プロジェクト概要

沖縄県宜野湾市でエイサーを研究し、本を出版することで地域の文化継承を活性化します!

 

初めまして。宜野湾市青年エイサー歴史調査会の中本岩郎と申します。

私は東京で生まれ育ち、高校卒業後に沖縄国際大学へ進学するため沖縄に移住し、家の近所の公民館でエイサー(盆踊り)をしている青年会に出会いました。

その後、宜野湾市内のエイサーの歴史を綴った本を作成するために、市内青年会OBの有志と宜野湾市青年エイサー歴史調査会を立ち上げました。現在は文化継承・地域活性化を目的に映像・写真資料・エイサー節(エイサーの歌)の収集や資料を使った展示会を行っています。そして今回、この地域のエイサーをまとめた本を出版することを決意しました。

 

しかし、調査費や製本費などが不足しています。どうか、ご協力お願い致します。

 

   (去年から踊りを卒業し、エイサーの地謡(三線の演奏者)をしています)

(写真中央が私です)

「大切なエイサーの歴史を後世に残したい」

実は一度、挑戦しました。

 

沖縄では旧暦の7月13日に祖先の霊をあの世から迎えることを「ウンケー(お迎え]」と言い、15日にあの世に送り出すことを「ウークイ(お送り)」と言います。エイサーとはあの世の祖先の霊を迎え、送り出すために踊られる盆踊りです。宜野湾市では現在15の地域で旧盆行事としてエイサーが行われており、エイサーの踊りの継承と地域を練り歩く「ミチジュネ―」と呼ばれる行事の運営は地域の青年会や保存会によって受け継がれています。その歴史は古く、約百年前からエイサーが行われている地域もありますが、平成18年当時は宜野湾市内のエイサーの歴史を専門的に扱った本はありませんでした。

 

(1960年代のエイサーの様子)

 

そこで、「大切な市内のエイサーの歴史を後世に残したい」という想いから、市内青年会OB有志と宜野湾市青年エイサー歴史調査会を立ち上げ、市内の27地域のエイサーの歴史調査を行い、平成24年に「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~」を500部発刊し、本は全て無料で配布されました。今後も本を継続的に後世に届ける為、また本会が地域資源を活用した地域還元を目的に継続した活動ができるよう、「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~【増訂版】」を発刊し販売することにしました。

 

 

地域とエイサーと私、そして課題

 

私がエイサーを出会ったのは沖縄に移住した2005年の夏の事で、家の近くに長田区の公民館があり、そこでエイサーの練習をしている青年会の姿でした。近所に住む地域の人と関わりたかった私は、迷うことなく公民館を訪れ、心優しい仲間たちと一緒に青年会としてエイサーに参加することになりました。その後、年を追うごとに青年会の役員となり、24,25歳の時に県内では異例の県外出身の青年会長となりました。

 

また、市内の青年会で組織される市青年連合会を通じて、他地域の青年会の人達と関わる機会に恵まれ、市内の青年エイサーを一同に集めた宜野湾市青年エイサー祭りに参加し、宜野湾市のエイサーの多様性に驚きました。宜野湾市のエイサーの特徴は一括りできないことと、近隣する地域でも衣装や太鼓の種類や唄、踊りが異なり、それぞれのエイサーに魅力的な特徴があるということです。

 

(締太鼓と大太鼓が主体の新城区エイサー)

 

(パーランクー(小太鼓)が主体の我如古区エイサー)

 

しかし、エイサーの担い手である地域・自治会・青年会は年々減少傾向にあり、これは宜野湾市だけでなく沖縄県内各地で課題となっています。近年後継者不足により休会している青年会も多くあり、自治会の加入率も低下してきてり、このままの地域の団体が衰退していくと、地域の行事やイベントの運営が困難になるかもしれません。

 

また、戦前や戦後間もない頃のエイサーの経験者である話者の方も高齢化が進み、エイサーの発祥や昔の様子を知っている人は少なくなりつつあります。話者がいなくなってしまうと、地域のエイサーの歴史を残すことはできません。沖縄県の各地で古くから地域に育まれた旧盆行事のエイサーですが、市町村でエイサーの歴史を専門的に調査し、文献として残す取り組みをしているのは大変少ないというのが現状です。

 

(写真の収集と聞き取り調査の様子)

 

自費出版のため、補足調査・執筆・製本費用が不足しています

 

