支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 266人
- 募集終了日
- 2021年6月23日
女性のための新しい医療メディア|女性が納得して医療を選べる未来へ
#医療・福祉
- 現在
- 2,902,000円
- 支援者
- 223人
- 残り
- 44日
シリア!北東部に避難した人々に食べ物と衛生用品を届けたい!!
#国際協力
- 現在
- 730,000円
- 寄付者
- 44人
- 残り
- 8日
干ばつ被害により来年度の開校が危うい|アフリカのスラムで生きる孤児
#子ども・教育
- 現在
- 847,000円
- 寄付者
- 91人
- 残り
- 13時間
松代大本営の記憶と記録を平和のために語り継ぐ。祈念館建設にご支援を
#地域文化
- 現在
- 1,180,000円
- 支援者
- 18人
- 残り
- 49日
緊急支援|中国チベット自治区の地震被害へのご支援を
#国際協力
- 現在
- 1,020,000円
- 寄付者
- 143人
- 残り
- 65日
ネパールでも安心して出産できる環境を!小さな命を救いたい
#子ども・教育
- 現在
- 657,000円
- 支援者
- 54人
- 残り
- 34日
多様な人が「働ける能登」を未来に繋ぐ|復興プロジェクト
#地域文化
- 現在
- 2,971,000円
- 支援者
- 234人
- 残り
- 65日
プロジェクト本文
終了報告を読む
達成のお礼とネクストゴールについて(5月21日追記)
皆さまの温かいご支援のおかげで、開始から9日で目標金額の100万円に到達することができました!本当にありがとうございます!
早期からの性教育の必要性について、これほど多くの方が共感してくださったということを、とても心強く思っています。このプロジェクトが、これほど多くの方々から支持されご支援を頂けた事に、驚きと共に大変有難く勇気付けられました!
ネクストゴールは、このプロジェクトがより多くの全国の保育園・幼稚園・小学校などに届くよう、支援者数250名、200万円を目標に邁進していきます。
今後いただいたご支援で、全国各地の幼稚園・小学校等へ出向き、講演会やワークショップ等で皆様にお会いする機会を作りたいと思っています。また、コロナ禍で全国を自由に行き来できない場合は、動画コンテンツ等の作成により、多くの皆さまのお役に立つ内容をお届けできればと思っています。
本プロジェクトに共感頂きご支援くださった方々と共に、子どもたちの性教育が進む社会の実現を目指して参ります。
是非、最初の仲間に加わって頂き共に広めて頂けると幸いです。引き続きご支援よろしくお願いいたします。
はじめまして。兵庫県在住で3男1女の母の大石真那(おおいし まな)と申します。
私は長年行政の保健師として勤務していましたが、業務上、性教育を専門に行ってきたわけではなく、性教育に興味を持ち始めたのは3年前に末っ子長女を妊娠・出産したことがきっかけでした。
女の子の心と体を守るにはどうしたらいいかな?
娘と息子はいつまで一緒にお風呂に入っていいのかな?
上の子たちに「赤ちゃんはお母さんのお腹にどうやって来たの?」と聞かれた時に、どう答えたらいいかな?
そんなことから調べ始めると、徐々に、お子さんの性別に関わらず小さい頃から家庭でできる性教育もたくさんあることを知りました。
そこで、その学びを同じように子育て中の親御さんたちとシェアしたいと思い、まずは乳幼児の保護者向けの性教育の講座を始めました。そして、これまでの活動を通して、現代の親子に必要な絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を作りました。
「げっけいのはなし いのちのはなし」(みらいパブリッシング)
この絵本をぜひ全国の子供達へ届けたい。
このプロジェクトでは、幼稚園や保育園、小学校、図書館、子育て支援センター等の施設へ寄贈するための資金として、支援を募りたいと考えています。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
講座の中で、私はずっと「乳幼児期から家庭でできる性教育がたくさんありますよ。」ということをお伝えしてきました。
なぜ乳幼児期から家庭で性教育が必要なの?
性教育って、思春期になれば学校で習うものなんじゃないの?
