル農園と名づけ、学びの活動を拡大展開しています。

 

(余市の果樹園でブドウ狩りの講習を受ける学生たち)

 

エコビレッジライフは、皆さんの身近なところから

始めることが出来ます。エコカレッジでは、エコビレッジ

ライフの体験を行うことが出来る「学び舎」です。

 

エコビレッジライフは必ずしもサラリーマンを辞めて田舎暮らしをしなければできないわけではありません。都会のマンションでも学校でも、今いる環境で実践できると思います。

 

友人の勤める町中の高齢者ディサービスでは小さな畑と小さな田んぼを作りました。近所の児童館の子どもたちに声をかけて毎月一緒に畑作業をします。自分の植えたキュウリの漬物を昼ご飯に食べるのが楽しみで、芋掘りをする子どもたちの笑顔を見るのが楽しみで、普段は外出嫌いのお年寄りが外に出るようになりました。別の会員さんは学校跡地に同様のコミュニティガーデンを作りました。大学生が育てたかぼちゃの苗を保育園にプレゼンとしたり、多世代が参加して味噌やソバを作ったり、小さなワクワクが広がっています。

 

私は体験をベースに実践者が育っていくことで、人と人がつながり、都市と農村がつながって地域全体が持続可能型へトランジションすると信じています。遠い道のりのようだけれど、普通の市民、一人ひとりが自分たちの暮らしを自分たちで創ること、それを分かち合う心と仕組みを持つこと、それが地域コミュニティのエンジンとなって、引いては様々な課題を解決する力をつける。エコカレッジはそのための具体的な道筋を示すのがねらいです。

 

(自分たちで育てたものを自分たちで育て、食卓を囲みます。)


今回の「学び舎」はその体験を促進する場所です。ビジターが宿泊しながら農作業やものづくりを体験し、エコロジカルな暮らしを学ぶツーリズムや教育研修プログラムを展開していきます。

ちょっとだけ不便な体験と引換えに得る気づき、日頃見えなかった視点は都市生活者にとって貴重です。また、建物はエコハウスとしての実験的な工夫をしており、インフラの維持が困難な過疎の地域や農村のリゾート地では、有益な技術として応用される可能性もあるでしょう。
さらに、移住や就農を考えている人たちが田舎暮らしを体験する住宅になったり、災害発生時には地域の人びとの生活支援ができるような場所になる可能性も持っています。

 

学び舎の概要

 

■学び舎のプログラム
①一般向けの講座やツアーの開催
ブドウの栽培やワインの加工、コンポストトイレやエディブルガーデンの制作、パーマカルチャーの講義とデザイン演習、スローフードやフットパスのツアー、コミュニケーション力アップやチームビルディングワークショップなど。
(主に4~10月の週末開催。30回程度)
②滞在型グループワークショップ
大学や企業、NPOなどの団体単位でのプログラムについては、それぞれ相談に応じながらカスタムメイドのプログラムを提供します。
(1泊2日から1週間程度)
 

(エコカレッジの完成イメージです。)

 

エコカレッジは「持続可能な地域社会」を実現するための学び合いと、それを仕事や仕組みとして試行錯誤する実践の場です。畑や加工所、自然環境などの地域の資源を見つけたり、課題を解決しながら主体的に「気づく力」「考える力」「協働する力」を養うのです。地域の生産現場が都市住民の学びになったり、都市住民の気づきが地域住民の喜びになったりすることで、互いに育ち合い、支え合う関係と環境を創ろうとしています。

 

引換券について

 

・メールニュースによる情報提供

 

・年刊誌「北のエコビレッジ~最初の一歩」

 

 

・余市ハル農園のブドウ

(ナイヤガラ。2014年9月後半~10月末を予定しています)

 

 

・ブドウ狩りご招待券

余市ハル農園のブドウ収穫期に(2014年9月中旬から10月末まで。天気や作物の状況により変更があります)1回有効。1枚で2名までご利用できます。時間無制ブドウ限食べ放題、お持ち帰り用はお買い求めください。

 

・エコカレッジプログラム受講券

2014年~2015年に実施されるプログラムの受講費用の一部として利用できます。 事前にお申し込みください。すでに定員に達しているときは受講できません。

 

・エコカレッジカフェの利用券

 

・余市ハル農園の果物とドリンク(ワインかジュース)のセット

 

 

・お名前を記載したプレートを建物に展示


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