この度「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~【増訂版】」を発刊するにあたり、補足の為の調査費用や製本費用がありません。補足調査は平成27年2月から6月の5か月間掛けて市内全域の約30地域を対象に行い*1、執筆期間を含めて9月に発刊を予定しています。完成した本は市内の青年会、保存会、公民館、公共機関、その他調査に協力して下さった地域の方には無料で配布いたします。そして、今後いつでも多くの人達が本を手に取れる環境をつくるため、県内の書店で販売をします。本の売上はエイサーを継承している地域や団体のために活用していきます。

 

*1:調査の対象地域となっている約30地域の中には、戦後は普天間飛行場の建設に伴い接収されてしまった地域や、行政区再編成により合併された地域も含められています。

 

宜野湾市の行政区と字を照らし合わせた地図

引用:「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~」

 

もし、補足調査*2ができなれば、これまでエイサーが無いとされてきた地域の調査ができず、地域の新たな歴史を残すことが出来ません。もちろん地域の歴史や行事のことは地域の先輩方から教えてもらうのが一番ですが、本が発刊さることで地域を知るキッカケになったり、より深く地域の歴史を感じる事ができると思います。また、以前発刊された500部の本は、市内外問わず本を求める方や協力者・話者の方に地域の公民館・公共施設など全て無料で配布しましたが、500部という限られた部数だったため限られた人や場所でしか本を手に取る事ができません。

 

*2:補足調査

 以前500部の本を発刊した後に、今までエイサーがないと思われていた地域でも戦前にエイサーがあった事や、新たな話者の方との出会いがありました。しかし話者の方の中にはご高齢の方も多数いらっしゃるため、早めの補足調査が必要です。

 

(発刊について県内の新聞に取り上げてもらいました) 

 

地域行事を活用した地域還元へ。覚悟を決めて、頑張ります。

 

宜野湾市のエイサーの歴史を残す事は、先人の方々のエイサーに対する想いや、自分の踊っているエイサーのルーツを知ることができ、後世に地域の文化を繋げる大切な財産になると考えています。また、エイサーを継承している地域の青年会や保存会は若い人たちが地域に関わるキッカケになっており、エイサー以外の地域のイベントや行事を運営する為にも欠かせない存在なのです。つまり、エイサーを継承することは、担い手の地域や団体の活性化に繋がっているということです。

 

(宜野湾市の各青年会代表者と連合会役員) 

 

また、このプロジェクトが成功すれば民俗学や歴史学の可能性が再認識されることや、宜野湾市のみならず県内の各地で地域の青年や学生が主体となり市町村の文化を本に残して継承するという活動が波及するかもしれません。素晴らしいエイサーの歴史を残すべく、宜野湾市の各地域にあるエイサーの歴史について、地域のお年寄りや若者から聞き取り調査を行い、市内のエイサーの歴史を記録した本「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~【増訂版】」を1000冊発刊します。

 

(宜野湾市青年エイサー歴史調査会の会員です。メンバー募集中!!)

 

歴史学や民俗学は食っていけない現状


 考古学は発掘の民間企業があったり、理系は教員や研究機関などがありますが、文化的なものを専攻しても将来の仕事には直結しないのが現実です。沖縄県内の全体的な傾向として、歴史学や民俗学は文系の中でも働き口が少ないのが現状です。民俗学における地域での聞き取り調査で得た経験と調査結果や、歴史学における時代考証や考察は大変貴重な財産であるにも関わらず、卒業後の進路は開拓されていません。学芸員や市町村の教育委員会管轄の文化系の仕事もありますが、年間数人程度の雇用しか無く、臨時や嘱託の人が大半でしょう。近年沖縄においては歴史学者や民俗学者として活躍されている方もいますが、企業や団体として正規雇用する場所はほとんど無いに等しいです。

 

「地域の文化を大切にしたい」という気持ちを持っていたとしても、一人の地域住民として行事に参加したり、ボランティアをする程度が限界であり、今後は地域のことを考える志ある人達に民俗学や歴史学を専門として職業を確立する必要があると感じています。地域に広がる歴史的、文化的なモノを収集したり、整理することで付加価値をつけて利潤を生むということです。今回の「宜野湾市内のエイサーの歴史を調査して本を作る」という取り組みも、この支援金がなければ叶えられません。しかし、実現すれば民俗調査、歴史調査を立派な一つの雇用として生むことに繋がります。


