プロジェクト概要

暴力のない幸せな世界を願って、

女子による女子のためのファッションショーを開催します。

 

はじめまして!NPO法人しあわせなみだです。

私たちは日頃、性暴力をはじめとした暴力、虐待、貧困、などの様々なバックグラウンドや困難な経験を持つ女性、そういった人々の支えになろうとする女性たちと出会います。その女性たちはみんな、それぞれの課題に真っ直ぐ立ち向かい、「自分が主役の人生」を生きようとするチカラ=「女子力」を秘めていて、この素敵なチカラをより大きなムーブメントに変えて行くことはできないものか・・・と考えてきました。

その中で、女性なら誰もが一度は憧れる「ファッションショー」という形で表現することを思い立ち、準備を進めています。

 

ファッションやファッションイベントが大好きな方、女子力に可能性を感じていらっしゃる方、暴力撲滅を一緒に考えて下さる方、多くの方々のご支援をお待ちしています。よろしくお願いします!

 

 

私たちの団体は、「2047年までに性暴力をゼロにする」ということを目標に、性暴力に遭った方の支援やこれ以上性暴力を増やさないための取組みを行っています。

私たちが支援を行っている性暴力に遭った女性がこのファッションショーの表舞台に立つことは、様々な事情により難しいです。そこで、10代・20代の女の子を支援するNPO法人BONDプロジェクトと一緒に、チカラを合わせて、「暴力がない幸せな世界」というメッセージが多くの人々に届くファッションショーを創り上げたいと思っています。


▼しあわせなみだの活動とファッションショー

 

【女の子たちが235名の女の子たちを救う】

 

家族からの虐待等が原因で、家に帰れず、寝る場所を確保するために、性売(売春)をせざるをえない状況に追い込まれている女の子がいます。暴力で追いつめられ、さらなる暴力に巻き込まれる。そんな悪循環を断ち切るために、私たちの団体では女の子たちの当面の居場所を確保し、適切な公的サービスにつなぐ事業を実施しました。

2013年6月から2014年3月までの10か月間に、235名にのべ266泊を提供しました。

この事業で、街に出て居場所のない女の子たちに声をかける役割を担ってくれたのが、今回のファッションショーを共にするNPO法人BONDプロジェクトの10代・20代の女の子たちです。

 


彼女たちは、同じ女の子たちが抱える暴力、虐待、貧困などの現実を目の当たりにし、「ワタシたちが何とかしたい」という想いで活動しています。
大人ではなく、同年代の彼女たちが声をかけたからこそ、家に帰れない女の子たちも安心して心を開くことができたと考えています。

 

【「出ていけ」と言われためぐみ】

 

実際にあったストーリーを紹介します。

ある日、17歳のめぐみは、祖母と激しい口喧嘩になり、「そんなやつうちの子じゃない!家から出ていけ!」と言われます。いつもは黙って聞いていましたが、この時は我慢ができず、必要最低限のものと現金20,000円をキャリーバッグに詰め込み、「ホームレスをすればいい」と新宿に向かいました。深夜バスが到着し、あてもなく歩いていると、見知らぬ男性に声を掛けられました。

「もしかして、家出?仕事とか住む場所とか探している?紹介するし、提供してあげるから、ついておいでよ」「行く場所ないし、仕事探したかったし、仕方ないのかな」
めぐみはその男性についていきました。


雑居ビルの一室に連れていかれると、男性は命令口調で言い放ちました。
「さて、こっちきて。服脱いで。練習するから。」
威圧的な男性の口調は、恐怖心でいっぱいのめぐみを支配しました。
男性の乱暴で強引な性行為が、12時間以上繰り返されました。

 

今でもめぐみはこう言います。
「知らない男性についていってしまった私が悪かったから、あんな目にあっても仕方ないし、親にもバレたくないから、大丈夫です。」

 

 

【ファッションショー実現へ】

 

暴力に遭った現実を受け入れて生き抜こうとする女性たちのチカラと、235名の女の子たちを救ったBONDプロジェクトの女の子たちのチカラ
・・・この「女子力」が集結すれば、暴力撲滅に向けたメッセージを
社会発信できるかも知れないと考えた時、
「ファッションショー」という1つのアイディアが思い浮かびました。

 

 


