
- 目標金額
- 1,200,000円
- 残り日数
- 終了しました
2018年5月31日(木) 23:00 に支援募集を締め切りました。
プロジェクト概要
再びコミュニティーを失った東日本大震災の被災地での復興応援ライブを続けていきたい。
はじめまして。秋田県由利本荘市で活動する『BRONZE道心(ブロンズどうしん)』です。東北の厳しくも美しい自然を表現したオリジナルの楽曲を創作し、バンドで演奏しています。
あるジャズフェスティバルに出演したことをきっかけに、海外を視野に入れて今後の活動を計画していた矢先、2011年の東日本大震災が起こりました。同じ東北の地で起きた大震災。過去に音楽で助けられた私達に何ができるんだろうと考え、被災地でのライブ活動を始めました。
震災のあった2011年から2015年まで、現地に迷惑をかけないようにと10トントラックの荷台を使ったライブを計62ヶ所で行ってきました。しかし、2015年に5年間のライブでトラックは老朽化し廃車に。2016年は、トラックなしでの新しいシステムでライブを行いました。私
当初はこの活動に賛同してくださる企業や団体様を募り共に活動
2016年の活動動画
現地に一切の手間や迷惑をかけない「10トントラックライブ」
東日本大震災が起こった時に、〝音で心が楽になる〟という音楽の原点やBRONZE道心の核となっているリーダーRyumaの思いを改めて考えました。
「幼い頃、家庭環境に耐えきれなくなり、もう死んでしまおうと夜の電車に飛び乗った。 誰かのラジオから音楽が流れた。その瞬間、張り裂ける思いがスーッと楽になりった。音楽の力の凄さを知り、自分もこんな曲を作りたいと思った。」
この言葉のように被災者の方々の心に寄り添えるような活動をしようと、現地に一切迷惑をかけないようなライブの仕組みを考えました。広場さえあれば30分で演奏準備できるよう、10トントラックの荷台をパレット式に開くよう発想。発電機を持参し、嫌な匂いが出ないようBDF燃料という燃料を使用しました。
この発想に賛同してくれる企業や団体を募り、2011年より『音を届ける風の輪プロジェクト』を発足。分野の垣根を超え、一つの目的に向かい、小さな風(力)が集まり、大きな旋風を巻き起こす。この理念のもと、2011年から2015年まで62ヶ所で演奏を重ねていきました。
トラックの廃車とコミュニティーが失われる被災地
この風の輪プロジェクトを続けていく中で、大きな変化がありました。それは、トラックの廃車と被災地の状況です。
2015年、活動を支えてくれた10トントラックが老朽化のため廃車となったのです。新たな協力企業を探し再度の購入も考えましたが、私たちの出した結論は、新たなシステムを構築し活動を続けて行く事でした。
その理由が、被災地の状況の変化です。今までは被災者の方々が仮設住宅に集まっており、そこでトラックでのライブをしていました。しかし、時間が経つにつれ復興住宅に移動し、同じ地域の人々がバラバラになり、震災から支えあってきたコミュニティーがなくなり、人々が集まる機会が失われていきました。
そこで、復興住宅の集会場で、コンパクトにやれる方法に切り替えてはどうか。メンバーやスタッフで話し合い、機材や楽器をすべて持ち込み、小さな会場でも、トラックステージ同様、迫力があっても心地よく聞いてもらえるよう、2016年から新システムでの演奏を試みました。
「初めて聞いたけど、迫力があって良かった!」
「聞く側が一体となって、若返った気分がした。」
「赤ちゃんからお年寄りまで、楽しめたよ!」
演奏を終えて頂いた感想です。このシステムに変えた事により、より身近に音を届ける事が出来るようになったと実感しました。
被災地から依頼を受けている4会場でライブを開催したい!
この『音を届ける風の輪プロジェクト』は、発足当初から企業・団体、個人様からスポンサーとして資金協力していただき、活動しています。私達バンドメンバーへの演奏費用はもちろん発生しておらず、観る方にもご負担は頂きません。
ありがたいことに、
今回、このプロジェクトで皆様から頂いたご支援は『
ライブスケジュール
2018年4月22日
・宮城県 南三陸町「ハマーレ歌津」
2018年8月11日 15:00〜
・福島県 福島市「北沢又団地 復興住宅集会所」
2018年8月12日 15:00〜
・岩手県 大船渡市「川原アパート 復興住宅集会所」
2018年7月〜9月
・福島県 本宮市「恵向仮設住宅 集会所」
2018年10月13日 時間未定
・福島県相馬市「はまなす館」
※こちらは、クラウドファンディングのご支援とは別に、
※今後、ご支援の輪が広がれば、もっと多くの依頼をお受けし演奏していきたいと思っております。
(2018年5月13日現在)
音楽を通じた心の交流から生まれた、様々な思いを糧に。被災地の方からお声がけがある限り『音を届ける風の輪プロジェクト』を続けていきたい。
東日本大震災から、今年で8年目。震災後、被災地の方々は生活に順応しようと努力を重ねて来られました。しかし、生活の面でもこの先の不安がさらに増す中、根本が整っていない現状でありながら「完全自立」を促され、支援の打ち切り・補助金の打ち切りなどが急激に増加しています。今まで盛んに行われていた演奏会やイベント等の数が激減している現状もあります。
音を届ける風の輪プロジェクトも、例外ではありません。「もうやめても良いのでは?」と言われ、このプロジェクトを支援して頂いている数が減ってきています。そんな中、現在支援して下さる企業や団体・個人様には、言葉に言い尽くせない程感謝の気持ちを感じています。
被災地の方々から、「今年もぜひ演奏に来てもらいたい。音を聴くと心がスッキリ晴れるんです。」と言葉を頂いています。クラウドファンディングを通し、多くの人にプロジェクトを知ってもらう事で、更に支援の輪を広げていけたら。そう願いを込め、チャレンジを決意しました。どうか、この活動を継続できるよう協力して頂けたら、幸いです。
2015年の活動動画