そう思われる方も多いのではないでしょうか。
私が乳幼児期からの家庭での性教育をお勧めする理由は、以下の4つにあると考えています。
①子供達の周りにはたくさんの情報が溢れている
私たち親世代と大きく違うところ。それはなんと言っても、インターネットが常に子供達の身近なところにある、ということです。そこには本当にたくさんの情報が溢れていて、たとえ意図しなくても、性に関する情報に触れてしまうことも充分にあります。そして、それらが全て子供達に良い影響を与えるものであるとは限らず、時には正しくない、偏った情報がある可能性も少なくありません。
それを親が全て管理し、触れさせたくない情報をシャットアウトすることはもはや不可能です。そのため、子供が自分にとって必要な情報を取捨選択できる力をつけられるよう、親から必要な知識を与えておく、ということはとても大切だと考えています。
②日本の性教育には様々な歯止めがある
日本は一時、性教育が活発に行われていた時期もありましたが、2000年代に入り「行き過ぎた性教育」がバッシングを受けたことをきっかけに、大きく後退したまま停滞しています。例えば、小学5年生の理科で「ヒトの受精」について習い、赤ちゃんが母体内で成長して生まれることについては習うものの、「性交」「セックス」については学習指導要領上は取り扱わないこととされており、子供達がいちばん疑問に思う肝心なところを教わる機会はほとんど無い、というのが現状です。
日本ではそうしたことを早期に教えることで、「寝た子を起こしてしまう」「興味を持って早くから性行動に走ってしまう若者が増える」と考えられているのです。
③性犯罪から身を守るために
性犯罪というのは、何も女らしい体つきになってから、痴漢やレイプの被害に遭うだけではありません。何をされているかわからない小さい頃に被害に遭うこともあり、それは女の子だけでなく、男の子が対象になることも多々あります。日本でもついに2021年度から「生命(いのち)の安全教育」として、幼児期から被害を防ぐための取り組みを行うことについて、ようやく国レベルでの指針が示されたところです。
自分の体がどうなっていて、どんなことをされたらおかしいことなのか、そんな時にどう対処すればいいのか、きちんと教えていくことが子供の身を守ることに繋がります。
④乳幼児期はとっても素直!
子供が思春期になって初めて月経や避妊の話をしようとしても、お互いに恥ずかしくてうまく話せない、ということがあるかもしれません。対して、乳幼児期はとても素直です。何でもストレートに聞いてくれます。そう、親が疲れてしまうほどの「なぜ?なぜ?期」(笑)。子供がそんな純粋な気持ちで「お母さんの体から血が出てるのは何?」「赤ちゃんってどうやってお母さんのお腹に来るの?」そう聞いてくれる時がチャンスだと私は思っています。家庭でできる性教育のメリットは、そういうお子さんの興味や関心、理解度に合わせて、何度も話ができるということ。ぜひ小さいうちから、性の話を含めて、たくさんの会話を積み重ねていってほしいなと思います。
このような理由から乳幼児期からの家庭での性教育をオススメしてきたのですが、講座に来てくれた親御さんたちからこんな声をたくさんいただきました。
「子供への早期からの性教育は必要だと思うものの、親自身がきちんとした性教育を受けてきていないため、どうやって子供達に伝えたらいいのかわからない。」
そうですよね。親世代がきちんとした性教育を受けてきていないため、知識に自信がなかったり、恥ずかしさが大きかったりして、子供にどう伝えていいのか戸惑う気持ちもよくわかります。
そんな時、絵本はとても心強い味方です。
親御さんご自身の言葉だけで話すのは難しくても、絵本を介して話すととてもスムーズに話せることも多々あります。すでに良質な性教育の絵本がたくさん出版されており、それらの絵本を講座の中でも紹介してきました。
「 親から子へ伝える性の話 」2019年1月30日
