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給食のない夏休み期間中に子どものいる困窮世帯への食料支援を全国的に拡大するために、全国各地の加盟フードバンク38団体と協力して行った「第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト」が完了しました。

■プロジェクト概要

 ​・名称：第5回フードバンクこども応援全国プロジェクト

 ・実施時期：2023年7月1日～2023年8月31日

 ・参加団体数：38団体 ​

 ​・対象：子どものいる困窮世帯

・支援世帯数合計：38,549世帯　　

​■こども応援プロジェクトとは

「こども応援プロジェクト」とは、給食の無い夏休みや冬休みに、フードバンク団体が行政（福祉課等）や社会福祉協議会に加え、小中学校などの教育機関等と連携して、子どものいる困窮世帯に食料支援を行うプロジェクトです。

「フードバンクこども応援全国プロジェクト」では、これまで団体ごとに実施されていた「フードバンクこども応援プロジェクト」において全国各地の連携を図り、全国的なキャンペーン活動として実施しています。

■プロジェクトの背景・目的

日本国内における子どもの貧困率は11.5％であり、ひとり親世帯の子どもの貧困率は44.5％（2023年時点）と約半数、実に2人に1人の割合で貧困状態にあります。そのような子どもは、1日のうち十分な栄養が取れる食事が給食だけであることも珍しくありません。

また、新型コロナウイルスと物価高騰の影響により、生活困窮世帯の増加や社会的な孤独・孤立の問題が深刻化しています。

このような状況を受けて全国フードバンク推進協議会及び加盟フードバンク団体は、給食のない長期休み期間中に集中的な食料支援活動を行うことで、これまで把握することのできなかった貧困層の早期発見や早期支援、子どものいる困窮世帯に対する食料支援の全国的な拡大を目的としてフードバンク子供応援全国プロジェクトを実施しております。

■過去に実施した同プロジェクトの実績

第1回フードバンクこども応援全国プロジェクト（2021年7月～8月）

支援世帯数：延べ14,000世帯

第2回フードバンクこども応援全国プロジェクト（2021年12月～翌年1月）

支援世帯数：延べ10,600世帯

第3回フードバンクこども応援全国プロジェクト（2022年7月～9月）

支援世帯数：延べ17,000世帯

第4回フードバンクこども応援全国プロジェクト（2022年12月～翌年1月）

支援世帯数：延べ28,000世帯

■活動報告

本プロジェクトを支えてくださった皆様のおかげで、目標としていた30,000世帯を大幅に超える38,549（直接支援*が24,507世帯、間接支援*が14,042世帯分）の、食の支援を必要とする全国の子育て世帯に届けることができました。

*直接支援:子ども食堂等の他団体への提供分を除いた、自団体から支援世帯へのパントリー活動や配　　送による延べ支援世帯数(お弁当は除く) 

*間接支援:パントリー活動等を行う子ども食堂等、他団体へ提供した食品の重量を世帯数に換算

本プロジェクトを支えてくださった皆様への感謝をこめて、ご報告させていただきます。

■協賛企業様（順不同）

明治ホールディングス株式会社様 　/　

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社様　/　

森永乳業株式会社様　/　モランボン株式会社様　/　

全国農業協同組合連合会様　/岐阜アグリフーズ株式会社様　/

株式会社Ｍizkan様　/　大鵬薬品工業株式会社様　/

銀座ステファニー化粧品株式会社様　/

エフエムジー＆ミッション株式会社様　/

株式会社はたけのみかた様　/　塩水港精糖株式会社様　/

ヨシケイ開発株式会社様　/理研ビタミン株式会社様　/

多くの製品寄贈をいただき、心より感謝申し上げます。

全国フードバンク推進協議会では、今後も全国プロジェクトを継続して実施することで、生活に困窮する世帯への食料支援活動を、全国的に拡大して参ります。

なお、第6回プロジェクトは2023年12月を予定しております。