「地域資源の循環を作る」


1,地域の皆さんからエイサーの話を伺う
2,話を整理してまとめて本を作る
3,本を地域の皆さんにお渡しする
4,地域の皆さんから「ありがとう」を頂く
今まではこれで終了でした。

私はこれまでのステップの先を作りたいのです。
1,地域の皆さんからエイサーの話を伺う
2,話を整理してまとめて本を作る
3,本を地域の皆さんにお渡しする
4,地域の皆さんから「ありがとう」を頂く
5,大衆向けに本の販売、地域向けのイベントを開催
6,収益で地域の団体や公民館に還元する

以後
1,大衆向けに本の販売、地域向けのイベントを開催
2,収益で地域の団体や公民館に還元する
3,地域の皆さんから「ありがとう」を頂く

つまり、地域資源を活用した循環を作り、地域活性化のお手伝いをしたいのです。


「エイサーは貴重な文化資源」


沖縄の旧盆を中心に行われるエイサーは、地域の青年を中心に踊られ続けていますが、年によってアレジンを加えたり、隊形や衣装に趣向を凝らしたり、青年達の自由な発想や遊び心が盛り込まれています。もちろん地域によっては、昔から衣装や踊りを変えずに継承していることもあります。地域のエイサーの本を作ることは、特定の地域のエイサーを定義付けする訳ではなく、いかにして継承されてきたか、歴史の過程を残す為にあるのです。

 

勇壮なエイサーは地域の人だけでなく、県内外問わず多くの人達を魅了するもので、近年では沖縄を飛び越え世界各地で踊られています。しかし、これまで沖縄県内の市町村単位でエイサーの歴史を綴った本を作成したのは沖縄市の『エイサー360度』と本会が作成した『宜野湾市のエイサー』だけです。
沖縄においても「青年の遊び」という概念が先行されてしまい、文化的な価値を見出しきれていません。地域において100年以上のエイサーの歴史を持っていたとしても、多くの地域では青年会が継承しているという事は、エイサーが地域の青年にとって活動の源になっていると言って過言ではありません。
この本の制作を通じて、いま一度エイサーを地域の文化として見つめるキッカケになれば幸いであります。
 

皆様のご協力宜しくお願いします。

 

 

※金額の内訳について

本印刷費 600,000円
取材費(交通費、調査人件費など)540,000円
引換券購入費 10,000円
郵送費 10,000円
その他(ready for?成果手数料17%を含む)238,000円

 

引換券について

◎3000円

・「宜野湾市のエイサー~継承の歴史~【増訂版】」1冊

・サンクスレター

◎5000円

3000円の引換券に加え

・「宜野湾市のエイサー~唄い継がれるエイサー節~」総集編CD1組

◎10000円

5000円の引換券に加え

・「宜野湾市のエイサー~踊りと担い手の姿~」 総集編DVD1組

・発刊する本に氏名の掲載

・沖縄のお菓子

◎30000円

10000円の引換券に加え
・「宜野湾市のエイサー~唄い継がれるエイサー節~」CD全巻(CD15枚組)

・宜野湾市の特産品

◎50000円
30000円の引換券に加え
・「宜野湾市のエイサー~踊りと担い手の姿~」DVD全巻(DVD15枚組)

 

『宜野湾市のエイサー 継承の歴史 増訂版』の制作に関わる協賛・支援を12月27 日からはじめて、今日で約2か月が経ちました。3月1日現在で665,500円の協賛・支援を頂きましたことについて、ご協力頂いた皆様へ感謝申し上げます。


当初目標としていた1,400,000円には及ばなかったことについては、事務局側の力不足であり、大変反省しております。しかし、本を制作を諦めたわけではありません。目標金額に達成できるよう、協賛・支援期間を3月31日まで延長することにしま した。引き続きご理解、ご協力の程お願い申し上げます。


この度クラウドファンディングでご支援頂いた金額は決済されませんが、引き続きご賛同頂ける場合は下記連絡先までご一報ください。大変お手数 をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


クラウドファンディングを取り組むにあたり、ご協力頂いたready for?様には大変お世話になりました。担当者様はじめ、多くの皆様のお陰でここまで出来ました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

宜野湾市青年エイサー歴史調査会
会長 中本 岩郎
Mail:ginowan.rediscovery@gmail.com
HP:http://ginowaneisa.jimdo.com/