ただ、講座の中で、「月経のことをうまく子供に説明できません。」という声をよく聞くものの、月経のことを中心に取り扱った絵本で、心からおすすめできる作品にまだ出会えていませんでした。
月経は「いのち」を繋いでいくための大切なもの。
その本質をきちんと伝えたい。そのための絵本を作りたい。
そして、ご縁あってこの思いに賛同してくれる出版社及びイラストレーターさんと出会い、絵本を作ることができました。
乳幼児期からの性教育の大切さは、それに関心を持って私の講座等へ参加される親御さんには届きます。ただ、それでは関心のない方々へは届きません。また、性教育を家庭だけで担っていくには限界があります。ぜひ、保育園・幼稚園・小学校・図書館・子育て支援センター等、乳幼児や低年齢のお子さんと接する関係者の方々にも、広くその必要性を知ってもらいたいと思い、今回のプロジェクトを決意しました。
この絵本が全国に広がることにより、家庭・教育機関・地域等、様々なところで、子供達が充分な性教育を受けられる環境が整っていくことを願っています。今回のご支援は、性教育絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を全国の保育園・幼稚園・小学校・図書館・子育て支援センター等の施設へ寄贈するための費用の一部として、大切に使わせていただきます。
【ご支援の使いみち】
絵本制作費用、および寄贈分の買取費用 800,000円
郵送費 36,000円
READYFOR手数料 220,000円
【寄贈先の選定について】
まず、作者の参加しているコミュニティ等で事前に周知し、インターネット上での申し込みフォームを通じて受け付けます。
クラウドファンディング開始後は、本プロジェクト内(リターン)でも同時に募集します。その際、推薦者が寄贈施設の方でない場合は、推薦者に寄贈先への了承を事前に得ていただくこととします(※)。
審査・選定方法については、申し込み内容に問題がないことを確認した上で先着順とさせていただきます。
※ 寄贈先への了承を得ていた場合でも、何らかの事情によりスケジュールどおりの寄贈が完了しない場合には、作者の申し込みフォーム経由で応募いただいた学校・施設への寄贈といたします。
2021年12月31日までに200冊の寄贈を完了することをもって、本プロジェクトの終了とさせていただきます。
本プロジェクトへ寄せられた応援メッセージ
「生理」って本当に大切で尊いもの。決して「隠すべきもの」でもなければ「恥ずかしいもの」でもないんですよね。だからいろんな場所で、気軽に小さな子供達にも伝えていくことのできるツールとして、「絵本」はとっても大切だと思っています。
まずは「伝える」ことから始まる子供達への性教育。まずはママたちに手にとってもらいたいなと思っています。子供達への性教育を真剣に、愛をもって考えている真那さんの挑戦だからこそ、応援しています!
株式会社エルパティオ 代表取締役 川﨑暁子(エルパティオ保育園/えひめママハウス運営)
性教育というと難しく考えてしまいますが、絵本の力を借りて、だからと言ってぼかさず子供の疑問にしっかり答えられる、親子で読める絵本だと思います。
また、主人公が男の子というところもポイントだと思いました。月経のこと、妊娠、出産のことは性別に関わらず知っておいてほしいことです。小学生だけでなく、就学前には親子で、中学生は正しい知識をわかりやすく自分で学べる、そんな、一冊だと思います。
明石市立小学校 養護教諭
以前Japan wakuwaku projectで講演していただいた真那さん。日本の性教育について子供達のために、保護者のために、先生方のためにこんなに【愛】のある活動をされている真那さんを応援せずにはいられません!!性の話はどう伝えれば良いか悩みます。この絵本が、全国の学校や幼児教育の現場、家庭で読まれることで、性に関する意識が変わっていけたらと思います。
うちのスクールの教材でも使わせていただきます!! 1人でも多くの方に届きますように!!応援しています!!!!!