【3つのチャレンジ】

私たちは今回のファッションショーを通じて、
3つのチャレンジを行います。

1.困難に遭った女の子たちが今後の人生を歩む力の源にする。
2.暴力は、誰にでも起こりうる「社会全体の課題」であることを知ってもらう。
3.「暴力のない幸せな世界」へのメッセージを発信する。
 

暴力、虐待、貧困などの困難は、特別な人だけが経験する「他人事」と捉えられがちです。しかし、日本では年に6万6,700件もの子どもの虐待相談が寄せられ(※1)、20万6,000人の子どもが犯罪に巻き込まれ(※2)、17歳以下の子どもの15.7%にあたる305万人の子どもが、相対的貧困の状態に置かれています(※3)。

 

※1 厚生労働省『児童相談所での児童虐待相談対応件数』
※2 警察庁『少年の補導及び保護の概況』「少年が主たる被害者となる刑法犯の認知件数の推移」
※3 厚生労働省『国民生活基礎調査』「貧困率の状況」
 

暴力の存在は、社会から隠されます。特に性暴力に対しては、被害者は恥や自責の念に囚われ、誰にも相談できない場合が少なくありません。そして暴力そのものは、心身に深い傷を残します。「暴力」や「性」といった言葉が与えるインパクトの大きさは、ポジティブな要素を見えづらくします。しかし、暴力に遭った人には、その後の人生を幸せに生きる権利があります。ファッションショーという華やかな舞台こそ、困難な経験を乗り越え、「自分が主役の人生」を取り戻すイメージであり、暴力のない、すべての人が輝くことのできる世界の象徴となるはずです。

 

性暴力をはじめとした暴力に反対する女の子たちが、ファッションショーという、世界共通の言語である「美」を発信する場から、暴力撲滅をアピールすることで、世界に向けたムーブメントを起こします。

 

 

 

▼ファッションショー概要

【目的】

1.10代・20代の女の子が「暴力がない幸せな世界」をアピールする、「女子力で世界を変える」瞬間の創造
2.女性から女性への、「暴力に遭っても、自分が主役の人生を歩んでいい」という、応援メッセージの発信
3.暴力、虐待、貧困などの現状や、課題に対する取り組みを、多くの人に知ってもらい、一緒に考え、行動してくれる仲間の輪を広げる。

 

【日程】

2014年10月の1日間 

 

【場所】

渋谷文化ファッションインキュベーションセンター

 

【規模】

来場者100名、出演者30名

 

▼ファッションショー実施体制

【出演者】

NPO法人BONDプロジェクトの10代・20代の女の子たち
10代、20代の生きづらさを抱える女の子たちのための、女性による支援を行う団体。
同年代として自ら支援に携わる女の子たち。

 

【衣装協力】

株式会社原宿シカゴ
創業50年を迎える、服のリユースによるファッションを積極的に
提案する古着販売会社。
社会貢献として、開発途上国に工場を持つことで、女性の雇用創出に協力。
また「洋服ポスト」(いらなくなった衣類を集め、重量に応じた金額を、女性支援をはじめとする社会貢献活動団体に寄付する)に協力しています。

 

 

【ファッションアイテム制作】

 

★しあわせなみだが支援する施設の女性たち

アパートで独り暮らしをするのが難しい人、一人暮らしができるかどうか心配で生活訓練が必要な女性たちが入居する施設の女性たちが作成したファッションアイテムを、出演者たちが身につけてステージに立ちます。入所している人は、過去にDVや虐待の経験を持つ女性たちも少なくありません。約8割が広い意味でのホームレス状態(決まった住居を持たない状態)を経験しています。このファッションアイテムは、入居している女性たちが、1針1針心をこめて作っています。布の裁断から縫製、ハーブの配合などすべて手作りで行っています。全体の売り上げから材料費を引いた分のお金が作業を担当してくれた方に、工賃として支払われます。施設の少ない支給金の中でやりくりしなければならない入居者にとって、貴重な収入源となっています。

 

 

 

【資金協力】

★クラウドファンディング「READYFOR?」を通じた多くの皆さんのご支援により実現します

 

【主催】

NPO法人しあわせなみだ


【企画協力】

NPO法人BONDプロジェクト


【お礼】
明治大学公共政策大学院政策研究:社会起業活動
NPO法人しあわせなみだの事業運営や資金調達について明治大学公共政策大学院社会起業活動の講義にて議論、検討頂き、今回の本企画にも反映させて頂きました。

 


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