エリフさんが持って来た記事:ANA 国際線機内誌『翼の王国』

 

9月17日
ここまでくると、今過ごしている日々が、不思議なことではなくて何かに導かれているようにさえ思えてきています。じゃあ、また何が起こっているの?というと、実は、想いもかけない所からメールが届きました。メールのタイトルは英語表記で、下記のように書かれたものだった。


「A possible visit on Friday」:意訳すると「金曜日にお伺いできますか?」


メールの送り主は、横浜のインターナショナルスクールの先生からで、昨年掲載されたファブラボ鎌倉の英語の記事から活動を知ったという。朝一番なら時間が取れるということで、先日鎌倉に来て頂いた。やって来たのは、切り抜かれた記事を持って、キラキラと目を輝かせているエリフさんというチャーミングな女性だった。(国籍は聞くのを忘れましたが、推測するに日本の方ではありません) 話をすると、小学生のカリキュラムで、テクノロジー、サイエンス、アート、デザインなどを包括したプログラムを何か一緒にできませんか?と言うものだった。先月行なわれたファブラボ国際会議で、欧米諸国ですでに取組まれている、次世代教育プログラムがはじまっているのを、目の当たりにしていた。そのとき、日本とのギャップを痛感し強く危機感を覚え、何かしなければならないと思っていた矢先だった。でも、いったい私一人で何ができるのだろうかと、そこでも足踏みしていた状態だった。そんな時、エリフさんのメールが舞い込んで来た。
 


ファブラボは、米国だけではなく、オランダ、ガーナ、エチオピア、ペルー、インドネシア、世界中に広がるネットワークがある。そして顔がみえる関係性を構築してきたばかりだった。大人にも有効なトレーニングプログラムで、これから教育を受ける子供達にも有意義なプログラムのあり方とは一体どんなものだろう。まだ、何も決まっていないけど、できることならこれから実践しながらその方法論を構築していきたいとすでに心は決まっていた。ただ本当に大きく動けるのは、実績を積んでからの話しになる。



「学び」のスイッチが入った人が、自分の持っているスキルをちゃんと英語で説明できて、世界を渡り歩けるだけのバイタリティーを持った次世代の教育システムを今から構築するパートナーとして、インターナショナルスクールの先生方とプロジェクトが行なえることができれば本当にすばらしい。まずは、お互いを知る所からはじめてみることになった。私ももっとスキルアップしないといけない。



「ものづくり」のあり方も大きく変化するし、教育のあり方もきっと今とは考えられないような感じなる可能性がある。学び続けることに対して制限はなくなる。ジャンルも国境も超えてほんとうにワクワクする「学び」を共有できるプラットフォームを活性化させることが、私のやるべき事だということも。ヴィジョンは、以前よりも明確に見えて来た。そして、現実ももっとリアルに。一番最初に設立されたファブラボからカウントすると10年くらいの実績が世界であるとともに、それまでたくさんのラボが立ち上がり、そしてたくさん消えていっている事実もある。残っている世界のラボは、大学か、国か、資産家か、組織に支援されている。ファブラボ鎌倉は、真っ裸で一人でよちよち歩いている状態。だからこそ、突破口を見つけないといけない。



もう不思議な日々とは呼ばずに、希望も込めて「ミラクルデイズ」とする事にした。

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