現役保育士の学校BEC. 校長 是枝杏奈
それではここから、絵本の内容を少しご紹介します。
まず、月経のことは女の子の体に起こることではあるけれど、男の子も正しく知っていることが必要と考え、あえて主人公を男の子にしました。
昨今「女性活躍」が叫ばれる時代になっていますが、男女が共に活躍するためには、月経やPMS、更年期等の女性特有の身体症状を、性別に関係なく、共に理解していることが必要になってくると思います。対等で心地の良い人間関係を築いていくためには、お互いの体の仕組みを知り、違いを認め合い、尊重し合うことがとても大切ですよね。そのための、まずは「知る」機会になるように、あえて主人公を男の子にする、という設定にしました。
物語は、主人公がお母さんとお風呂に入っていて、お母さんの体から血が出ていることに気づくところから始まります。絵本として、とてもやさしい色使いのイラストになっていますが、単なる物語ではなく、科学的に体の仕組みを知ってもらうということも意識して作りました。
まず、月経の機序について、お子さんでもわかりやすいようにデフォルメして伝えた上で、体のつくりを解剖学的にもきちんと伝えています。そして、痛みは我慢するものではなく、軽減方法があるよということも、伝えたかった要素の一つです。すでに幾度となく月経を経験している女性であっても、案外理解できていないところかもしれません。
月経は決して隠すものでも恥ずかしいものでもからかうものではなく、みんなお母さんに月経があったから生まれてきました。月経は命を繋ぐ大切なものであることを、まずはきちんと伝えたいなと思います。
そして、月経を語る上で、命の始まりについて触れないわけにはいきません。なぜなら月経は妊娠しなかった結果起こるものだからです。そうすると、セックスについてもきちんと説明する必要があると判断し、絵本の中で取り上げています。その上で、不妊や不育症についても触れ、あなたたちが生まれてきたことは素敵な巡り合わせであること、生まれてきてくれて本当に嬉しかったことは、親としてはぜひ伝えたいところです。
そして最後にいちばん言いたかったことは、たとえ月経が命を繋ぐものであったとしても、月経があるからと言って、必ずしも赤ちゃんを産まなければいけないということではない、ということ。「子供を産むか産まないか、産むとしたらいつ何人産むか」を決める権利があなたにはあるんだよ、ということを、ぜひ全ての子供たち、そして大人たちにも知ってもらいたいです。
「生き方には多様性がある。仕事も結婚も子育ても、どんな性別を選んで誰と生きていくかも、みんな自由に決めていい。」
それが、私がこの絵本を通して最も伝えたいことです。
まずは性教育を少しでも身近に感じてくれる親御さんが増え、家庭で楽しく「性」の話ができるようになればいいなと思っています。ただ、性教育は決して家庭だけで担うものではなりません。家庭、教育機関、地域、それぞれで共通認識を持って繰り返し伝えていくことが必要であると考えています。
世界ではユネスコ等が作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に基づいて、5歳からの「包括的セクシュアリティ教育」を推進していますが、日本ではまだまだこの内容は浸透しておらず、日本の性教育は世界的に見て大きく遅れを取っているのが現状です。
日本では「性教育=セックスに関すること」というイメージが強いですが、この「包括的セクシュアリティ教育」は、人間関係、価値観、人権、ジェンダー、暴力と安全確保等、様々な分野が含まれており、従来のいわゆる「健康教育」という側面だけではなく、「人権教育」であり「安全教育」でもあるのです。
自分の体を知り、自分にどんな権利があるのかを学ぶのと同時に、相手にどんな権利があって、どんな違いがあって、それをお互いどう尊重し合って良い人間関係を築いていくことができるのか、生きていく上で必要な知識やスキルを学んでいくのです。
このプロジェクトが、日本の性教育を考え直すきっかけとなり、日本でも「包括的セクシュアリティ教育」が全ての子供達に届くことを願っています。
また、私自身もこれから、絵本寄贈先での講演会をはじめ、お子さんや親御さん・先生方へのワークショップ、さらにはメディアを介した情報発信など、皆さまの応援をいただきながら活動の幅を広げていきたいと思います。
みなさまの応援、ご支援をよろしくお願いいたします。
● 本プロジェクトへのご支援は寄附控除の対象にはなりません。
●支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの広報のために利用させていただく場合がございます。
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プロフィール
兵庫県在住の4児ママ保健師です。 日本の性教育をアップデートしたい!という思いで、乳幼児や小学生の保護者向けを中心に、各種性教育の講座を開催するほか、包括的セクシュアリティ教育を広く知ってもらうための発信を続けています。
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リターン
3,000円
お気持ちコース
●感謝のメールをお送りします。
- 申込数
- 18
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- 発送完了予定月
- 2021年8月
5,000円
お手元に絵本をお届けコース
●感謝のメールをお送りします。
●絵本を1冊お手元にお届けします。(作者のサイン入り)
- 申込数
- 206
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