「マングローブ林の植物連鎖」

 

今日はマングローブ植物同士の関係性についてお話します!

よく「食物連鎖」という言葉を聞きますよね。小動物が昆虫を食べて、大きな動物が小動物を食べる、というような生命のつながりをさします。どれか一つの動物の数が減るとその動物だけでなく、生態系全体に影響をおよぼすと考えられています。

 

もちろんそれはマングローブでも例外でなく、多くの動植物がその営みの中で生きています。しかし、特にマングローブ植物に焦点を絞るとさらに面白いことが分かります。

 

実はマングローブ植物は適応できる塩分の濃度によって、生息域が緩やかに決まっています。下の図でわかるように、海側の塩分が濃いほうから、Avicennia / Sonneratia, Rhizophora, Bruguiera の順に川沿いに並んでいます。実際はこれらは混在していますが、傾向としてこの順番に並びます。

 

さらに、これらの植物の興味深いことは、もしAvicenniaなどがうまく育たなければ、RhizophoraBruguiera も塩分の影響を受け、うまく育たないのです。

Avicennia, sonneratiaの責任重大!

しかもこれらの植物は潮の影響を大きく受けるので、生長が難しい!

 

しかし私たちはこれを利用できるかもしれません。もしマングローブ林で遭難した場合は、冷静に植物の葉と根を観察すれば、自分が大まかにどこにいるのかわかるのでぜひ覚えてください(笑)

 

さて、マングローブ植物については今回で終わりです。面白いなあと思っていただけたら嬉しいです。次回からはマングローブの生き物編!「サルと私たちの交渉」お楽しみに!