【報告】24年12月の活動状況

 

―――イツキさん（20代・男性）―――

 

子どものころから親による虐待を受け、精神的なストレスから入退院を繰り返していました。授業に遅れが生じたり友人関係を築くことが難しくなったりと学校にも家にも居場所が無い日々が続きました。高校で心機一転もコロナ禍もあって家にいる時間が増え虐待は加速。再び不登校となってしまいました。

 

「できるだけ早く収入を得て自立したい」と願っていたものの、しっかりと学校に通えていないこと、親の愛情も信頼も感じられず、また、友人関係も乏しいことに強いコンプレックスを感じていました。自分に自信が持てず「働く」ための一歩を踏み出せずにいたところ、相談先の保健センターから私たちを紹介してもらいました。

 

――支援スタッフの声―――

働くためにいろいろな経験や自信をつけたいと通所を希望していましたが、親との関係が悪く交通費の負担も頼めないということで、皆様の寄付を活用することにしました。人と関わる経験を増やすことで、私たちから見て順調に前進していると感じています。

みなさまのご寄付のおかげで　さまざまな機会を提供することができ、以前よりも他者と関わることへの苦手やコンプレックスも薄れてきているようで、前向きな表情で話してくれるようになりました。

【2024年12月の活用状況と残高】

■活用可能金額：▲68,047円

■活用した金額：64,500円

 

・ICカードによる補填･･･64,500円（13名分）

 

■受益者数：13名（12月31日時点/延べ）

■繰越金：▲132,547円

 

【寄付の引き受け状況】

2024年12月分（翌月25日着金）について

寄付金額：106,000円／寄付者数：43名

活用予定額：70,172円（※1）

繰越金含残高：▲62,375円