プロジェクト概要

アレルギー27品目対応へ!食の安心を伝える絵文字を広げたい!

 

はじめまして、NPO法人インターナショクナルの菊池信孝です。私は国際協力に興味があり2005年に大阪外国語大学に入学しましたが、「食に不安」を感じている留学生や日本人との出会いから、2006年に団体を立ちあげて活動をはじめました。 (詳しいプロフィールはこちら:http://foodpicto.sakura.ne.jp/concept/message.html

 

私たちは「すべての人に、おいしい笑顔を」を理念に、アレルギーがあっても安心して外食や買物ができる環境をつくるため、食材ピクト(絵文字)の研究開発と普及活動、食を通した学習啓発活動を実施しています。 

 

食材ピクトとはアレルギーの原因食材などを可視化する絵文字で、現在は特定原材料7品目に対応していますが、今回のクラウドファンディングでは特定原材料に準ずる20品目にまで対応できる食材ピクトをつくり、多様化するアレルギーやそのニーズに答え、もっともっと「おいしい笑顔」を広げていきたいと考えています。

 

(©INTERNASHOKUNAL + NDC Graphics

(食材ピクトはアレルギー7品目と宗教戒律7品目の、計14品目が完成)

(2011年 日本タイポグラフィ協会ピクトグラム部門BEST WORK受賞)

 

 

アレルギーがある人は260万人!こどもでは10人に1人

 

現在アレルギーがある日本人は、総人口の2%(260万人)にのぼります。なかでも、乳児では10%、幼児で5%、学童期以降が1.5~3%と、小さな子どものアレルギーが増えています。

 

日本ではスーパーなどで販売されている容器包装(パッケージ)商品にはアレルギーの表示義務がありますが、ベーカリーやカフェ、飲食店やホテルなど、対面で販売する場所での表示義務はありません。

 

(アレルギーの原因食材と症例数/食物アレルギー診療ガイドライン2012より作成)

 

 

子どもとカフェに行きたい!という夢を諦めたお母さん


活動をはじめた頃、あるお母さんに出会いました。その人は妊娠中からずっと「こどもが生まれたら、一緒にカフェでケーキを食べる」という小さな夢を抱いていましたが、生まれてきた子どもには「乳」のアレルギーがありました。

 

ある日、子どもと一緒に夢だったカフェに行き、店員に「乳」が入っていないメニューをお願いしたのですが、そのカフェでは店員が食材を把握しきれていないため、分からないという返事が返ってきました。

 

ゼリーなど「乳」が入ってなさそうなメニューもあったのですが、安心できる情報がありませんでした。別の店でも同様のケースがあり、そのお母さんは「店員に聞いても分からないことが多く、聞くことがおっくうになったので諦めました」と教えてくれました。

 

(おいしそうなケーキも、食材が把握できないと不安で食べられません)

 

実は同様のケースは全国各地で起きています。わたし自身は何でも食べられますが、今年で3歳になる娘には、生まれた時から「小麦・卵・乳」のアレルギーがあり、毎日の買いものや食事の仕度、外食時にはとても気をつかい、食材が把握できずに苦労しました。

 

レストランで注文したサラダのドレッシングに「卵」が入っていたり、病院のアレルギー検査では検査対象外だった「山芋」を食べてアレルギー症状(発疹)が出てしまったり、失敗は1度や2度ではありません。店員さんに食材を確認しても把握できていないことも多く、新しいお店や食品に挑戦する機会も減り、「もっと食材について分かりやすく表示してくれるお店を増やさないと」と日々感じています。

 

(食材ピクトがあると、料理の食材が一目で把握できて安心です)

 

 

制度や理解の壁を解消する「食材ピクト」というツール


食への不安をなくすにはどうすればいいのか?まず私たちは、食に制約がある人たちに話を聞くことから始めました。すると、安心して食事をするために必要なことは、料理や食品に含まれている「食材を正確に把握できること」でした。そこで、国籍・文化・言語・年齢などの違いを超えて、意味や情報を伝えることが出来るピクトグラム(絵文字)に注目し、その食材バージョン「食材ピクト」をつくることにしました。

 

活動のスタートは、食に制約がある人へのヒアリングから

(アレルギーや宗教戒律など、食に制約がある人へのヒアリングから活動はスタート)

 

世界の誰にでも意味が伝わり、どんな場所でも見やすいことをコンセプトに、私たちはISO(国際標準化機構)のピクトグラム製作ルールを参考にしながら、世界1,500名を対象に「理解度・視認性」の調査を実施。アレルギー7品目と、あわせてベジタリアンや宗教戒律7品目に対応できる14品目で、カラー・ユニバーサルデザインにも対応した「食材ピクト」をつくり、空港やホテル、飲食店や食品パッケージに広げる活動をしています。

 

これまでに、APECや国連などのコンベンション、関空や成田などの国際空港、ショッピングモールやホテルなど全国450カ所以上で採用され、大きな反響をいただきました。食の安全安心や食材表示への意識の高まり、2020年東京五輪に向けた多文化へのおもてなし意識の高まりとともに、最近では食品メーカーからの引き合いも増えています。

 

料理名や写真があっても、食材までは分かりません

(料理名と写真があっても、食材までは把握できないことが多いです)

 

 

食の安心を伝える「食材ピクト」

 

食への不安をなくすにはどうすればいいのか?まず私たちは、食に制約がある人たちに話を聞くことから始めました。すると、安心して食事をするために必要なことは、料理や食品に含まれている「食材を正確に把握できること」でした。そこで、国籍・文化・言語・年齢などの違いを超えて、意味や情報を伝えることが出来るピクトグラム(絵文字)に注目し、その食材バージョン「食材ピクト」をつくることにしました。

 

世界の誰にでも意味が伝わり、どんな場所でも見やすいことをコンセプトに、私たちはISO(国際標準化機構)のピクトグラム製作ルールを参考にしながら、世界1,500名を対象に「理解度・視認性」の調査を実施。アレルギー7品目と宗教戒律7品目に対応できる14品目で、カラー・ユニバーサルデザインにも対応した「食材ピクト」をつくり、空港やホテル、飲食店や食品パッケージに広げる活動をしています。

 

(ベーカリーでの利用様子。一目でアレルギー食材の有無が分かります)

 


求められていた 「コミュニケーション × デザイン」

 

食材ピクトを採用しているレストランの利用者からは、「食材がイラストで表示されていることで、安心して利用できました」、「海外では見たことがない取り組みで、非常に素晴らしいと思います」、「アレルゲンは隠れて入っていることが多いので、とても助かります」(NHKの取材放送より)などのコメントをいただいきました。

 

(ホテルのビュッフェ会場での利用様子)

 

また食材ピクトの採用現場からも、「多様なお客様と正確なコミュニケーションができるので、お互いに安心です」(ホテルのマネージャー)、「メニューに最初から絵文字があることで、自信を持ってお客様へ説明できるようになりました」(飲食店のアルバイト)などの評価もいただきました。

 

さらに、アレルギー科のドクターからも「小売商品や外食産業に食材ピクトが表示されれば、アレルギーがある人でも安心して利用できます。また表示する側もコンタミネーション防止など、一層の取り組みが進むのではないかと期待しています」「現在は外食産業に表示義務はなく、表示するには責任も伴いますが、率先して取り組んだ方が付加価値もあがるのではないかと期待しています」との高い評価も頂いています。

 

(デザイン事務所での食材ピクト開発会議の様子)

 

 

既存の食材ピクトでは対応できない、新たな課題


一方で、食材ピクトの広がりとともに、新たな課題も出てきました。日本を代表する老舗企業や大手メーカーからの引き合いも増えていますが、アレルギーの原因食材が多様化している状況を踏まえ、特定原材料に準ずる20品目にまで対応できる食材ピクトが欲しいという要望が増えています。

 

すぐに対応できれば良いのですが、開発のための予算が足りず、現在は着手できていません。その結果、企業側で独自にデザインをしたり、既存の食材ピクトと言葉による表示が混在するなど、利用者にとって分かりにくい状況が生まれています。

 

  誰にでも分かりやすく見やすい食材ピクトをつくるためには、膨大な時間と費用がかかります。まずはプロトタイプ・デザイン(試作品)をつくり、世界1,500名を対象に「理解度:絵文字をみて意味が分かるか」と「視認性:絵文字のサイズを変えても見えやすいか」を調査します。またその結果を踏まえ、デザイン修正と再調査を何度も繰り返し、世界中の人に分かりやすいデザインへと仕上げていきます。

 

(食材ピクトができるまでの流れ)

 


例えば「乳」の食材ピクトをつくった時には、当初、牧場でよく目にする「集乳缶」のプロトタイプをつくりました。しかし、いざ調査をしてみると「酪農文化がない国」の人々の理解度は非常に低く、世界中の人に分かりやすいとは言えませんでした。

 

そこで、紙パックのデザインをつくりましたが、調査結果からは「紙パックの牛乳が販売されていない国」があることも分かり、何度もデザイン修正と国際調査を繰り返しながら、最終的には最も分かりやすいと評価が高かった、現在の「乳」のピクトが生まれました。

 

(乳の食材ピクトができるまで)

 


アレルギー27品目対応に向け、国際調査とデザインを実施します


アレルギー27品目に対応できる食材ピクトを追加するためには、全行程をあわせて300万円もの費用が必要ですが、私たちのNPOだけで負担するには限界があります。今回のクラウドファンディングを通して、100万円を皆さまからのご支援で、100万円を助成金で、最後の100万円は完成した食材ピクトを使用する企業からのライセンス使用料で賄う計画です。まずはみなさまからのご支援をもとに「世界品質」の食材ピクトを拡大するプロジェクトをスタートさせたいと考えています。


(前回使用した調査票。世界1,500名に「理解度・視認性」を調査)

 

 

「おいしい笑顔」を広げる活動を、応援してください


これまでにも「いいアイディアだね」「ぼくの友達も困っているよ」という沢山の人と出会ってきました。「食材が分からない不安」という社会課題を解決する取り組みには、様々なアプローチがありますが、食材ピクトをつくり広げる活動は「私たちにしかできない活動」ではなく、じつは同じ課題に気がついた人から応援したり、実際に利用しながら、一緒になってひろげていく活動です。

 

(みんなで食材ピクト広げるワークショップも開催)

 

食材ピクトは「コミュニケーション・ツール」ですので、一見すると単なる絵文字でしかありません。しかしこの世界品質のツールには、食に不安がある人たちへの「思いやり」や、安心して食事を楽しんでほしいという「おもてなし」の気持ちがギッシリと詰まっています。

 いま、求められているニーズにきっちりと対応し、「食材が分からない不安」という課題を解決しながら「食の安心」を伝える活動をより力強く展開し、もっともっと「おいしい笑顔」を日本から世界へ広げていくために、みなさまのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

(国籍・文化・言葉の違いを超えて、おいしい料理は笑顔をつなぎます)

 

 

インターナショクナル(実施団体)について


設立理念:わたしたちは、宗教・信条・体質などの理由により「食べてはいけないもの」や「食べられないもの」の有無にかかわらず、言葉の壁を越えてすべての人が幅広い食の選択肢から自分で選び、安心して楽しく、ゆたかな食生活を送れる社会をつくります。

 

名 称:特定非営利活動法人インターナショクナル
設立日:2006年7月(2009年10月法人化)
役 員:菊池信孝(代表理事)、理事5名、監事1名
住 所:〒651-0095 神戸市中央区旭通1-1-1-203
実 績:日本財団の情報公開評価で5つ星(最高ランク)取得済
詳 細:http://foodpicto.sakura.ne.jp
 

 

引換券について

 

・サンクスメッセージ

 

・活動報告書

 

・WEBサイトにお名前掲載(希望者)

 

・オリジナル「キッチンクロス」

食材ピクトをデザインしたキッチンクロスです。長方形(35×90cm)なので、手拭いとしてもご利用いただけます。

 

(キッチンクロス)

 

・オリジナル「クッキー詰め合わせ」

食材ピクトをデザインしたキッキーです。絵柄は全部で14種類ありますが、どれが入っているかはお楽しみに。

 

(試作段階です。完成形はアイシングで可愛くします)

 

・オリジナル「ディッシュプレート」

食材ピクトをデザインした料理皿(磁器製)が、大中小3サイズが各1枚づつ入った、かわいいセットです。

 

(お皿に描かれている食材で、あるメニューが完成します)

 

・完成記念ファンドレイジングパーティ招待券

食材ピクトの追加品目完成を記念したパーティに、招待券1枚につき1名をご招待します。15年2月に、東京で開催予定です。

 

・おもてなシティ「ワークショップ」開催

あなたの街の住民と一緒に街の魅力を発掘しながら食材ピクトを広げるワークショップを1回開催します。開催券には、プログラム企画料、実施料が含まれます。旅費交通費、会場備品費、その他必要実費は別途必要です。

http://foodpicto.sakura.ne.jp/workshop/programs.html

 

・おもてなシティ「地図デザインとデータ納品」

上記のワークショップで発掘した街の魅力や食材ピクトの利用店を紹介する地図のデザイン製作(1回)と印刷用データ納品(1回)がセットになったパッケージです。旅費交通費、印刷製本費、その他必要実費は別途必要です。


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